Circle LLK

検索:
アウトドアなインドア趣味(あうとどあないんどあしゅみ)
 野良騎士団の公式見解によれば、数あるインドア趣味の中で最もアウトドア指向な趣味は、その趣味に嵌まれば実物を見るために様々な場所に赴き、そのものを待ち伏せる必要があり、しかもその過程すらも趣味の一部として楽しむことが可能な鉄道マニア、すなわち『てっちゃん』である。
 てっちゃんはそのアウトドア指向にとどまらず、列車を見分けるために記憶力、観察力に求まねばならず、しかもNゲージにでも手を出そうものならば手先の器用さも要求されるという、まさに究極のボケ対策ではなかろうかと思うのだが、これに関しては今後の更なる調査が必要ではないかと囁かれている。
(2003-02-11)

悪循環(あくじゅんかん)
目出度く発売延期になったコトブキヤのプラスティックモデル『ヒュッケバイン』に対する考察。
  (1). 弱小メーカだから生産ラインの確保が難しい。
  (2). 生産ラインの確保が難しいので、生産数を揃えられない。
  (3). 生産数が揃えられないので発売できない。
  (4). 発売できないので予告の発売日を伸ばす。
  (5). 延々と発売日が伸びるので購買者は買う気が無くなる。
  (6). 購買者の買う気がなくなるので売り上げが伸びない。
  (7). 売り上げが伸びないので、弱小メーカのまま。
 …以下、無限の螺旋は限りなく下方へと伸びる
(2003-11-25)

アサルトキムチ(あさるときむち)
 「アサリとキムチ」なる看板を誤読した厨房長殿の脳裏を掠めた至言。北朝鮮の秘密兵器の様であり、実に趣き深い
(2003-03-12)

Assault Heroine(あさるとひろいん)
 物語的に考えて、華と成るべく生成されたキャラクタ(ヒロイン)が、極めて攻撃的な場合に奉げられる称号。野良騎士団でのRPG中では極めて大量に量産されることが目下のところの団長と副団長の悩みの種である。
(2003-07-07)

Assault Heroine補足(あさるとひろいんほそく1)
 しかし、研究社『新英和中辞典 第6版典』によれば『Heroine』は『女傑,女丈夫,烈婦』と訳されるので問題ないと言えなくも無い。
(2003-07-08)

Assault Heroine蛇足(あさるとひろいんほそく2)
 ちなみに、辞書をひくために『Heroine(女傑)』と入力したつもりが、最後の『e』を入力しそこなったために『Heroin(麻薬)』が表示された時は飲んでいたお茶を吹いてしまったのはここだけの秘密である。
(2003-07-09)

Assult Heroinについての冷静な突っ込み(あさるとひろいんほそく3)
 そもそもこの21世紀の日本においてアサルトヒロインや女傑ではない種のヒロインが創作も含めたところで以下ほど存在するか、という時点でヒロインとはすなわちアサルトであると言ってしまってよい気もする。
(2003-07-10)

Assult Heroinについての冷静な突っ込みの追憶(あさるとひろいんほそく4)
 ふ、と思い起こせば、『スターウォーズ』のレイア姫にしろ、『エイリアン』のリプリーにしろ、古くは巴御前まで、世の中ことにヒロインはアサルトであるものだ、という事実に思い当たる。
(2003-08-28)

Assult Heroinについての冷静な突っ込みの追憶(あさるとひろいんほそく5)
 などと、馬鹿なことを書いていたら、TRPG関係の名参考書シリーズであるFantasyFileシリーズの最新刊は『剣の乙女たち』などというものであった。嗚呼、まさに時代はアサルトヒロインに微笑んでいるのだと実感する瞬間である。
(2003-09-18)

アステカアイス(あすてかあいす)
 某フランス料理店のコースに実在する珍メニュー。
初めてチョコレートを生み出した文明がアステカであることからチョコレートアイスをこう呼んでいるとのこと。ただし、チョコレート以外にもアステカを連想させたいとの欲求の表れか、コーンを天地逆さまに突き刺し、ある種の樹木を模したかのような珍奇な概観は注文した者を圧倒せずにはおかない。なお、団長が他の一般的なメニューを無視し、躊躇なくこれを選択したことは言うまでもない。
(2003-09-21)

あと一歩感(あといっぽかん)
 『あと一歩感』…それは、あと一歩踏み越えれば、何かを成し遂げられるという確信を得た感覚である。
 しかし、それ故にこの感覚は危険である。

 何故ならもはや勝利を確信しているが故に、いつでも最終的な勝利を得られるが故に、その最後の一歩を速やかに済ませようと言う目的意識がなくなってしまう場合があるからである。Hero番組で悪役が最後の一歩をなかなか踏み出さないが故に勝利を逃してしまうのは、まさにこの感覚に酔いしれてしまうためである。
 卑近な例では、スーパーロボット大戦IMPACTをあと3話、第2次スーパーロボット大戦αをあと2話、というところまで追い詰めておきながら、なかなか止めを刺さない団長、などが挙げられる。
(2003-05-27)

