Circle LLK

皇子です。

> ええ、もう涙腺どころか３０越えたヤローが大泣き。
> 娘の目の前で、です。何か久々に直撃。やはり直球勝負に弱い。

その、おっさん臭そうな涙に応えましょう。手短に。
ドレミについては書く事が多いの何のって、
ついには書ききれなくなって、
５５５の最後の一文に集約された訳です。
流石に前後編のおじゃ魔女コラムはまずかろう（笑。

シリーズ第一話を見た時の事です。
「今更、魔女っ子もなかろう」と思いつつ見ていた記憶があります。
カエルとの一件でおじゃ魔女となった主人公どれみちゃん。
当時は彼女は獣でした。はい。最終話へ向けての仲間との下りを見ると、
とても同じ個体が時を経て成長したと姿は思えません。
で、
物語が始まりました。
…ウルトラマン？
既存の魔女っ子モノと違い、魔法に対する制限が桁違い。
魔法を使うたびに魔力の詰まった珠が消費される。
行使できる力は多岐に及ぶが、限界がある。
（魔女っ子と言えば変身に特化していたモノです。）
更に、他者の精神への干渉が禁忌とされていたのには、驚いたものです。
古典的な魔女っ子の使う魔法に
仲違いしている両者を仲直りさせるというモノがありますが、コレができない。
更にウルトラマンが己の見栄の為には変身できない様に、
彼女も自分の欲望のままには、その力を行使できない。
先ずココでヒット。ランナーが出ました。
次に、
以前も書いた記憶があるのですが、
先代の女王様が出てくると無くなってしまった「お呪い」がありました。
魔女などが使用する呪的物品を一般人が使用する際、
その行使した力に等しい厄災が使用した本人に降りかかる。
いわゆる「サカナギ」が起こる。
しかも、そう言った呪的物品を行使するのは主に主人公と同年代の小学生女子。
お年頃の女児に最も需要のあるお呪いグッズといったら…
「○○○君と、両想いになれますように。」
と言った、恋愛成就系のモノと相場は決まっています。
そこで、思い出してみましょう。
魔法での他者の精神への干渉は禁忌。
ソコへ付けて、精神操作系の魔法が行使できる呪的物品。
…幼児向けアニメが、聞いて呆れるほどマニア志向な設定。
にもかかわらずそれを微塵も感じさせない演出。
二人目のランナーが出ました。ノーアウト１、２塁。
当初は、
そう言った便利な様で不便な魔法を描いていた訳ですが、
魔女っ子にはピンチが付き物で、制限満載の魔法では
対処できない状況というのが、発生する訳です。
そんな時、彼女たちは円陣を組み、各々の呪文
（個々にある所見ると、潜在的な力を引き出す為の「真言」の様なモノかな？）
を唱えながらワンドを掲げ高らかに詠います。
「マジカルステージッ♪」
複数の魔女が、決められた行為を決められた順序で。
儀式魔術です。
彼女たちは個々では行使できない強大な呪力を儀式魔術によって行使します。
…３ランホームランです。
正直、恥ずかしかったので誰にもいうことなく、一人でハマってました。
３塁が空いていたのが心残りといえばそうですが、
何だか妙に生々しい小学女児に憧れのお兄さんは要らなかった模様。
この辺りは、不朽の名作となりつつある「ちびまる子ちゃん」の影響でしょう。
そう、この妙に生々しいリアルな小学生像も気を引いた一因だったかも知れません。
何やら、いかがわしい物言いですが、
変にませた子供より共感が持てたといった所でしょうか。
（ちなみに変にませた子供の代表はCLAMP系小学生）
僕に限った事ですが、懐古趣味が強く、幼少時を連想させる話や物品が大好きです。
その趣向が、今の子供達より若干古い感性の彼女達に好感を持たせていたのかも知れません。


誰だ、最初に“手短”とかいったのは！？


まぁ、こうなってしまうから余り「どれみシリーズ」に
ついては書きたくなかったのですよ（笑。
これだけ書いて、第一期の出だしと、設定への雑感のみ。
前後編コラム所か、隔週連載モノで半年はいける気がします。
（熱が半年持たないので、実際には無理でしょうが…）

> そして気付く事。
> 「やはり私はどれみ一押し・・・」

まぁそんな訳で、この意見には僕も賛同します…が、
趣向性の強いお話しなので、万人向けでは無いです。
それこそ、年齢一桁の女児と、
二十代後半から三十代前半の男性にしか、
受けない様にも思えます（笑。

ただ、自分に子供ができたら男女にかかわらず見せたい作品ではあると思います。
…情操教育にはもってこいさ！
なっちゃいない大人もどれみで洗われろっ！！

とか言ってみて（笑。
以上。