Circle LLK

ツリー表示へ返信
TITLE:OGCON2プレイログフェイズ4
AUTOR:特攻隊長
DATE:2003/12/19(金)23:09

 特攻隊長です。一週間のブランクですがプレイログ4、上げさせていただきます。関係者各位、誠に申し訳ない…

――――――――――――――――――――――――――――――――

○フェイズ4:サクリファイス・プロジェクト

 実験場であるアルムランド基地に到着したTCXであるが、行動可能な状態にあるとは云い難かった。

 即ち、先の戦闘後命令無視の為謹慎させられたアレクシス。
 そして己の行動に自信を無くし、ただレシウス隊長の命令に唯々諾々と従うようになったアーヤスク。

 この二人が精彩を欠いていたからである。一月を経過しても事態は好転することは無かった。アズマはアレクシスの謹慎が永過ぎるとレシウス隊長に上申するが聞き入れられず、スズネはアーヤスクの心の痛みを何とか和らげようとしていたが果たせずにいた。ただ、アレクシスはその謹慎生活の中で己の行動を見つめなおし、アーヤスクも命令に従いつつも心の底ではそうすることしか出来ない自分自身を嘆いていた。

 アズマは謎の人物の訪問を受ける。その人物はどうやら件のベスティエを届けた人物のようである。彼は「実験を失敗させてください」と依頼するがアズマは指図はうけない、と突っぱねる。

 新月の夜にその実験―T−Linkセンサーのフルドライブテストは開始された。レシウス隊長の命令に従いT−Linkの出力の上昇を図るアーヤスクと、理由の無い不安に駆られ出力を抑制しようとするスズネ。負担がスズネを苛むが、スズネは自分の行動を止めずにいた。アーヤスクはスズネに命令に従うよう指示するが、スズネはアーヤスクに迷いがある、とこれを拒否する。

 一方、きな臭いものを感じていたアレクシスは、アズマとイレーヌの助力により実験開始前に脱走に成功する。脱走後、アレクシスは格納庫へと向かう。そこに有ったのは、サポートユニットである専用キャリアー『ラオプティーア』を加えて改装されたドンプテーア―『ビルトシュラウザー』の姿であった。アレクシスはその新たなる力と共に、実験場へと向かう。

 膠着状態にあった均衡は、T−Linkの同調の狭間でアーヤスクの心―助けを呼ぶ声―にスズネが気付いたことで崩れる。『ただアーヤスクを助けたい』スズネの望みが、出力の上昇に結びついたのである。臨界に到達した時、ドラッケンではサクリファイスプログラムが、ティーゲルではゴートシステムが、それぞれ発動する。サクリファイスプログラムによりスズネは放心状態となりアーヤスクの心に同調した―というよりは取り込まれた状態となってしまう。

 最大出力に到達した龍虎により、強大な念動力の力場が形成されようとしていた。アレクシスを脱走させた後実験に立ち会っていたアズマはそれに介入しようとするが、あまりに強大な力場は全くアズマを寄せ付けない。

 力場は空間を歪め、何処へと知れぬ『門』を上空に創り出す。それに吸い寄せられるように上昇していくティーゲルとドラッケン。更に、『門』に惹かれるかのようにスペシャルズが、そして異星人の部隊が姿を現す。『門』の先にあるモノとの優先交渉権を口にするスペシャルズ。しかしレシウス隊長はそれに取り合わない。

 事態の混迷の中、アーヤスクの自我を取り戻そうとスズネとアズマは語りかけを続けていた。その甲斐もあり己を取り戻しかけたアーヤスクだが、レシウスはそれを許さなかった。ゴートシステムを強制停止させ再起動することによりアーヤスクは完全にレシウスの命令に従う洗脳状態になってしまう。心の同調が解けたスズネはドラッケンの内部で気絶してしまう。それにより、ドラッケンは『門』へと更に近づいてしまう。

 その状況の中、アレクシスがシュラウザーで登場する。アズマのベスティエを跳ばせて、それを空中の足場とすることでエアターンを決め、ドラッケンの救助に成功する。そしてアレクシスはアーヤスクに言い放つ。そんな呪縛からはさっさと抜けだせ!と。

 遅ればせながら登場したスキュラがレシウスの企みを看破する。レシウスの目的とは、即ちこの異世界への『門』を作ることなのだ、と。その為のTCXであり、その為の龍虎だった、と。

 ドラッケンが機能停止したことにより『門』は閉じられてしまう。レシウスはアーヤスクを操り、ドラッケンの確保を狙う。スペシャルズもその技術を求めて龍虎を手中に収めんと総攻撃を仕掛けてくる。宇宙人の部隊はアレクシスが脱走の際出会った剣士の乗るSRと思しき機体により撤退していった。混戦であったが、今のアレクシスの前にハインドは最早敵ではなく、敗れ去る結果となった。だが、それは強すぎる念動力によりシュラウザーを大破させる結果ともなってしまった。

 状況が芳しくないと見たレシウスはアーヤスクに撤退を命じる。ドラッケンのウォールブレイカーにより精神支配を破れる可能性をスキュラから示唆されていたスズネであったがアーヤスクに銃を向けることが出来ず、逃がしてしまう結果となる。慌てて追おうとするスズネだがアズマとスキュラが止められてしまう。

 アレクシスは大破したシュラウザーの中で気絶してしまう。スズネは守ると誓ったアーヤスクを守りきれず、己の殻の中に閉じこもってしまう。そしてアーヤスクは何処かへと去っていった。TCXが崩壊した瞬間であった…

――――――――――――――――――――――――――――――――

 プレイログ5は明日中に上げる予定です。今しばらくお待ちください。




返信

[Root]OGCON2プレイログフェイズ1(1日目GMレコード)---2003/12/11(木)11:12---副団長

 `---RE:フェイズ2「TCX=念動戦技教導団」---2003/12/14(日)16:43---皇子

 `---OGCON2プレイログフェイズ3---2003/12/14(日)23:45---団長

 `---OGCON2プレイログフェイズ4---2003/12/19(金)23:09---特攻隊長

 `---OGCON2プレイログフェイズ5---2003/12/20(土)21:04---特攻隊長

 `---OGCON2プレイログフェイズ6---2004/01/01(木)01:37---団長


題  名:
書いた人:


本文:

ファイルアップロード:

管理人連絡先はこちらです