Revival Devil 〜邪神復活〜 01. Revival devil from the depths of the earth. 〜地底より来たりし者〜リュウ=サカマキ:「シュウ!貴様!!」ラ=ギアスに召還された地上人リュウ=サカマキは、フェイルロード王子の元で操者として戦っていた。フェイルロードの国ラングランは、邪神の復活を予期し、魔装機神による武装化を行った。それを危険視した隣国シュテゴドニアスはラングランを攻撃し、これの王都を陥落させた。その混乱の中で、ラングランの魔装機神は指揮下から失われた。水の魔装機神を探索に出たリュウは、その操者であるテュッティ=ノールバックに出会い、彼女に力を貸した。彼女は、シュテドニアス連邦に奪われたフェイルロードの開発した水の超魔装機を奪還しようとしていた。やがて運ばれてい来るニ体の魔装機。一体は件の超魔装機と、もう一体は壊れかかった魔装機。しかし、それは罠だった。シュテドニアスのラセツ大佐は水の魔装機神の撃破を狙ったのだった。ラセツの率いる特殊部隊は、テュッティとリュウに襲いかかる。絶体絶命の彼らに、さらに危機が襲う。その男の名はシュウ=シラカワ。彼の乗るグランゾンが放ったブラックホールクラスターはその場の全員を襲う。避け損ねたリュウはブラックホールに吸い込まれ、意識を失った。アルヴィス=アイゼンシュタッド:「わかりましたわ、お兄さま。これを届ければ宜しいのですね」北欧のアイゼンシュタッドに住むアルヴィスは、その兄、アルフレートから届け物を頼まれた。届け物は前回の戦いのキーとなったスリサリスクリスタルであり、届け先は中国であった。兄、アルフレートは重要な会議のため、月へと立った。彼はユリ=タケダを秘書として連れて行った。同刻、アンデッドナンバーズのゼナルスとマイルズはアルヴィスの護衛の任務を受ける。アルヴィスは、用意されたデリバリオンに乗り込み、ゼナルスとマイルズを連れ、中国へと立つ。ソウマ=シオン:「貴様ら、一体、何者なのだ!」流浪の戦士ソウマは、師匠であるシオンサイと別れ、独自に修行の旅に出ていた。彼はアルフレートの援助の元、単騎エルシオンを駆り、地上を移動していた。その彼の前に突如として開く次元の門からあふれ出る、異形の存在。それ以外にも六体の人型兵器が現われる。異形の存在にはエルシオンの攻撃は通用しない。しかも、人型兵器の殆どは無人であるのに、彼を襲う。しかし、ニ体の人型兵器だけは違った。そのうち一機はリュウの駆る魔装機トールフィールだった。魔装機の一部の攻撃だけは異形に通じた。他の機体を護るように戦うリュウ。戦いの中で、リュウとソウマは戦士独自の信頼関係を見出す。しかし、魔装機の力は地上では半減してしまう。リュウはもう一体の壊れかけた魔装機を調べ、それが特殊であることに気付く。それは意志を持ち、自らを武装機と称して、リュウに語り掛けてきた。武装機に乗りこんだリュウは、それの攻撃が異形に通用することに気付き、それらを引き受ける。その戦場に、かつて見知った仲間が飛び込んでくる。ヒョウゴ=シオンサイ=ナカジョウ:「ソウマよ、剣を執るのだ。俺を倒さねば貴様に生きる道はないのだから」ソウマに会い、驚くアルヴィス。そのアルヴィスにさらに驚愕が続く。異形の存在はアルヴィスを狙い出した。彼女の乗るデリバリオンは戦闘には向かない。しかし彼女はやる気満々であった。スリサリスクリスタルを投棄し、戦場に吶喊するアルヴィス。マイルズは慌ててクリスタルを回収した。だが、アルヴィスのデリバリオンの攻撃は異形に攻撃が通じない。リュウの武装機だけでは手が足りない。飛来するエルシオンと同等の巨体を誇る有翼の機人。片手に携えた巨刀で異形を瞬く間に粉砕する。さらに珍入者が続く。かつて月面からスリサリスクリスタルを運び出したアサルトドラグーンが現われた。その機体の名はフォルセティア。それに乗る女性は己をユリオラ=エンデと名乗り、アルヴィスに降伏勧告した。アルヴィスはそれを断固拒否した。その答えを聞いたユリオラはではクリスタルを渡してもらう、と迫った。マイルズを追うユリオラを妨害するソウマのエルシオン。ユリオラは掃魔ならば、自らに従うべきだと言う。しかし、ソウマはそれを聞き入れず、ユリオラのフォルセティアに攻撃を仕掛ける。それを止める有翼の機人。一対の羽根を持ち、鳥類を思わせる風貌の鋼の巨体から響く声は、ソウマのよく知った声だった。その男の名は、シオンサイ。ソウマの師匠にして育ての親。彼は、ソウマに宣言した。自分を倒せねば、お前は死ぬしかないと。武装機:「勇敢なる精霊の友よ、この場は引くのだ…私も力を振り絞ろう」ソウマのエルシオンに、シオンサイの機体、風王機が襲いかかる。凄まじい剣戟がエルシオンの半身を抉る。師の攻撃を信じられぬという顔で見るソウマ。シオンサイが防ぐ間にユリオラはスリサリスを追う。消極的ながらも反撃するソウマだが、風王機は避ける素振りすらない。闘気フィールドだけで弾き返す。逆に風王機の一撃は今度こそエルシオンを粉砕する。飛び散る赤い液体金属の装甲が血飛沫の様に舞う。堪らずエルシオンの前に立ち塞がる武装機。しかし、武装機は動かすだけでもパイロットに負担をかけていた。リュウの意識は暗転するが、その中で武装機の声が響く。リュウはかつて自分がいた高校を思い出す。次の瞬間、武装機の周囲の空間が歪み始める。絶叫する風と軋む時間が景色を砕き、一瞬すべてが漂白される。景色が元に戻ったあと、その場にはシオンサイのみが残った。彼以外は全て消えていた。…異形の死体の前に佇むシオンサイは、少しだけ満足げに口元を歪めた。しかし、その口から一筋の紅いものが流れていた。
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`---第4次OG in LLK Revival Devil-06(仮)---2004/02/26(木)20:19---団長
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