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TITLE:第3次OG in LLK 概略[1]
AUTOR:副団長
DATE:2003/04/11(金)07:03

 第3次OG in LLK 第二部月面編

 第1話マリオネットコンペティション
 マオ社の連邦軍への軍事兵器の委託が独占的であることを端に発し、地球に居を置く「Z&R社」と技術開発者たちが設立した「フレモントインダストリー社」の2社とマオ社との合同機動兵器開発計画が発動される。
 飛び級で月面の大学へ入学していた「アルヴィス=エンデ」彼女のこれからの運命を変える一通の手紙を受け取る、差出人は彼女の「兄」からである。
 地球のFI社極東支部では月面でのマオ社との合同開発計画「RG計画」の進行が思わしくないことを重く見ており、その現状を打破すべく「ヒョウゴ=シオンサイ=ナカジョウ」に月面への出向が伝えられる。
 高校を卒業し、身体の弱い妹を養うため働き始めた「マコト=タケダ」彼のもとにマオ社の支社が現れこう告げる、「あなたが月でわが社のある機関に所属していただけるのでしたら、妹さんをマオ社の施設で治療させていただきます。」この問いかけに横に振る首を彼は持ってはいなかった。

 様々な思惑の交錯する中、兄の力となるべくFI社のテストパイロットとなることを受け入れたアルヴィス、起動すらままならないRG計画の試作機の試験をあきらめ、より実戦的なデータを採取することを選んだシオンサイ、そして妹のためマオ社の機関「マオ社第三防衛隊バステート」に配属されたマコト彼らはマオ社とのもう一つの開発計画である「TT計画」のトライアルテストに参加することとなる。

 TT計画においてマオ社と共同開発する権利を手に入れるためZ&R社とFI社が試作機を開発しより完成度の高い機体を開発した方に共同開発件が得られる、過去にRG計画においてFI社に負けているZ&R社は決して負けることは出来ない、どんな手段を使ってでも。

 FI社の試作機「フォルセティア」のテストパイロットとして選ばれたアルヴィスは試作機の開発者であるウォレンからこの機体の開発に兄が関わっていることを聞き愕然とする。
 本来4人のチームであるバステートは隊長のダンテと新人のマコトの二人でこのトライアルの護衛をまかされていた、ほかの二人は別件で出動していると言う。
 試験機の起動に失敗したシオンサイと開発主任のミレナはDMTS(ダイレクトモーショントレースシステム)を組み込んだゲシュペンストでモーションサンプリングを取りそのデータを利用することで試験機に組み込まれているH−DMTSを完成させようとしていた、そのためにはより実戦に近いデータが必要であるため、ミレナの口利きでトライアルの「目玉」として参加することになる。

 トライアルは敵基地に強襲をかけ制圧するのを3フェイズに分け最終的により早く制圧したほうが勝者となる、第1フェイズは飛行能力、対空砲火の回避能力テスト、第二フェイズは人型状態での機動性、制圧能力のテスト、第3フェイズは対機動兵器戦闘能力のテストの三段階に分かれている。

 Z&R社の名ばかりの可変機構を持ったHV(ヒューマノイドヴィークル)はFI社の開発したAD(アサルトドラグーン)フォルセティアにまったく歯が立たず第二フェイズまでアルヴィスが事も無く進行する。
 第三フェイズにおいて、基地の障害物の中に「目玉」として潜伏していたシオンサイの駆るゲシュペンストが立ちふさがり、アルヴィスの行く手をさえぎる。
 この時Z&R社の重役が無理やりにでも最終到達点にまでたどり着かせようと遠隔操作で機体のロケットブースターを作動させる・・・

 トライアルはFI社が勝利したもののフォルセティアは損傷しウォレンはZ&R社のやり方に激しく抗議する、ことの終始を確認したダンテは、かろうじて命を取り留めたZ&R社のテストパイロットはマオ社の医療施設に運ばれ回復を待って証言を聞く予定だという。

 このトライアルで顔を合わせた三人が再び出会うのはそう遠いことではなかった。




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