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TITLE:第3次OG in LLK 第3部(1日目-3)
AUTOR:団長
DATE:2003/05/08(木)02:39

第3話 死者の城の二姫

シオンサイ:「馬鹿者共が。お前たち二人とも、馬鹿にも程があるだろう」
力任せにエルシオンを打ち砕いたソウマと妹の腕ごと巨人型機動兵器を打ち砕いたマコトを説教するシオンサイ。
彼は一通り説教すると、果たすべき使命がある、とさっさと立ち去ってしまう。さらに落ち込む二人。
セリンらは執事から連邦軍との取引で補給を受けられるとの知らせを聞き、胸をなでおろす。
補給を持ってきたのはかつて北欧研と戦ったレイズらだった。

レイズ:「上からの命令でな。今度はあんたらと手を組めと」
レイズたちは以前、奪われたヴァルシオン改の追跡をしていたが、今は別に任務が変わっていた。
追跡対象は先のヒューメル達。それを手伝うことになる北欧研。
ヒューメル達は先のネビーイーム戦役で破壊された残骸群の中に潜んでいる、との情報がもたらされる。
目的地は宇宙の残骸宙域。再び宇宙へと上がる一行。

ヒューメル:「相変わらず気はお変わりになりませんか、姫君」
残骸宙域にあるヒューメルらアンデッドメンバーズの基地。彼らはそこを脱出する準備している。
アルビィスが捕らえられているのはその基地の一室。今度はユリとは別な場所に軟禁されている。
ヒューメルらはアルビィスを害するつもりは無い様だが、彼女の言い分であるユリの解放に応じるつもりもない。
アルビィスを解放すると言う彼らに食って掛かり続けるため、彼女はいまだ軟禁されている。

ミレナ:「おじ様…私に会う前に行ってしまわれるなんて…もっとデータを置いていってほしかったのに…」
エルシオンは執事に回収され、アルフレード卿の居城に送られる。
エルシオンの中に取り込まれていたディバインロッドを見つけたミレナは嬉々としてそれを研究対象とする。
また、レイズ達からゲシュペンストSを2台補給を受ける。が、その1機をミレナが強引に工房に運び込む。
オズマはZ&R社から新開発のHVヘンシル=リーヴを調達することに成功するが、調整がまだ終わらない。

ソウマ:「悪かったな…ボウズ。大丈夫だったか?よかったら話を聞かせてくれ」
ソウマはエルシオンから取り出した少年と話し、彼らが「スクールの子供達」の末路であることを知る。
「スクール」とは幼児を対象として薬物投与、人格改造などを行い最強のパイロットを作るための組織だった。
今はスクールは解体されているが、相当数の少年少女が強力なパイロットとして「流通」していた。
彼らは地球の人々を恨み、異星人の誘いにのり、彼らの元で亡霊部隊として戦っていたのだ。

アルビィス:「あなた達の目的は何なのよ!、説明してよ、説明!」
UMSの目的はラグランジュポイントに前線基地を築いた異星人の撃退である。
そのための戦力としては連邦から試作縮退炉、マオ社からは工学魔装機ゾラム=ガッツォーを奪った。
ユリはマオ社がゾラム=ガッツォー(ZG)用に用意した特殊な強念者である。
一度はその力を欲した異星人に奪われたが奪い返したとのこと。

アルビィス:「そのデスクロスとやらを彼女抜きで撃破して見せればいいんでしょ!」
前線基地のコアにして異星人の最強の機動兵器であるデスクロスを破壊するためにZGが必要。
だから、ユリを返すわけにはいかないと言うヒューメル。副官のマーメイという女性も覚悟は決まっている。
アルビィスは彼に自分に時間を与え、デスクロスを先に彼女が倒せればユリを開放する様に言う。
ヒューメルはそれを受け入れるが、その代わり覚悟を見せろといい、彼女に機体を与える。

マーメイ:「あたしはマーメイ。あんたは?まぁ、いろいろあるとは思うけどよろしくね」
ミレナはディバインロッドとH-DMTSをゲシュペンストSに組み込む。それに乗るソウマ。
セリンはシグルドリーヴァ、ラスはバレリオン、キョウはウォルサルク量産型。
UMSの基地を攻撃する北欧研+マコト。マコトは自信を失いヒュッケバインMK-II量産型で出撃する。
迎え撃つUMSのマーメイ率いるレーベリオン隊。そして、アルビィスの乗るADソルセイバー。

ラス:「俺を小隊長と呼んだお前は…俺を知っているのか」
UMSとアルビィスは本隊の脱出の時間を稼ぐのが目的。しかも、UMSは死を恐れない。
ソウマは地上で確かに脱出しなかったパイロットが再び目の前に現れ、混乱する。
そんな中、一機のレーベリオンがラスに撃たれた際に思わず「小隊長」と呼ぶ。
失言に舌打ちするマーメイ。その時、急速に接近してくる異星人の軍勢があり、戦闘は水入りになる。

ホレ:「辺境のサル共めが、さっさとアレをわたさんか!お前達には過ぎたおもちゃだわい!」
異星人軍を率いるのは一行が始めて出会う重機動異星兵器ジャイアントバードを駆るホレ=ミィッア。
バグとソルジャー、それに砲撃用機動異星兵器ファットマンを引き連れ、UMSの基地を襲撃してくる。
目的はスリサリスクリスタルだが、見かけた地球の兵器を彼は見逃すつもりは無い。
しかも、それは彼の目の上のたんこぶであった第2軍の将を討ったやつらなのだから当然だ。

アルビィス「大丈夫よ、マーメイ。私は、いつでも私が一番いいと思うことをしているだけだから」
UMSと北欧研はうやむやのうちに協力することになる。
その連合軍の前に異星人軍は次々に撃破され、ホレのジャイアントバードも撤退に追い込まれる。
捨て台詞を残して去るホレ。マーメイとアルビィスもUMSの本隊と合流するべく離脱する。
マーメイはアルビィスに北欧研に戻らないのかと問うが、彼女は静かに首を横に振った…。




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