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TITLE:第4次OG in LLK PROLOGUE
AUTOR:団長
DATE:2004/02/13(金)21:00

PROLOGUE 〜序章〜

 後にバルマー戦役と呼ばれるラオデキヤ=ゴッツォ率いるゼ=バルマリィ帝国辺境銀河方面観察軍第7艦隊との戦いは、地球側がこれをなんとか退けることで終結した。
 しかし、実際には何一つ終わってはいなかった。

〜ブラック=デスクロスに乗った、不気味な仮面をつけた血まみれの男が言う。
 「私を倒したとしても、もはや計画なされたも同然だ」〜

 第7艦隊の主力はブラック=エンジェルと呼称される漆黒の超兵器に乗ったバルマー帝国の反逆者イングラム=ブリスケンと、蒼き裁定者グランゾンに乗った地球最高のメタスペシャリスト、シュウ=シラカワの策略で、一時的に別の場所に追い払ったに過ぎない。

〜漆黒の天使に乗ったイングラムの叫びが虚空に響く。
 「時の狭間を垣間見ろ!インフィニティシリンダー!!」
  蒼き破壊神に乗ったシュウの宣言が時空を砕く。
   「事象地平の果てに消え去りなさい…ブラックホールクラスター…発射…」〜

 また、密かに忍び寄る星間超生命体(Galaxy Migratory Transcendental Organism…GMTO)の大群は未だ健在であり、連邦軍の誇る最強部隊であるハガネ隊の旗艦、グレートノア級宇宙戦艦弐番艦、ハガネのトロニウムエンジンの暴走による自爆により、先行した群れは撃滅したものの、本隊は未だ健在で地球を目指している。しかも、その衝撃波は太陽系をずたずたに破壊しながら進み、数ヶ月でその魔の手は地球に到達し、地表を完膚なきまでに破壊する。

〜火花が弾け飛ぶボロボロの艦橋で佇む、老武人と老紳士が言葉を交わす。
 「すまんな、ショーン。また、損な役回りに付き合わせてしまった様だ」
  「なんの、今度こそ冥王星での借りが返せるというものでしょう、ダイテツ艦長」
    …後は、若者に任せれば良い…〜

L5戦役、バルマー戦役の立役者であるハガネを失った人類に、最期の審判の時が迫る…。




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