ダイジェスト版(あとで綺麗に直し、台詞を加えます)「Revival Devil」=邪神復活 05. Great Gate. 「開かれた大いなる門」 軋みを上げる次元の門の元へと向かう一行。 そこにサイバスターを駆るマサキが飛来する。 サイバスターのラプラスデモンコンピュータが演算する安全なはずのルートを通り、奥へと進むが、次間と空間の連続を保証しないその回廊で一行はばらばらになる。 リュウは再びテュッティと出会い、そこではじめてフェイルロードの最期の真相を聞く。そして、フェイルロードを撃ったのがサイバスターのマサキであることを知る。リュウはマサキにやりきれない感情を抱くも、先に進む決意をする。 ソウマはリューネという娘に会う。初めて会うはずなのに、お互いの事をよく知っている、そんな不思議な感覚を抱く。すぐに意気投合した二人は奥へと進む。 ラ=ギアスへの一番乗りは持ち前のプラーナを前回にしたリュウだった。そこに居たのはホワァン=ヤンロン。火の魔装機神操者にして、リュウの師匠。彼はラ=ギアスに残ったただ一人の魔装機神操者として、一人ヴォルクルスと戦いつづけていた。火水の師弟、神に挑む。相手は神と呼ばれるほどの存在。しかし、二人の操者は一歩も退かない。 ソウマは回廊の中で再び一人になっていた。いや、一人ではなった。武装機の心が共に居た。しかし、武装機には弐つの心があった。一つは、「風王機、雷王機なる二鬼を支配せよ!」という声を発する心、もう一つは、「双王を支配することは争いを激しくするだけだ」という声を発する心。一つの声は、理知的な若い男の声、もう一方は傷付き疲れ切った男の声だった。 ソウマの逸る心は前者の声と一つになっていた。…しかし、もう一方の声を振り払うことは出来なかった。 続いて現われたのはレーベリオンを駆るゼナルスだった。邪神群の前に呆然とする彼の体内のズフィルードクリスタルが突如、活性化する。ズフィルードクリスタルの量子ジャンプ機能を利用した空間移動を行い、現われるアンデッドメンバーズの頭領、ヒューメルと彼の愛機ディストリオン。彼はゼナルスについてこいと指令を下し、すぐさまラ=ギアスの地表へと降下する。ヒューメルはゼナルスがラ=ギアスに入ったのを利用し、自分も侵入したのだ。ゼナルスはそれを放心した様に見送った。 アルヴィスはいつのまにか、赤い荒野の上を飛んでいた。それが精霊界と呼ばれる空間である事を彼女は知らない。彼女の前に巨大な機械と生命体が合わさったような鳥が現われる。その額には3メートルほどの穴が黒々と開いている。鳥は彼女に鏡として、「バラルの座」に戻る様に言うが、彼女はそれを跳ね除ける。そもそもバラルとは何かと問う彼女にバラルとはガンエデンの僕と答える。そして、ガンエデンこそ地球を見守る揺り篭だと。赤子の眠りを覚ます災厄が到達する前に、揺り篭を護る壁を作るのだと。突如現われた具体的なイメージにアルヴィスは戸惑う。 そこにソウマが現われる。鳥はソウマにも言う。再び魔が迫りし今こそ掃魔の剣となれ、と。ソウマはそれを断わる。自分は刀を振るう、しかし、自分は刃にはならないと。なれば…と、鳥は「何か」を呼び出す。現われたのは…風王機だった…。中からシオンサイの声が聞こえる。ついにこの時が来たと。 武風の師弟、激突す。赤い荒野を疾駆する武装機、紅天を切り裂くかのごとく飛翔する風王機。ソウマの決意の刃は、もはや躊躇も迷いもなくシオンサイに迫る。しかし、鍛錬の差、経験の差がシオンサイに勝機を与える。無残に切り裂かれる武装機。だが、ソウマは諦めない…勝機はまだある。止めとばかりに雷王機を召還するシオンサイ。風雷大系、双王合身。それこそがソウマの待っていた万分の一の勝機だった。武装機の力、それは「風王機、雷王機を支配する」ための力だった。シオンサイの乗る風王機はいざ知らず、自動操縦の雷王機ならば…。ソウマはそれを狙った。ソウマとシオンサイの念動力がぶつかり合い、雷王機を奪い合う。…勝ったのはソウマだった。風雷大系、武装合身。聳え立つ鋼の巨大武者「武雷王」。武雷王と化した機体は、風王機をも取りこめとソウマに囁く。しかし、ソウマはそうしなかった。彼が選んだのは、師との対決だった…。武雷王と風王機の戦いは壮絶を極めた。血色の颶風を纏う風王機の攻撃を、武雷王は悉く耐える。武雷王の纏う雷鳴の防御結界はソウマの闘志そのもの。決して砕けることはない。しかし、武雷王は諸刃の剣。その身を維持するだけでもソウマの魂を容赦なく削っていく。勝負は、短期決戦あるのみ。武雷王には弐つの武器がある。必滅の刃「暁之太刀」と降魔の一閃「掃魔之太刀」。真正面からの剣戟…砕け散ったのは宿命の颶風、打ち勝ったのは決意の刃。ソウマは敢えて武雷王の力を使う「暁之太刀」ではなく、自身の刃「掃魔之太刀」を振るっていた。それでも、いや、それゆえに最微塵へと帰す風王機。空中に投げ出されるシオンサイ。ソウマは思わず機体から飛び降り、師の元へと向かった。 シオンサイはかつての武装機の操縦者だった。だが、彼は「武装機の作成者」の思惑通りに雷王機と風王機を力で従えてしまった。そして結果的には、それゆえにガンエデンに封じられていたと言う。武装機のかつての装者といったならば、遥かな昔と言う事になる。ソウマは思わず師に貴方は何者かと問うた。シオンサイはそれには「いずれ判る」とのみ言い、「掃魔之太刀」を振るった弟子を見て言った。「…その姿が、見たかった」と。彼は満足げに言い、そして、ゆっくりと風に溶ける様に消えていった。 成り行きを見ていた鳥は言う。前任の護り手の一人が消えた、ソウマが次の壁になれと。それを聞いたアルヴィスは思わず叫んだ。そんな壁なんて、要らない、と。それは定められた言葉だった。そして、その言葉を契機とし、ゆっくりと、しかし、確実に門は開かれた。…もはや、地球を護り、隔ててきたあらゆるガンエデン=システムの結界は消えうせていた。この非常時に、古代バルマーの残した遺産、惑星封印機構ガンエデン=システムは緊急モードに移行した。これに伴い、ガンエデン=システムの当世の生体主演算ユニットであるイルイ=ガンエデンは目覚めの時を迎えていた。しかし、戦士たちはまだそれを知らない。
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`---RE:第4次OG in LLK Revival Devil-10(仮)---2004/02/28(土)02:36---団長