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TITLE:シナリオ2:英雄王と歌姫
AUTOR:団長
DATE:2006/03/21(火)22:29

 団長です。
今日は、WBCとか見てましたが、
一通り情報をまとめましたので、
まず書き込みます。

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★ 英雄王と歌姫  ★
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■ダスト山麓の村
 ディスティードの村は、パルロイバルベの住まうダスト山の麓にある。
その村は古王国時代の城砦跡にあり、遺跡の防壁を利用している。
村の裏手は崖になっており防備は固い。
この崖の上に「パルロイバルベの庵」と呼ばれる聖域がある。
 また、この村の近くの森には賢者ガラードが住んでいる。

■ディスティード村の入り口
 冒険者がディスティードの村に入ろうとすると乞食が施しを乞う。
乞食に施すと村の様子、パルロイバルベについて、
エルクベルグの魔神について、ガラードについての情報を聞ける。
ただし、質問は冒険者側からせねばならない。
 乞食を攻撃すると、一撃で死に絶えるが、死体は残らず襤褸切れだけが残る。
 村の様子は、至って平和であり、唯一の酒場である「母の温もり亭」で看板娘ラクティの歌を聴くのが村人の楽しみである。
 パルロイバルベは100年以上前にダスト山の聖域に住んでいた魔神で6枚の翼、7つの頭、8本の尻尾、9つの目を持っていた炎の魔神で、ガルダードの娘と呼ばれていた。
 エルクベルグの魔神とは、エルクベルグ地方に古くから存在した強力な神性で、タルカトス火山の火竜王ガルダードとツオーセス川の水竜王バルガダールを筆頭とする存在である。
なお、エルクベルグ王国よりも旧い古王国では人間と近しく存在していたが、エルクベルグ王国時代以降は人間とあまり関わらなくなったと言われる。
 ガラードは、この村の近くの森に住んでいる。
彼は身の丈2.5mの筋骨隆々とした大男で、全身はツルツルで脂ぎっており、髭だけは立派なカイゼル髭である。
村一番の年寄りである雑貨屋のゴーズ爺が子供の頃から今の姿だったらしい。

■ディスティード村の様子
 村は小さく、旅人相手に商売をしている店は酒場と雑貨屋だけである。村人向けの雑貨屋は別にある。冒険者は酒場、雑貨屋、村長宅、ガラード宅にいける。

■酒場
 酒場「母の温もり亭」に行くと、女店主のナスティと看板娘ラクティが働いており、何時行っても客は多い。
ナスティは40過ぎの未亡人で、シャクティは12〜13の娘である。ラクティはおっとりとした様子で料理などの上げ下げをしているが、手が空くと直ぐに店の真ん中の台に乗って歌を歌う。客である村人はそれに聞きほれている。
よほど知力が鋭くなければ、冒険者も聞き惚れてしまう。
聞き惚れた者は、それを不思議には思えないが、そうでなかった者は、ラクティの周囲に光の粒が舞っていること、ラクティが数時間も歌い続けるのは不自然であることに気付く。
 歌の内容は、エルクベルグ王国の建国王エルカイド=ファーデルハイドの英雄譚であちこちの困っている人を助けていくサーガである。
 ラクティはナスティの娘ではなく、ボロボロのシャクティが道に倒れていたところをナスティが
引き取ったとのこと。
 ラクティに迫ろうとすると村人があらゆる意味で真剣に妨害してくる。村人を傷つけるとラクティが悲鳴をあげ、それを聞いた冒険者は「パワーワードスタン」と同等の効果を受けてしまう。
また、彼女が手をかざすと、村人の傷は瞬く間に直っていく。
 歌に聞き惚れた者は、それを不思議に思わない。

■雑貨屋
 雑貨屋「ゴーズ爺の店」は、村一番の高齢者であるゴーズ爺が経営している雑貨屋である。
エルクベルグ王国時代に青春時代をすごしており、口癖は「最近の若い者はなっちょらん」である。
 ガラードとは旧知で、ガラードに紹介状を書いてくれる。
ゴーズ爺は魔道持ちに対しても友好度は下がらない。
村人の例に漏れずラクティの大ファンであり、「15年前から毎日のように」彼女の歌を聴きに行っている、と自慢げに話す。彼女の年齢と、時間経過の問題には気付いていない。

