Circle LLK

　団長です。
なにやらデミヒューマン付いているようなので、
デミヒューマンを解禁しておきます。

　個人的に「今更フォーセリアはできないよ！」と
思っておりますので、オリジナルワールドを
用意しました。

　オリジナルワールドは「竜の世界(仮称)」です。
「竜の世界(仮称)」は、ある部族に伝わるお伽話によれば、
「一匹の偉大な竜の夢の泡沫の中にある世界」と言われます。

　この世界では、絶大な力を誇る一族「霊長族」と呼ばれる
竜が全ての基礎になっています。
竜のいない場所には、あらゆる生き物は存在せず、
「虚無の砂漠」と呼ばれる状況になります。

　それ以外の植生である、草原、森、雪山、そして火山などは、
そこに棲む竜の種類によって決定されます。
例えば火山には火竜が、森には緑竜が住んでいます。

# 緑竜は腐敗ガスブレスを吐いて腐葉土を作ります！ HAHAHA！

　全ての樹木は竜の老廃物から発生します。
また、十分に育った樹木は、やがて枯れ、それを苗床に
新たな樹木が生えますが、それも「親となった竜」の
縄張り内でのみの話であり、別の地域に持っていても
増えたりしませんし、やがれて枯れてしまいます。
竜は不死ではなく、何らかの理由で死ぬ場合もあります。
その場合、竜の遺骸(竜骸と呼ばれる)が残り、
龍骸が存在する間は、竜の生前と同じように、
竜の縄張り内の樹木は生い茂ります。
ただし、竜骸もいずれは朽ち果てます。
その時は、その地に新たな竜が現れるのです。
竜は、水の渦、旋風の目、巨岩の中、溶岩の泡、
沼の底など、自然界のどこからか現れます。
現れたときは力は十全ではありませんが、
すぐに最大の力を発揮できるようになります。

# この世界では、ドラゴンパピーとかは出ないということさ！

　竜は自然界に満ちる力を吸収して活動するため、
本来は捕食行動は必要ありません。
しかし、愉しみとして生物を食べることがあります。
また、感情を食べることを愉しみとすることもあります。
竜は極めて高い知性を持ちますが、理性を持っているとは限りません。
さらに言えば、竜自身が自分は世界を維持するための
装置の一つでしか無いことを理解できてしまうため、
敢えて、それを忘れるために享楽に耽ったり、理性を捨てたりします。

　世界は竜を中心に回っていますが、
竜だけが生きている訳ではありません。
樹木が茂ると、不定期に「妖精の輪」と呼ばれる、
樹木で出来た「門」が自然に生まれます。
この「門」からさまざまな草食獣が現れます。
「竜の世界(仮称)」の草食獣はすべて、樹木を食べるのではなく、
樹木から生気を浴びて生存します。
樹木は一定の生気を放出するとしばらくは生気を放出できなくなるため、
草食獣は生気を放つ樹木を求めて大地を徘徊します。
妖精の輪から生まれた草食獣は、この生気を視覚的に捉える事ができます。

　草食獣は感情を持ちます。
感情には大きく分けて三種類が存在します。
黄色の感情と呼ばれる「嬉しさ、楽しさ」、
赤い感情と呼ばれる「怒り、闘争心」、
紫の感情と呼ばれる「恐怖、憎悪」です。
草食獣たちの持つ感情は彼らの行動する範囲にある程度ばら撒かれ、
それが一定の濃度になった時、「妖魔の穴」と呼ばれる
影のように見える「門」が自然に生まれます。
この「門」からさまざまな肉食獣が現れます。
「竜の世界(仮称)」の肉食獣はすべて、草食獣を食べるのではなく、
草食獣や同じ肉食獣の放つ感情を浴びて生存します。
ただし、多くの肉食獣は、感情の量が一番大きな「死への恐怖」を
浴びるために他の獣を殺します。
ただし、このような紫の感情以外を好む獣もいます。
一部の小鳥や虫たちは黄色の感情を浴びるために
美しい音色で周りを楽しませます。
一部の獅子や狼は、赤い感情を浴びるために、
自分と戦うに相応しい強者を求めたり、好敵手と戦い続けたりします。
いずれにしろ肉食獣は感情を浴びないと飢えてしまうため、
感情を放つ生き物を求めて大地を徘徊します。
「妖魔の穴」から生まれた肉食獣は、この生気を視覚的に捉える事ができます。

