団長です。 実は質問していただけると非常にありがたいです。その理由は、今まで明文化されていなかった、関係者の頭の中にだけあった事柄を電子データとして残す機会が出来るからです。 お手数とは思いますが、判らない事がありましたらお気軽に質問していただけると幸いです。 ご迷惑をおかけしております。== 質問 1. =============================================== 能力値の成長が可能なものは、第一指針か第二指針で「優先度が4以上」の能力となっています。-- 回答 1. ----------------------------------------------- そのルールは廃止されました。無視してください。 5年前の残骸が残ってしまっていました。申し訳ありません。== 質問 2. =============================================== 第二指針の役割はどういうものでしょうか?-- 回答 2. ----------------------------------------------- 指針とはキャラクタがなにを指針として生きているかを表すものです。ルール的には基礎となる能力の練度の決定と修得するPADの種類に影響します。(OGでは、さらにテンションに関係します) 第二指針も同様に基礎となる能力の練度の決定と修得するPADの種類に影響を与えます。 PADは修得時に、「第一指針と第二指針のどちらに従うか」をサイコロを振って決定します。 このときの賽の目が1〜4ならば「第一指針」に従って、5〜6ならば第二指針に従ってPADの種類を決定します。「例: 連邦軍で小隊長をしているデイルの指針は[調和/防衛]である。戦闘には向かないが、隊長としては割と有能な彼をよく表している指針だ。 そんな彼のパイロットレベルが上昇した。 パイロットレベルが上がると搭乗可能なMSの種類が増える。そしてPADを一つ獲得できるのだ。 まず、第一指針に従うか、第二指針に従うかを1D6で決定する。1〜4で第一、5〜6で第二(PAD決定指針決定表)である。彼の賽の目は4であり、第一指針「調和」でPADを決めることになった。 第一指針「調和」のPAD種類決定表によれば1〜2:特殊系、3〜4:支援系、5:精度系、6:モラル系である。賽の目は3であり彼は支援系PADを獲得することになった。 支援系PADのPAD決定表によれば1〜2:援護、3〜4:妨害、5〜6:鼓舞である。賽の目は5であり彼は支援系PAD:鼓舞を獲得することになり、台詞は「敵の急所をここだ!集中砲火を浴びせろ!」とすることにした。 : その後、再びパイロットレベルが上昇したデイル。今度はPAD決定指針決定表での賽の目が5であり、第二指針「防衛」でADを決めることになった。 第二指針「防衛」のPAD種類決定表によれば1〜2:回避系、3〜4:威圧系、5:支援系、6:特殊系である。賽の目は5であり彼は支援系PADを獲得することになった。 その後さらに支援系PADのPAD決定表でも5を振り、彼は再び支援系PAD:鼓舞を獲得した。取り合えず台詞は「火線を集中させろ!一気に殲滅する!」とした。 もとから鼓舞持ちであったデイルのPADは、その半分が鼓舞と言う異常事態に陥り、戦闘では常に一番最初に動くことを強要され(PADで鼓舞が出ると味方の武器の効果が+4されるため)、鼓舞が出ると次のラウンドの行動は最期(鼓舞は、次に自分が能動行動するまで続く)、という究極の太鼓持ちになった。 どっとはらい」== 質問 3. =============================================== ダメージを減少するものには、防御武装(バリアなど)、テンション、装甲、サポートガード、といったものがありますが、処理手順はどうなりますか? また、誘爆のダメージ増加タイミングはどこですか?-- 回答 3. ----------------------------------------------- 実例を持って対応します。攻撃側:「量産型ゲシュペンストMk-II」防御側:「ヒュッケバインMK-II」 各機体のデータは機体データを参照して下さい。 0.攻撃側特技判定(CA,BA,CT) 1.攻撃側命中判定 (成功したしたとみなします。) 2.攻撃側命中判定時PAD処理 3.防御側特技判定(BM,BK) (もし攻撃がW属性なしO属性あるいはK属性ならばブロックが可能) 4.防御側回避判定 (失敗したとみなします。) 5.