Circle LLK

ツリー表示へ返信
TITLE:コンセプトワーク-02
AUTOR:団長
DATE:2005/01/13(木)00:19

ギルド
 街の夜を取り仕切る影の結社、それがギルドです。ギルドは一種の共済組織です。結社員からの上納金で運営され、街の孤児や身体障害者の生活を保護し、生活のための技術を身につけさせたりします。
 ギルドに所属するものは生活をギルドに保障されます。また、本人の資質に合った仕事を斡旋してくれます。この仕事を断ることも出来ますが、多くの結社員はこの仕事を請けます。
 結社員は月に最大レベル×100銀貨を支払います。
 上納金の5割は組織に、5割は師匠に払われます。師匠がいなければ10割が組織に支払われます。師の元にいれば、師の保護を受けることが出来ます。一方、師がいない場合は組織から直に仕事を請け負うことが出来ます。師がいる場合、師が斡旋する形になり、報酬の1割を師に渡すのが恒例となっています。
 また、ギルドは金も貸します。結社員ならばレベル×500銀貨までは貸してくれます。上納金が納められない場合、自動的に借金で補填されます。借金を返せない場合、結社員には大きなペナルティが与えられます。

魔法士協会
 恐らく世界最強にして最大の組織、それが魔法士協会です。魔法士協会の協会員であることは極めて高い地位を保証されている事を意味します。通常、あらゆる権力者は協会員を優遇します。それは、協会員が野放図な魔道を駆逐する力を持っているからです。
 魔法士協会は極めて特殊な組織です。ある意味、組織としての体裁すら保っていません。本部もなければ支部もありません。協会員は一人の例外もなく魔道を扱うことが可能であり、いわゆる事務職員はいません。そのため、魔法士協会の協会員になることは極めて困難です。3人以上の協会員の推挙が導師級(Lv10以上)の協会員に届けられれ、その導師級の協会員が実際に審問し、許可を出して初めて協会員として認められます。導師級以上の魔術には、魔法士の証であるメダリオンを生成する術があり、それを用いて本人用のメダリオンを生成します。この際、メダリオンの原料となるレアメタルや術の触媒は本人が用意することが通例です。
 メダリオンは、魔法士として認められた術者の証であると共に通信装置でもあります。通常のメダリオン間では地域を指定した通信が可能であり、この機能は主に野放しの魔道を発見した場合に使用されます。近隣の住人などから野放しの魔道が協会員に通知されると、協会員はより近くにいる、レベルに応じた魔法士に現地に赴くようメダリオンを通じて連絡します。これを受けた魔法士の中で可能なものが魔道の調伏に向かうよう義務付けられています。より多くの場数を踏んだ魔法士のメダリオンは自動的に自分のレベルを周囲に通知し、それに応じた魔術を所有者に与えるよう、より上位のメダリオンに連絡します。この結果、魔法士はより高位な魔術をメダリオンを通じて学ぶ機会を得ることが出来ます。
 多くの国家権力や支配者は、有力な魔法士を召抱え、彼を通じて魔法士を少しでも多く支配地におくようにします。これは、魔法士がいる場合、魔道による災害を極めて迅速に統制できるためです。そのため、魔法士協会には一切存在しない金銭的報酬を国家が補償します。また、お抱えの魔法士への取次ぎは国家が用意した組織を通じて行うようにすることで、国内の状況を把握する場合が多くあります。さらに、魔道の調伏という人間の社会の枠に収まらない、人道上の任務を遂行するため、魔法士は国内のあらゆる関所をフリーパスで通ることが出来ます。ただし、国家間の関所は例外である場合が存在します。例えば戦争中の国家間では原則的に足止めをされます。ただし、多くの場合、敵国側の上級魔法士が話をつけてくれることが多いです。
 なお、メダリオンを持つ相手に対し、一般人が攻撃をすることは殆どありません。理由は、魔法士に手を出すと何をされるか判らない為です。また、一般の人にとっては魔道による災禍とそれを駆使する魔法使いの間に区別はありません。そのため、魔法使いは敬われると共に恐れられる存在でもあるわけです。
 魔法士は、野放しの魔道を調伏することを求められている魔法使いです。しかし、魔法使いが必ず魔道を調伏してくれるとは限りません。それどころか、魔道を使いこなすはずの魔法使いが魔道に飲まれ、魔道に堕ちてしまう場合すらありえます。そして、不幸なことにそうなる可能性は極めて高いのが実情です。あるいは、魔道に恐れをなし、調伏依頼を無視し続ける魔法士も存在しえます。そういった場合、そのメダリオンを生み出した魔法士のメダリオンに状況が通告されます。そして、その魔法士はメダリオンを破壊することが出来ます。この破壊は、親メダリオン、あるいは親メダリオンの親、その親などのように、幾段も遡った祖先のメダリオンからでも行うことが出来ます。もっとも、多くの場合は何度も通告などが来るため、すぐに問答無用で破壊されることはありません。魔法士は貴重なのです。




返信

[Root]コンセプトワーク-01---2005/01/11(火)03:05---団長

 `---コンセプトワーク-02---2005/01/13(木)00:19---団長


題  名:
書いた人:


本文:

ファイルアップロード:

管理人連絡先はこちらです