　「妖精の輪」「妖魔の穴」から現れるのは上記のような獣だけではありません。
「獣」の対として定義される「人」が現れる場合もあります。
「人」は獣と異なり、積極的に周囲の環境を自分に快適なように
作り変えようとします。

　「人」と一言でいっても、様々な部族がいます。
「妖精の輪」から生まれる者は妖精と呼ばれます。
妖精には森妖精の耳長族(エルフ)、風妖精の有翼族(フェザーフォルク)、
海妖精の人魚族(マーマン)などがいます。
知性に欠ける部族は花妖精(フェアリー)など、もっといます。
例えば、耳長族は平原に生える樹木から生気を浴びて生活しますし、
有翼族は高山の樹木から生気を浴びます。
人魚族は当然、海藻から生気を浴びます。
彼らは、植生が合う範囲で自分に生気を与える樹木を植林しようとしますし、
それを切り倒そうとするもの積極的に排除します。

# 一般的に生気の補充が容易な耳長族(エルフ)のみ基本PCとして許可します。

　また、「妖魔の穴」から現れる者は妖魔と呼ばれます。
妖魔には有角族(オーガ)、豪腕族(ドワーフ)、獣脚族(パン)などがいます。
知性に欠ける部族は穴鬼族(コボルト)、小鬼族(ゴブリン)、鬼族(オーク)、大鬼族(トロール)など、もっといます。
獣脚族の多くは兎の足などを持つ小人で黄色の感情を浴びて生活します。
そのため、彼らは音楽を奏でたり、他愛のない悪戯をして周りを笑わせたりします。
獣脚族の中には下半身が別の獣の胴体になっているものもおり、それらは別な感情を浴びる生活をしています。
豪腕族は文字通り手が長く太い部族で、身長は低いがひきづるほどの長く太い腕を持ち、
赤い感情を浴びる生活をしています。
そのため、彼らは常に何かを競ったり、競わせたりしています。
有角族と多くの鬼族は紫の感情を浴びて生活をしています。
そのため、彼らは恐怖を与えたり、憎悪を買うような、苛烈な支配を好みます。
極端なものになると、死を振りまき、それに怯える感情を耽溺します。

# 感情の補給は比較的容易であるため、理性の強い有角族(オーガ)、
# 豪腕族(ドワーフ)、獣脚族(パン)をPCとして許可します。
# 獣脚族(パン)はグラスランナーのデータを流用します。
# 有角族(オーガ)は追加データで、傾向としては精神の弱い肉体派です。
# 有角族(オーガ)は魔法戦士種族であり、穴鬼族(コボルト)は斥候種族、
# 小鬼族(ゴブリン)は軽戦士種族、鬼族(オーク)は戦士種族、
# 大鬼族(トロール)は重戦士種族です。

　また、妖精や妖魔とは異なり、竜の老廃物から樹木と同様に
生まれてくる「人」も存在します。
かれらは竜鱗族と呼ばれ、直立したトカゲのような姿をしています。
竜鱗族の中には理性が弱い一族もおり、それらは蜥蜴族と呼ばれます。
竜鱗族は竜から直接、生気を浴びます。
竜の破片と呼ばれる竜の爪や牙からもしばらくは生気を浴びられます。
彼らの多くは竜の身の回りの世話をすることで一生を終えます。
ただし、竜が戯れに彼らに帝国を作らせたりします。

　上記の竜、妖精、妖魔以外に特殊なものがいます。
上記の者たちは、生まれた時に定められた役割以外のことを習得することはできません。
また、決まったものからの生気か決まった感情だけでしか生活できません。
しかし、流浪族だけは、不特定な生物や加工物を直接的に食べることが可能です。
このため、他の部族にはほぼ不可能である食料の貯蓄が可能となっています。
そして、戦士、盗賊、魔術師などに人生の途中からでも変更し、あまつさえは大成することすらあります。
さらに、流浪族と長年過ごすと、他の部族もこの特性を少しづつ得ることができます。

# 他の部族は、強く生まれたものは強くあり、弱く生まれたものは弱いままです。大抵の場合は！

　この性質のお陰で、現在の「竜の世界(仮称)」において、流浪族が最大勢力となっています。
そして、この流浪族は自分たちの事を「人間」と呼びます。

# 耳長族は流浪族を「みみなし」と呼びますし、有角族は「つのなし」と呼びます。
# 豪腕族は「のっぽ」と呼び、獣脚族は「おきゃくさん」と呼びます。
# そして、口が悪いものは「屍肉食い(スカベンジャー)」と呼びます。
# これは、生き餌以外を食事にできるのは流浪族のみであるためです。