攻撃側ダメージ判定 :[武器の効果(マシンガン:-2)+効果決定ダイス(2D6:4,4)] (-2+4+4=6…効果決定ダイスのゾロ目により+C) 6.攻撃側テンションによるダメージ修正 :[攻撃側「第一指針:戦闘/生存」のテンション効果(TENSION 1:+2)] (6+2=8) 7.攻撃側機体損害表判定 :[機体損害表(決定ダイス6:誘爆(×2))] (8×2=16) 8.防御援護側特技判定(SG,BK)-->8a 9.防御側防御処理 :[D装備(グラビティウォール(-10))] (16-10=6) :[ダメージ6,装甲5…貫通]10.防御側テンションによるダメージ修正 :[防御側「第一指針:防衛/名誉」のテンション効果(TENSION 2:-4)] (6-4=2)最終的受けるダメージ:28a.僚気のヒュッケバインMK-IIサポートガード発動。 (もし攻撃がW属性なしO属性あるいはK属性ならばブロックが可能) :[サポートガード、ダメージ1/2(切り捨て)] (16×1/2=8)9a.防御側防御処理 :[D装備(グラビティウォール(-10))] (8-10=0) サポート機、ダメージ無し(ここで、グラビティウォールを使用していなければ8点のダメージ かつ、装甲が8以上あってもダメーシを弾くことは無い)== 質問 3. =============================================== 致命的命中時に、防御武装、テンション、装甲、サポートガードはどう扱われますか?-- 回答 3. -----------------------------------------------D属性兵器 :通常どおりに効果発揮S属性兵器 :通常どおりに効果発揮テンション:通常どおりに効果発揮装甲 :通常どおりに効果発揮 (機体損害表の効果が「装甲」ならば2倍として扱う)Sガード :通常どおりに効果発揮 (庇われた者が受けるはずだったダメージの半分(切り捨て)を受ける。 誘爆していれば、ダメージは大きくなる。 モニター、足/腕、武装などの場合は、 自分がそれを受けたのと同じ効果となる)(Sガード:サポートガード)属性の簡単な説明 D属性兵器 :バリアなど判定なしで使用する防御兵装 S属性兵器 :ジャミングなど判定が必要な防御兵装== 質問 4. =============================================== ラウンドの概念を確認したいのですが-- 回答 4. ----------------------------------------------- ラウンドとは、先行決定判定(イニシアティブチェック)から先行決定判定の間です。 ラウンドは以下の流れを持ちます。 1.先行決定判定 2.変形フェイズ 3.先行行動フェイズ 4.後攻行動フェイズ 5.意識維持判定フェイズ== 質問 5. =============================================== 武装使用可能タイミングはどうなっていますか?-- 回答 5. ----------------------------------------------- 1回の行動では、一種類の武器は一度しかつかえません。 ここで言う行動の単位は「攻撃」「カウンター」などの一つ一つです。 従って、普通(連続攻撃などをしない)はあまり気にする必要はありません。 通常攻撃(及びカウンター及びPADによる追加攻撃)時には、PADにより追加攻撃が生じる場合があります。 この場合に武装使用制限を考える必要があります。「例: キョスケ=ナンブの駆るアルトアイゼンの武装は以下の4つである。 1.ヒートホーン 2.3連チェーンガン 3.リボルビングステーク 4.スクエアクレイモア 3連チェーンガンの攻撃でキョウスケはPAD殺到!を発動。敵に踏み込んでリボルビングステークで攻撃。 …この攻撃でさらにPAD殺到!が発生。キョウスケは(0歩移動と見なし)その場の敵にヒートホーンで攻撃。命中精度的にもダメージ的にも本当はリボルビングステークが適切を打ち込みたかったが、残念ながら「この攻撃」で既に使っていたため、利用できないのだった。 …この攻撃でさらにPAD追加射撃!が発生。 本来ならばチェーンガンを叩き込めるところだが、チェーンガンは使用済み、ほかは全てI付であり、キョウスケは折角の追加射撃の恩恵を受けることは出来なかった。「…射撃は苦手なんだがな」言い訳すんな。」
[Root]回答---2003/02/12(水)20:57---団長