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TITLE:第3次OG in LLK 第3部(1日目-2)
AUTOR:団長
DATE:2003/05/08(木)02:36

第2話 荒神とソウマ

マコト:「どうした、こいつ!動けっ!ちっ役にたたねぇな、ちくしょう!」
最寄の連邦基地に帰投しようとするマコトのヒュッケバインが急に動かなくなる。
マコトはいつの間にサイコドライバー能力を喪失していた。
漂流するマコト、ソウマ、執事を通りかかったリオンに乗ったヒューメルと名乗る士官が保護する。

亡霊部隊の少年:「ご…ごめんなさい。こんなことをするつもりじゃぁなかったんです…」
アルビィスは妙な装置に体が固定され、目前に同じように捉えられたマコトの妹、ユリがいることに気づく。
アルビィスがソウマから庇った少年が謝りながらアルビィスの拘束具を解除し、助ける。
少年はアルビィスに逃げるように言うが、彼女はユリを助けようとする。
しかし、再び捕縛されかけ、少年は自分で騒ぎを起こして味方を陽動し、彼女を助けようとする。

セリン:「あぁ、久しぶりだな、オズマ」
アルビィスとマコトは地上に降りたが、彼らが乗ってきたコンテナつきの大型シャトルは健在。
乗組員は、月面でアルビィスらと共にいた人々であるミレナやオズマ達。
数日前に月面のマオ社が襲われ、機材や人員などが強奪された旨を聞く北欧研の面々。
オズマとセリンは学校での同期だった。戦力強化のためオズマの調整したHVシグルドリーヴァを受け取るセリン。
また、予備機として持っていたウォルサルク量産型とヒュッケバインMk-II量産型を受け取るキョウ。

シェード(?):「地表ま…誘導す…。…を助けてやっ…くれ」
合流早々、再び襲撃を受け、今度は不意打ちに気づけず、迎撃機を出すことができず、破損するシャトル。
シャトルのコクピットにいた秘書官は一向が乗ったコンテナ部を切り離し、バグたちを引き付けるという。
切り離されたコンテナは、重力につかまってしまうが、謎の機体が自由落下するコンテナを庇う。
落下中のコンテナでは、不鮮明ながら死んだはずのシェードの通信が入り、着陸場所を制御する旨が伝えられる。

ソウマ:「そんなに俺が憎いか…エルシオン!!」
ヒューメルに保護されたソウマ達は彼の目的の基地まで連れて行ってもらう。
彼と別れた直後、警報が鳴り響き、基地内部から現れ出でる暴走状態のエルシオン。
エルシオン出現の騒ぎに乗じてユリを助けようとするアルビィスだが、拘束具は解けない。
暴走するエルシオンの前に立つソウマ。しかし、エルシオンは彼を押しつぶそうとする。

シオンサイ:「馬鹿者!機体は剣、剣は己の心の鏡、今のエルシオンこそお前の心そのものだ!」
エルシオンがソウマを潰す寸前に、謎の機体はコンテナより一足早く着地し、二人に間に割ってはいる。
その機体を見たマコトは、それがシオンサイが月面で使っていたゲシュペンストであることに気づく。
シオンサイはソウマの剣の師匠である。彼はエルシオンを受け流すなり、ソウマを一喝する。
彼は自分にはやることがあると機体から飛び降り、その機体をソウマに使うように言う。

マコト:「ユリィィッ!!どこだぁぁっ!!ユリィィーーーッ!!」
ユリが近くにいるような気がしたマコトは、直感のままにそちらに進み、途中シオンサイと合流する。
侵入した二人は、そこでアルビィスが奪ったゲシュペンストがユリを奪おうと暴れているところに遭遇する。
行く手を阻むヒューメルをシオンサイが相手にしているうちにさらに奥へと進むマコト。
その時、大気圏を突破し現れる複数の物体。一つは北欧研のコンテナ、それ以外は見たことのない機動兵器群。
謎の機体群には血溜りの上に黒い棺桶をあしらったエンブレムがつけられていた。

ラス:「…こいつらは…アンデットメンバーズ…」
コンテナからすばやく展開するセリンのシグルドリーヴァ、ラスのバレリオン、キョウのウォルサルク量産型。
謎の機体群はリオン系の機体だった。それを見たラスは我知らずその部隊名アンデットメンバーズ(UMS)を呟く。
UMSはユリの奪取を狙っていた。それに気づいたアルビィスは機体をマコトに渡し自分は彼女の元に行く。

ソウマ:「邪魔を…するなぁっ!!」
その頃、ソウマは一人ゲシュペンストで暴走したエルシオンと戦い、怒りのままにそれを打ち砕いていた。
再び打ち砕かれたエルシオンのコクピットを引きずり出すソウマ。中にいたのは亡霊部隊の少年だった。
返す刀でUMSの一体を粉砕するソウマ。前線指揮官らしき女性が乗った機体から人が脱出する様子は無かった。
その間に、UMSの中で唯一リオン系ではない、大型の機体(剣の巨人機)がユリに迫る。

ユリ:「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」
剣の巨人機に何故かユリと同じ気を感じたマコトだが、構わずその機体の腕に必殺武器を叩き込む。
剣の巨人機の腕とまったく同じく吹き飛ぶユリの腕、絶叫を上げるユリに流石に怯むマコト。
その隙に剣の巨人機はユリを機材ごとさらおうとし、アルビィスは無理やりそれにしがみ付いて行く。
謎の機体群はヒューメルとその部下も回収し、飛び去る。マコトは放心しながらそれを見送るしかなかった。




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