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TITLE:第3次OG in LLK 第3部(1日目-4)
AUTOR:団長
DATE:2003/05/08(木)23:37

第4話 背教者オディロン

セリン:「正気だったのか?この機体の設計者は」
北欧研とレイズ隊は元UMSが使っていた基地設備を占領していた。
調整の終わったヘンシル=リーヴの慣らし運転をオズマに頼まれたセリンはラスとキョウを伴い基地を出る。
ラスはシグルドリーヴァ、キョウはウォルサルク量産型、と時代はまさにHV全盛期。
ヘンシル=リーヴの強電磁界発生装置は強力だが、パイロットへの負担がやはり大きい。

ユリ:「出来るのならばやってみたいのです…もう、見ているだけは嫌だから…」
時間稼ぎを行っていたアルヴィスとマーメイを労うヒューメル。その隣にはパイロットスーツのユリ。
彼女はZGで出撃する決意を固めていた。心配げなアルヴィス。しかし、彼女の決意は固い。
ジャイアントバード撃滅に出撃するZGより前に、自分にチャンスを与えろというアルヴィス。
しばし考えた後、それを認めるヒューメル。しかし、アルヴィスが撃破され次第出撃させるという。

?????:「揃いも揃って…あまり手間をかけさせるな」
アイヴィスは出撃前にZGの格納庫に忍び込む。
技術者とヒューメルが話している内容によれば、本当はユリの脳を摘出し、直接接合するのが最善だという。
彼女もそれを了承しているが、彼らはそれを最後の手段だという。
ZGにコクピットに忍び込もうとするアイヴィスは技術者に気づかれ捕まりかかるが、謎の影が彼女を助ける。

クロイツ:「おっと、Mk-IIIの鍵を落としちまった…どこにやっちまったかな」
いまだ落ち込んでいるマコトは訓練にも参加せず、廊下をふらついている。
通りがかったクロイツじゃわざとらしくマコトを貶すが、マコトには何を言っても暖簾に腕押し。
ため息をついた後、ヒュッケバインMk-IIIの鍵を足元に落とし、なくしたと嘯くクロイツ。
彼が立ち去った後に、起動キーを拾うマコト。

ナステム:「この近くに、亡霊部隊の非常用隠し武器庫があるんです」
しばらくソウマと過ごし、だいぶ心を開いたナステムは、は亡霊部隊と決別し、仲間を助けることを決意する。
ソウマは自分より未熟なものを相手にすることで、彼なりに何かをつかみ始めていた。
隠してある機体を回収しに行くナステムとソウマ。

ホレ:「今度こそ貴様らを倒し、その勢いで先遣隊筆頭の座を頂いてやる…」
ラスが異星人の接近に気づく。今度は大量の配下を抱えた先遣隊第三部隊部隊長ホレが北欧研を襲撃する。
セリン、ラス、キョウはそのまま迎撃に当たる。マコトもヒュッケバインMk-IIIで出撃する。
前回の雪辱を晴らすためいきり立つホレの脇には見たことのない機体…刀を腰に差したナイトがいる。

マーメイ:「こっちこっち!この機体なら今からでも間に合うわ、急いで!」
謎の影に助けられたアルヴィスだが、その影はすぐに立ち去ってしまう。
そこでアルヴィスを助けたのはマーメイであり、既に北欧研の面々が戦闘中であることを告げる。
ソルセイバーではもはや間に合わない。彼女は秘蔵の特殊AMデリバリオンをアルヴィスに託す。
信じがたい加速性能を持つデリバリオンはあっという間に彼女を戦場へと到達させる。

オディロン:「師が師ならば、弟子も弟子よな。感謝するよ、エルシオンを破壊してくれてな」
バグ、ソルジャー、ファットマンを率いるジャイアントバード。その中に指揮系統外らしいナイトが一機。
どこかで聞いたことがあるような声で通信が入る。その声は、秘書官オディロン。
彼はバルマー人のクローンであり、その監査員であるという。
駆けつけたソウマとナステム。そのソウマを挑発するオディロン。ソウマは挑発に乗ってしまう。

アルヴィス:「じゃっじゃ〜ん♪」
オディロンの言い様に激越する感情のままに突っ込むソウマ。しかし、攻撃は悉く失敗する。
決め手に欠け、ジャイアントバードとファットマンの砲撃に苦戦を強いられるHV隊。
連続被弾で撃墜寸前のキョウに向かって一直線に突き進み、それを庇う北欧研が見たことのないAM。
アルヴィスが決め台詞と共に登場。素早く敵の懐に潜り込むが、決して強いわけではないのが悲しいところ。

マコト:「こんなことしてられるか!俺は、ユリの…ユリのところに行くんだ!!」
アルヴィスはマコトにユリがUMSの基地にいることを話す。
聞いた途端に戦闘放棄し、そこに連れて行ってくれと言い出すマコトを叱り付けるアルヴィス。
後から連れて行ってやる、というアルヴィスの言うことは聞くが、気もそぞろなマコトは戦力にならない。
マコト以外も思うように力を出せない中、じりじりと追い詰められていく。

ソウマ:「俺は…未熟だ…しかし、もう迷わん!後は前に進むのみ!!」
感情のままに、自分と同じく接近戦が得意な上、戦術上意味の無いナイトと戦っていたソウマ。
彼はアルヴィスが大ダメージを受ける寸前に、エルシオンを受け取った際のアルフレートとの約束を思い出す。
咄嗟に彼女を庇うソウマは、自分を見失っていた事に気づき、冷静さを取り戻す。
彼はそのまま、接近戦が苦手な指揮機であるジャイアントバードに突貫する。

ホレ:「ま、待ってくれぇぇぇ〜。は、話が違うぞ〜。何でこんな辺境で、このワタシが…」
ソウマの攻撃に合わせて砲撃するセリン。セリンの援護を受けてソウマが突っ込む。
懐に潜り込まれたジャイアントバードは脆い。一気にぼろぼろになるホレ。
直衛のオディロンを呼び戻そうとするが、彼は冷笑と共に撤退してしまう。
その直後、北欧研の一斉攻撃で遂に宇宙の藻屑となるジャイアントバード。北欧研は何とか生き延びた。

アルヴィス:「覚悟は…いいわね?」
UMSの元へ飛び去るアルヴィスとマコト。デリバリオンの加速で一気に基地から離れていく。
それを聞いたレイズは追撃しようとするが、ソウマがそれを押し留める。
むしろ、ソウマはUMSとの共闘を通し、UMSを追う連邦への不審を深める…。




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