団長です。個人的には、「今後のゲームの方向性を占うんじゃないかなー」と思っていた「E3 2012 MEDIA BRIEFING」のニュースにざっくり目を通していたら、SONYに関して、暗澹とした気持ちになっていまいましたので、思ったことをメモっておきます。 SONYとMicrosoft、任天堂は全て、据え置きデバイスと携帯デバイの連携を発表してきました。任天堂が安い技術でゲームとしての面白さを追求し、別にメディアプラットフォーム化は目指していないのは今までどおり。3DSとWiiの連携がないあたりも割り切りでしょう。ここはライトゲーマー向けで、いわゆるゲーマー向けの高度なプラットフォームは最初から狙っていないので、私がこれを見る必要は基本無いのでおいておきます。 問題はSONYとMicrosoft。殆ど同じことを、かたやクロスプラットフォーム、かたやXbox SmartGlassと言う名前で発表してきています。 この時点で、「勝負あった」と思わせる決定的な違いが両者にはあります。 それは、SonyはSony製品だけでしか連携しないが、MicrosoftはMicrosoftだけでなくApple、Google、Sony、その他スマートフォン、タブレットメーカーの製品すべてと連拳するオープンな規格であるということです。 世界中に大量にばら撒かれた、iOSとAndroidを手足に出来るXbox SmartGlassとSony製品…しかも、PS3とPS Vitaだけのクロスプラットフォーム。世界的に見ればどちらがどうシェアを取るのかは明白だと思います。日本だけならどうかもしれないけれど、ソーシャルゲーム関係でスマートフォンでゲームする人口が増えれば、日本でもスマートフォンをゲームメーカーは重要視せざるを得なくなるのではないかと思います。 もしかすると、今日はSonyの向こう5年も暗いものになることを決定づけられてしまった日かもしれないな、と思ったのでメモっておきました。PS Vitaは良いゲーム機であるだけに、企業の戦略ミスで死ぬのは可哀想でなりません。 これが杞憂で、Sonyが再び大帝国を築くことを祈って、今日は書き込みをやめます。以上です。
[Root]SONYとMicrosoft---2012/06/06(水)00:13---団長