危険度の比較:自動車VS原子力発電所

現在、原子力発電所を建設できる会社は3グループ6社。
 ・日立製作所(日)+ゼネラル・エレクトリック(米)[戦略的提携]
 ・東芝(日)+ウェスチングハウス(米)[東芝が買収]
 ・三菱重工(日)+アレバ(仏)[技術提携]
この状態で、アメリカは28基34基と中国は110基の原発を建設予定です。
すなわち、このままではどう転んでも日本に利益を持っていかれてしまいます。
これを防ぐために、日本から原発を取り上げようと暗躍しているように感じます。

「おやすみなさい、柏崎刈羽原発」 坂本龍一さんら、廃炉求めネット署名運動

 芸能人を使った、典型的な大衆洗脳にしかみえません。
坂本龍一さん、危険で不安なものを排除したいなら、まず、自動車におやすみなさいをいったらどうでしょうか?

 危険だけれど便利なものの栄えある一位は間違いなく自動車ではないでしょうか。
毎年確実に7000~8000人を殺しています。
しかも、これは事故後24時間以内の犠牲者の数です。
これを事故後30日以内とすると、約1.2倍になります。
この理由は、重症の高齢者が持ち直さずに死ぬことが多いためらしいです。
すなわち、10年で余裕で10万人ほどを、自動車が殺しているわけです。
こんな危険なものを放置していいんでしょうかね?

 原子力発電所関係でも犠牲者はいます。
ここ10年を見ても、東海村JCO臨界事故で2人。
美浜原子力発電所で蒸気漏れ事故で5人。
7人は死んでいます。

 10万 vs 7。
原子力発電所関係の死者よりも、自動車関係の死者が遥かに多いのは理解できていただけたと思います。
原子力発電所の危険よりも、自動車の危険をあおり、車にお休みなさいを言った方が安全な日本が実現できます。

 私は、自分への危険度と利便度から見て、両方を許容します。
どちらかを諦めろと言われれば、自動車を諦めます。
これは鉄道網が発達した都心に住んでいるからです。
そして、鉄道網は電気なしには実現できません。
私の業務である電算機も同様です。
一方、実家は、車が無ければ生きていけない場所ですので、車が必須と言う人も理解できます。
ゆえに、両方許容します。

 将来的に、原発を無くすために代替技術の開発に力を入れるなら賛成です。
将来的に、自動車を無くすために代替技術の開発に力を入れるなら賛成です。
代替技術の開発も為しに、人々の不安をあおり、それを抹殺し、日本に住む人々に不便を強いようという情熱に反感を覚えます。

補足:IAEA事務局も「地震による損傷は原子炉や安全システムに影響がない部分に限られたようだ」と指摘
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070910-00000194-jij-int柏崎原発調査、日本側結論を裏付け=世界中に教訓-IAEA事務局長
9月10日23時0分配信 時事通信

 【ベルリン10日時事】国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は10日、ウィーンの本部で始まった理事会の冒頭声明で、新潟県中越沖地震による東京電力柏崎刈羽原子力発電所の被害状況について「IAEAによる調査は日本側の結論を裏付けた」と述べた。経済産業省原子力安全・保安院は17日から開かれるIAEA総会で、被害状況を報告する予定。
 同事務局長は「放射能漏れの量は健康や環境に対する安全基準を大幅に下回っていた」「地震による損傷は原子炉や安全システムに影響がない部分に限られたようだ」と指摘した。
 また、「調査団の結果や日本側の分析は、世界中の他の原発にとってプラス、マイナス両面の重要な教訓を含んでいる」と強調した。 

This entry was written by Ez-man , posted on 火曜日 9月 11 2007at 04:09 pm , filed under 政治 . Bookmark the permalink . Post a comment below or leave a trackback: Trackback URL.

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