Circle LLK

セリン：「行くさ、そろそろ決着をつけねばならなくなりそうだからな」
マイルズとラスはアンデッドメンバーズのアジトへと帰る。その際にセリンを誘い、彼はこれに同意する。
セリンの同行に、マーメイの姐さんに申し訳が立つと喜ぶマイルズ。その言葉には苦笑するセリン。
アジトでは、ヒューメルがセリンを歓迎する。そして彼に問う。
アンデッドメンバーズの任務とは、決死隊としての魔星突入であり、それに同行するか、彼に問うた。

キョウ：「戦ってくるよ、君達の分もね」
連邦軍特殊との連携による陽動攻撃とアンデッドメンバーズによる決死隊が魔星攻略の基本作戦である。
アルフレートは、ソウマ、キョウ、マコトにどれに参加するかの選択を与える。
3人は、3人とも悩みなく、決死隊へと志願し、彼らを最前線に送り込むためのロケットが用意される。
ロケットのコントロールはオルミュス達、元亡霊部隊の面々。彼らに別れを告げ、キョウ達は戦場に向かう。

アルヴィス：「私を閉じ込めておこうって方が間違いよね。見てなさい」
アルヴィスはアルフレートにより自室に軟禁状態であった。危険な戦場へと彼女を出さないための処置だろう。
しかし、彼女は天井裏からさっさと脱出すると、格納庫の方に向かう。
格納庫に機動兵器はなかった。しかし、それらはとは別に見なれない物があった。
それは戦艦だった。航宙航空重巡洋艦テミスキュラ、それがその船の名前だった。しかも発進準備は万端である。

マーメイ：「やめてっ！セリン、貴方はアンデッドナンバーズではないのだから！」
アジトで、セリンはアンデッドナンバーズの先遣突撃隊に志願する。
魔星は重層されたバリアで覆われている。それに特殊仕様のレーべリオンのバリアブレイカーで穴を開ける。
そのディストリオンを護衛し、血路を拓くもっとも危険な任務である先遣隊に志願したセリンを止めるマーメイ。
しかし、セリンの意思は固い。彼は全力を持ってその任に当たる決意をしていた。二度と彼女を失わないために。

ソウマ：「鬼神エルシオン参上！義によって助太刀させて貰う！！」
ロケットにより人外の速度で魔星に向うソウマ、キョウ、マコト。しかし、マコトは操作をしくじりはぐれる。
マコトを失ったソウマとキョウだが、マコトを探す時間はない。何故なら魔星では既に先遣突撃隊が戦っている。
複数並ぶナイトのオルガキャノンが容赦なくレーベリオンを打ちのめす。セリンのゲイルレズでも止めきれない。
駆けつけるエルシオンとGP-G、二機の巨大機動兵器はそれぞれナイトを攻撃する。しかし戦況までは変わらない。

アルヴィス：「じゃっじゃ〜ん♪」
多勢に無勢、ファットマンのメタリウムキャノンの連撃がエルシオンを追い込み、止めのオルガキャノンが迫る。
しかし、最後の一撃はエルシオンには届かない。自律装甲がその攻撃を食い止める。
それを放ったのはテミスキュラ、アルヴィスが乗る優美な戦艦であった。防御に長けた艦が戦場の流れを変える。
だが、更なる逆転。さらなる敵増援、端末体デスクロスが現れ、レーベリオンを狙う。

クロイツ：「いつまでチンタラとやっているつもりだ！お前の仲間はお前を待っている！！新たな力を！！！」
はぐれたマコトを救ったのは見慣れない宇宙船にのったクロイツであり、あるのは奪われたはずの機体だった。
ヒュッケバインＭｋ−３ＲＢＷ、それが機体の名前。最終調整を終え、７色の力を自在に使いこなす凶烏。
そのころ、突入戦では最後のレーベリオンが破壊され、膝を折り掛ける突撃隊。しかし、舞い降りる凶鳥。
マコトの放ったブレイカーモジュールの六連装対艦ミサイルが、強靭無比のバリアに僅かだが穴を開ける。

シオンサイ：「征けッ、ソウマ、アルヴィス！己の定めを変えて見せろ！！」
マコトの対艦ミサイルが開けた穴から次々に突入するアンデッドナンバーズとASMチーム。
しかし、後方にいたテミスキュラとそれを護るエルシオンが突入する前に穴は閉まりかける。
突如として飛来する巨大な「腕」。それはグルンガスト弐式量産型改のブーストナックルであった。
シオンサイが放ったそれは、テミスキュラとエルシオンを押し込みんだあ後、バリアに挟まれ爆砕する。
後に残ったのは、数十の敵と片腕のないグルンガスト弐式量産型改。しかし、彼は満足げであった…。