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TITLE:トレーニングとしての新ジャンルチャレンジ
AUTOR:団長
DATE:2012/06/26(火)00:05

 団長です。
正直言って、DeNAやGREEのソーシャルゲームの事はポチポチゲーと呼び、軽視していました。
むしろ、古典的ゲームの競合として敵視していたかも知れません。

 良いタイミングが武装神姫のDeNAデビューでした。
これにより、DeNAのゲームインフラに登録する切っ掛けが出来、実際に触れる事ができました。
この時の正直な感覚は、「ゲームウォッチ以下のゲーム性」と言うものでした。

 武装神姫のゲームに人を招待することで貰える特殊神姫を貰うため、色々なゲームと相互招待をしました。
その中で、面白そうなのが「神撃のバハムート」でした。
いわゆるゲームと言うよりは、カードカタログ的な楽しみだったと思います。
この時点まででは、所詮ポチポチゲーはこんな物、と思っていました。

 しかし、結論から言って、全世界レベルでポチポチゲーは受け入れられています。
■参考記事1:CygamesとDeNAの「Rage of Bahamut」が米AppStore売上ランキングでトップ10入り【追記】


 なんで、自分はあんまりポチポチゲーを歓迎できないんだろうな?と思っていた時期に、こんな記事を見つけました。
■参考記事2:ソーシャルゲームを見る4:ソーシャルゲームがゲーマーにとって面白くない理由と批判される理由1


 なるほど、納得できる部分が多い。
以下、抜粋。

ソーシャルゲームのポイントは、「最小限の労力で」「すごい成果を得る」というところ。
ボタンを押せば結果が出て敵を倒したりアイテムが出現する。
とりあえず、やると「なんだか勝っているぞ!嬉しいことが起きている!」という感覚を与えて褒めてくれる。


対して旧来のゲーマーはプロセスに重きを置く。
すごい弾幕をかわして「だから俺は凄いんだ!」と悦に浸る快感。
自分の能力や努力を褒めて欲しい。

ゲーマーにはこのプロセスが非常に大事なのだ。
だからゲーム内容という意味では、『Kingdom Conquest』のように攻略が重要となるタイプのゲームは批判にさらされない。

対して、ソーシャルゲームはいわば褒める装置。
金を払っただけ褒めてくれる、キャバクラのようなシステムである。
ゲームを開始して数日はとにかくどんどんゲームが進む。
レベルアップに新しいミッションに…とにかく褒めまくる。
徐々に褒められなくなり、長く続けているプレイヤーの中でひときわ褒められるには課金が要求される。
かわりにドンペリ…ではないが、課金をすると課金しただけ凄い褒めちぎり大金を吐き出させる。

ゲーマーは実力でゲームを進めることで褒めて欲しいのに、努力して強くしてもより金を使ったプレイヤーに潰される。
全く過程を褒めてくれないどころか、プロセスの所々で「エナジーが無いのでお金出すか時間で回復するまで待ってください」と言われてストレスが貯まる。


以上抜粋。この一連の理論に強く感銘を受けました。

 そこで、この人の記事を読みあさりました。その中で、パズル&ドラゴンズの名前を知りました。
■参考記事3:パズル&ドラゴンズが示したソーシャルゲームの未来


 似た文脈で、こんな記事も読みました。アイドルマスターシンデレラガールズのキャラクター、拡散性ミリオンアーサーの演出、パズル&ドラゴンズのゲームシステムの組み合わせというのは、一案として心躍ります。
■参考記事4:『ソーシャルゲーム=ガチャ課金』への所感、その他まとめ

 その他、周辺情報を読みあさると、怪盗ロワイヤル系の次の世代に当たるドラゴンコレクション系のカードゲームが現在の主流で、その次の世代が出はじめいているらしい。
例えば、パズル&ドラゴンズはこんな感じ、もはや初期PlayStationレベルのゲームとして成り立っています。


 上の記事で出ていた、SEGAのKingdum Conquestのパクリ元であるドラゴンアーク、ドラゴンアークのパクリであるKingdum ConquestをPS Vitaに移植したのがサムライ&ドラゴンズであるようです。

 ロボットゲームとしては、Destory Gunnersが秀逸のようです。Destory GunnersをPS Vitaに移植したのがAssault Gunnersであるようです。


 Kingdum Qoncuest、Destory Gunnersの流れを見ると、スマートフォンアプリのPS Vita移植が今後のトレンドになるのかもしれないと思います。

 一方、ゲーム性の進化を放棄して、ムービーに特化したのが、スクエアエニックスの拡散性ミリオンアーサーになります。システムはドラゴンコレクション系とほぼ変わらず、アニメ、音声、ストーリーで大幅に味付けしてあります。


 スクエアエニックスは次はガーディアンクルスを出しています。これはガチャ排除と言うコンセプトを明確に打ち出し、モンハン的なアイテム収集形式にシフトしつつ有るようにも見えます。


 ざっくりと、此処数ヶ月観察している情報を自分のメモも兼ねてまとめておきました。
最近は、話を聞くと「ソーシャルなんか…」とか「PS Vitaなんて無駄…」のような事を行っている人が多いように感じます。
正直に言えば、自分も感情レベルではそれに近い感想を持っています。
しかし、新しいモノへのチャレンジをするクセをつけておかないと、新しいモノを受け付けない、ただの老害に成り下がってしまうのではないかと危惧しています。
皆さんも、趣味に関しては新しい(くだらない)モノにチャレンジする心を忘れてほしくないなと思い、ご紹介しました。

以上です。




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