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TITLE:OG in LLK戦術論4
AUTOR:団長
DATE:2002/11/15(金)02:37

団長です。日刊戦術論です。(開き直りました。

 さて、4回目は「使用武器の選択」です。

 適切な能力を持ったパイロットの乗る機体を担当し、
問題ない位置どりで、適切に火力を集中することが出来ても、
使うべき武器を間違えると、やはり戦闘では勝てません。
適切な武器を、場面に合わせて使い分けてこそ戦闘で勝利することが出来るのです。

 武器の選択には以下のような側面があります。
  A 効果からの選択
  B 経済からの選択
  C 演出からの選択
 それぞれは別の観点からの選択であると言えます。

 まず第一に考えられるのが、効果からの選択です。
「当たりやすさ」
「ダメージの大きさ」
 の積が最大の武器が最も効果的な武器と言えます。
ならば、常に最大の効果を持つ武器を選択するのが良いのでしょうか?
 それは当然違います。

 殆どの武器は何らかの使用制限があります。
特に効果的、とされる武器の多くは
より厳しい使用制限が課せられていることが殆どです。
 したがって、経済性と言う側面から見た場合、
制限の多い武器はなるべく使わないほうが良くなることになります。
これは正しいか、と問われればもちろん間違いであると言えます。

 また、攻撃は最も派手でかつ華やかな場面であることから、
「演出」と言う面も注意する必要があります。飾らないで言うならば、
「強力な武器は強敵にのみ使うことで、強力であることを表現する」
ということです。
 では、これは効果や資源を考えない選択でしょうか。
 もちろん違います。
 この要素による高揚感はかかせませんし、さらに言えば、
大抵のゲームでは武装の性能自体が
この要素を満たす様に設定されているものです。

 上記の3面は総て相反する命題を掲げているように見えますが、
それぞれが相関します。

 効果的、と言う面を考えた場合でも、
戦闘時間をトータルで考えた場合は在る場面では
「その時点での効果最大」の武器を使わずに温存した方がより「効果的」です。

 経済的、と言う面では戦闘終了終了時に武装が残っていることの方が非経済的ですし、
資源が100である敵を倒すのに、資源減少が50−100の強力な武器を使うのと、
25−75の中堅兵器を使う事のどちらがより経済的であるかを考えれば、
強力な武器で(もしかしたら壱発で終わるかもしれないが、大抵二回攻撃する必要がある)
過剰破壊するよりも中堅兵器で2回ぶん殴った方がこちらの資源に無駄がおきません。

 そして、効果の低い武器でも十分に有効打の与えられる雑魚に
強力で使用制限の厳しい武器を使うのよりも、
効果の低い武器では有効打になりにくい強力な敵にこそ、
強力な武器を叩きつける方が、「より効果的」で「より経済的」で「より劇的」
なのです。


 ここまでの話には別に特別なことは書いていませんし、
読み進めた方も何を当然のことを、
と思っているかもしれません。
 しかし、これは非常に難度の高い選択なのです。
伊達や酔狂で4番目の説明にしているわけではなく、
最初の方では、説明してもその意義すら分かり難い内容だと言えるからです。

 なにが「効果的」であるか考えるだけでも、
自分が度のような能力を持ち、どのような戦闘を得意とするパイロットなのか、
味方の陣形の中では自分が為すべき仕事を果たすために、温存するべき武器は何か、
あるいは、ここで使うことがもっと効果的なものは何か、
さらに、今より有利な状況で今使おうとしている武器が使えるか、いなか、
あるいは「この戦闘はどれくらいの長さ続く」のか。

 ざっと考えただけでも、選択に影響する要因はこんなにもあります。
逆にいえばこれらの要素を把握せねば、適切な選択は出来ない場合が多い、
と言うことでも在ります。


 ここまでの概念的な話では分かり難いと思いますので例題で説明します。

 ・ある機体は3回までバリアが張れます。
 ・雑魚に5回、ボスから2回攻撃を受けるとします。
 ・当然、雑魚の4回にはバリアを使わないほうが良いのです。
 ・ただし、ゲーム中では実際には何回攻撃を受けるかなど把握できない上、
  雑魚からの攻撃を先に受けます。
 ・しかし、だからと言って、雑魚の攻撃で防御資源を使いきって良いでしょうか。

 ・在る機体は、強攻撃2、中攻撃4、弱攻撃8回使えるものとします。
 ・弱い機体は強1か中1+弱1か弱3で撃破可能、この機体は自分に5%損害を与えます。
 ・中位の機体は強1か中2か弱5で撃破、自分には15%損害とします。
 ・強い機体は強2か中3か弱7で撃破、自分には25%損害とします。
 ・これらと弱いものから順に戦うとしたら、「弱い機体」に強攻撃を叩き込むことが
  許されるでしょうか。
  (実際に弱いものから順に戦い、自分の損害を最小に押さえてみましょう。
   撃破した攻撃のターンにも相手の攻撃は同時に自分に損害を与えるものとします。
    模範回答では、残りの自分の資源は10%です。)

 これらの例を考えてみれば、不思議と強力な防御や攻撃は強力な敵にこそ使う「べき」で、
弱い攻撃や防御は、やはりそれなりの敵に使うべきだと言うことが実感できると思います。

戦闘時は毎ターンのように武器の選択と言う要素があります。
したがって、今回の内容は非常に実用性が高い内容であると思います。
今回述べた内容を頭に止めながら戦うことで、あなたのキャラクターはまた一歩、
パーティにいる意味のあるキャラクターに近づくことができるでしょう。

以上です。


追伸:雑談のネタが切れました。




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