■村長宅
 酒場か雑貨屋かガラード宅で村長宅への道は教えてもらえる。村長のオスティン=マイアーは高齢だが彼が子供の時、ゴーズ爺は既に青年で、ガラードは今のままだった事を教えてくれる。
崖の上に「パルロイバルベの庵」へは、彼が管理する地下道を通って以外は切り立った崖を上るか、空を飛ぶしかない。
ゴーズ爺かガラードの紹介状があれば、地下道への扉の鍵をあけてくれる。地下道とそこへの扉は古王国時代の遺跡で鍵なしであけるのは困難である。

■ガラード宅
 ガラード宅は、無骨な岩を組合わせて作られており、内部には大量の薬草が仕舞われている。
ガラードは気の良い男であるが、恐ろしく冷めた部分がある。
他人が何をしていても全く気にしないところがあるのだ。
彼はこのシナリオで得られるほぼ全ての知識を持っているが、それを直接的に教えることはない。
 頼めば、村長への紹介状を書いてくれる。
傷を負っていれば、それを治す薬をくれる。
ラクティを魔神だと目星をつけ、それを倒す方法を聞いても、彼女が明確に誰かを傷つけたかと問い、放っておけ、で終わってしまう。
ラクティを利用しようとしている魔法使いの存在も当然知っているが、無視している。
パルロイバルベについての説明少し詳しくしてくれる。
その魔神はガルダードの娘と呼ばれ、普段は人間に擬態して人の中で暮らしていたこと、悲しさが極まると感情の爆発と呼応して魔道が暴走し、周囲を焼き尽くして自分の悲しい記憶も焼きつくして彷徨うこと、見かねた火竜王ガルダードが悪人の入れない結界をダスト山の上に作り、そこに住むように言った事などを教えてもらえる。

■歌姫の秘密
 ラクティは深夜になると一人で村の中央の噴水に行き、そこで「人間では聞き取れない言葉の歌」を歌う。
その時、彼女の周囲には無数のルーンが展開し、呪文「リンカーネーション」の準備をしていることが判る。
ただし、本来ならばハイルーンが必要なこの呪文をマイナールーンだけで組もうとしているため、全く足りていない。光の粒は崖の上へと上っていく。
 ラクティの周囲の光の粒に気が付き、それを調べるか、深夜にラクティの跡を追うとその現場を押さえられる。
彼女に悪意は感じられず、「エル様を生き返らせるの」と可愛らしく答えられて終わりである。
 パルロイバルベかと聞いても小首を傾げるだけである。記憶の位置部は本当に失っている。
彼女は「少し前」に「エル様」に自分が帰ってくるまで寝て待っていて欲しいと言われ、寝ていたこと、起きてみると周囲に誰も居らず、ナスティに助けられたこと、それからしばらくして、「ガルダードの使い」を名乗る魔法使いから「エル様」が今は死んでいることと、復活のさせ方を聞き、それにしたがって今は精気を崖の上に送っているとの事を教えてくれる。
また、彼女は「エル様」が迎えに来るまで「エル様」に会いには行かないと約束をしている。
 崖の上の様子を調べるためには遺跡の通路を使って上に行くしかない。これはゴーズ爺やガラード、ナスティなどに聞けば判る。
また、遺跡の通路は村長の許しがないと使えない。

■庵への道
 遺跡は、今回は崖の上に続く道以外は封印されている。
村長宅裏の崖の壁面にある大扉を開けると20m四方の大部屋に入れる。そこの突き当りには4つ、左右の壁には3つづつの両開きの立派な扉があるが、それらは1つを除き全て封印されている。突き当たりの右端の扉のみ開けれており、それが崖の上への道である。
扉をくぐると、さらに50m程まっすぐな道がありのぼり階段がある。
道には「ウッド・サーバント」が3体立ち塞がっている。
頂上まで踊り場は4つある。2つ目と4つ目の踊り場にはやはり妨害者がいる。2つ目には「ストーン・サーバント」が2体、4つ目には「ヘル・ハウンド」が1体いる。
妨害者とは交渉の余地はない。

