第1次OGinLLK第7話 戦奴と兵士の定めラルクはグルンガストの少女を再びCCXに加え、さらにカズマとその搭乗機体グランワームも編入してしまう。しかし、前回の件で連邦から指名手配を受けてしまう。東北基地にいられなくなったCCXを助けたのは極東基地のSRXチームの隊長、イングラム=プリスケンだった。彼はラルクの旧い友人であるらしい。イングラムはCCXを匿う替わりにSRXチームの演習相手になってほしいと言う。快諾するレイズ。SRXチームの実力はまだまだひよこだった。演習開始そうそう突っ込んでくるリュウセイ=ダテの攻撃をブロックし、あっさりとかわすレイズ。「避けろよ」といい、リュウセイが肉薄したレイズをライディース=F=ブランシュタインが狙うがレイズは避け、リュウセイに命中する。戦力外、というよりそもそもPTをコントロールしきれていないアヤ=コバヤシ。イングラムはアヤを庇わねばならず、思うように闘えない。気楽な演習とタカを括っていたが、エネルギー反応に惹かれ集まってくるバグ。これだけの高エネルギーが集まれば当然だったかと臍を噛むレイズ。そして、バグからの報告を聞きつけ現れるリンバンゼ。ナイトにも飛び掛るが、相手にもされないリュウセイ=ダテ。レイズはSRXを下がらせ、ここはCCXで片をつけると言い放つ。イングラムは暫らく考えた後承諾する。再び飛来するガディフォール。前回とは異なり、足手まといのゲシュペンストがおらず、グルンガストが味方の戦場でCCXは瞬く間にナイトを追い詰める。しかし、それでもナイトの装甲と火力は絶大である。それにもかかわらず、レイズとビクトルは一歩も退かず、むしろその裏をつき一歩ずつ追い詰める。追い詰められるリンバンゼの口から漏れる言葉から、彼もかつては自分たちと同じであり、今は戦奴となり侵略者のために戦うしかなくなっていることを知るCCX。止めを刺すことを躊躇うビクトルを尻目に、レイズは確実にリンバンゼの追い詰める。そして、グランワームと合体したグルンガストが放ったブラックホールクラスターは、彼を庇った部下のファットマンごとリンバンゼを事象地平の彼方に送り込み、その命脈を絶った。自分たちが決して正しくはないこと、しかし、自由を保ったまま生き延びるためにはしかたがないことを確認するビクトル。彼は子供たちの未来のために敢えて敵の血河屍山を踏み越える覚悟をする。もう一方のファットマンはビクトルの降伏勧告に従い、CCXの軍門に下った。ファットマンから降りてきた者の姿は人間と殆ど変わらなかった。絶望的な戦いに何故敢えて挑むのかと問うそのパイロットにビクトルは静かに言った。生き残ることでは無く、望むようにあることが重要なのだと。それはエゴだとしても、決して間違ってはいない。そう確信したラルクは最終作戦の発動を決断した。
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