■決戦!
 崖の上には小さな庵があり、そこには常人でも判る強力な結界が張られている。「悪意あるもの」が入れないようになっており、当然冒険者も入れない。
 結界の中には血で書かれた魔方陣と人骨の一部があり、そこに光の粒が集まってる。
冒険者が弓矢などで人骨を破壊しようとすると、魔方陣の中に魔法使いが現れ、妨害してくる。
この魔法使いはコルホート=ヨッテムで、死霊術を得意とし、特に死者の遺品を媒介とする魔術が得意である。エルカイドの遺骨を盗み、パルロイバルベをそそのかし、強力な死霊騎士を作ろうとしている。
そして、「サラマンダー」2匹を呼び出し、さらに人骨を媒介に「サモン・チャンピオン」の呪文で「エルカイド=ファーデルハイド」を召喚する。このエルカイドは「チャンピオン」扱いだが、パルロイバルベの蘇生の光の影響で強力な自我を持ってしまっており、コルホートの言うことは聞かない。
このため、エルカイドは結界の外にはじき出されてしまう。
冒険者は態度によってエルカイドは敵にも味方にもなるが基本的に彼は悪人ではないが他人の痛みを類推できない種の思いやりにかける人間であり、自尊心が高く、おだてに弱いことに注意する。おだてられると、友好度が通常の3倍の割合で増加する。
 結界に守られた魔法使いとブレス持ちの魔獣は手ごわいはずである。
彼らの足元の魔方陣がから来るである事に気付いた冒険者は弓矢や石などで魔方陣の線を消せれば彼らも結界の中にいられなくなることに気付ける。
これを実行し、結界の外にはじき出されるとコルホートは「ヘル・バルチャー」を呼び出して逃走する。呼び出したターンに「ヘル・バルチャー」が倒されると降伏する。死ぬまでは戦わない。
 遺骨を退けるとエルカイドはゆっくりと消えていってしまう。
彼は残念そうだが、あっけらかんとしており、悲しみはしない。

■後始末
 事件解決後、ラクティに攻撃していなければガラードが褒美に強力な土のルーンが封じられた護符をもらえる。
 その後のラクティは、冒険者の対応に対して異なる。
 真相をそのまま明かすか、エルハイドがいなくなった事を話すと、悲しさのあまり爆発を起こす。ただし、力の大半を失っていたため、近くにいる冒険者を重傷に追い込むだけである。
そして、彼女は正体を現して飛び去ってしまう。正体は首から上が少女の上半身になっている、炎に包まれた大鷲。その周囲には7つの鷲の首があり、それぞれの首は単眼である。また蛇の尻尾が8本ある。
飛び去った先はわからず、ゴーズ爺やガラードに相談すると、タルカトス山の火竜王ガルダードを尋ねてみると良いと助言をもらえる。
 あるいは、エルハイドはまだ復活しておらず、別のところに復活準備中なので「パルロイバルベの庵」で待っているようにというと素直にそれを信じ、そこで待つ。
(注:実際のプレイでは彼女は飛び去る結末になった)




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[Root]今週末に向けて---2006/03/20(月)00:55---団長 添付ファイル(クリックで原寸表示)

 `---ポイント1:新・負傷ゲージ---2006/03/22(水)02:16---団長

 `---ポイント2:新・鎧ルール---2006/03/22(水)02:22---団長

 `---ポイント3:技の使用回数---2006/03/22(水)02:27---団長

 `---ポイント4:法術の使い方---2006/03/24(金)00:25---団長 添付ファイル(クリックで原寸表示)

 `---ポイント5:技術一覧---2006/03/24(金)04:08---団長

 `---シナリオ2:英雄王と歌姫---2006/03/21(火)22:29---団長

 `---シナリオ3:コインに願いを!---2006/03/21(火)22:48---団長

 `---シナリオ4:火竜王の山---2006/03/23(木)22:36---団長


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