パソコンと貴方(あねうえさまのぱそこん)
 『題記の件』と変換しようとしたのに『題記の』と変換するような教育をパソコンに施すのは些か感心しないのですがどうでしょうか。
 なお、この用語はアニメーション番組『デジモンアドベンチャー02』についての知識を得てから読むことをお勧めします。
(2003-01-19)

アマゾンからペリカンがくる(あまぞんからぺりかんがくる)
 Amazon.comからの荷物がペリカン便で届く、ということを意味する斑鳩皇子の発言。
 事情を良く知らずに耳にすれば、嘴に牙がビッシリと生えた全長40mを超す巨大なペリカンと言う名の化け物が来襲してきそうな響きがあり、とても趣き深い
(2003-05-15)

ありがちな失せもの(ありがちなうせもの)
 団長は年に2〜3回程度しか服を買わない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長「珍しく、昨日、服を買ったんですよ」
母親「珍しいね」
団長「えぇ、本当は手袋を買いに行ったんですがね。ついでと言うヤツだったです。手袋を無くしてしまいましてね」
母親「手袋とかって、新しく買うと古いのが出てくるんだよね」
団長「まぁ、ありがちなんですが。ただし、今回は寮と会社を良く探したので、そうそう無いとは思います」
母親「いやね、ウチにある手袋の持ち主がわかった、と思って」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 そういうことは先に言ってください
(2003-01-22)

或る業界に対する不満とその原因(あるぎょうかいにたいするふまんとそのげんいん)
 一般に、通常の企業は一日の納品遅れですら致命的な社会的損失を受けるものであるが、そうでない業界もあるわけだ。そんな業界についての愚痴について。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
皇子:「それにしても、ホビー業界はひどいですね!」
団長:「どうした?」
皇子:「雑誌も、ゲームも、模型も、発売日を護ろうという気概が一切見られないとは思いませんか?!」
団長:「まぁ、特に電撃ホビー誌上通販の商品の遅れっぷりと改善の無さは見事の一語だな」
皇子:「まったくです!それ以外にもいろいろあるんですよ」
団長:「だろうな」
皇子:「なんで、こんなにいろいろ待たされなくっちゃいけないんでしょうね?!」
団長:「なまじ、金があるからだろう?金がなければそもそも買えないので待つ必要がない
皇子:「おっしゃるとおりで…」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
まぁ、そういう業界を弁護するつもりはさらさらないんですがね。
(2003-11-06)

アルビオン(あるびおん)
 野良騎士団が見出した白亜の新快適空間。所謂、公民館だが新しくまた部屋の大きさも適度で使い勝手が非常に高いため、例会の際に活用している。水の畔に立地し、白く垂直な壁が特徴的であることからこの名で呼ばれている。
(2003-06-26)

α波(あるふぁは)
 リラックス時に出る脳波。団長などは主にプログラミングや数値弄りをしている時に垂れ流すことが多いらしい。
(2003-09-10)

反米精神(あんちあめりか)
 マイカーではなく自家用車、カメラではなく写真機、J−POPではなく歌謡曲と言った言葉が自然に出てしまう団長は当分の間、グローバルスタンダードの御旗のもとにアメリカ化していくことは出来そうもない。
(2003-07-28)

反米精神〜オーバー・ザ・マザー(あんちあめりか2)
 母親を車に乗せての走行中、ギアをセカンドにした方が言いと言われた際に、思わず
  「あぁ、弐速ね」
とわざわざ言い直した自分に気付いた時、これ以上TOEICを受験することは無駄であることに気付いた。
(2003-08-25)

威圧射撃(いあつしゃげき)
 営業終了時間が過ぎ、「蛍の光」が流れる喫茶店内で、店員が急に物を落下させ、店中にその音を響かせるのは、そのような時間になってもまだ席を立たない不遜な客に対する威圧行為だと思うのだが、世の中一般ではどう思われるものなのだろうか。
(2003-02-03)

慰安犬(いあんけん)
 犬好き家族に対して貸し出される、近所の可愛い飼い犬のこと。多くの場合、好意から来る無償労働だが、今後もそうだとは限らない
(2003-03-16)

e-Toys限定(いぃといずげんてい)
 売れ残り、通常扱う予定のない店舗でも販売されている商品を表す形容詞。「あの商品は『e-Toys限定』状態だ」などのように用いる。
 2003年度初頭にe-Toyes限定のジェノブレイカーJetが瞬間的に完売して以降、多数の限定商品が発売されているが、Jet以外はほぼ全て素敵に売れ余る現状を見るにつけ、柳の下に2匹目のドジョウはそうそう居ないものだと言う現実を噛み締めざるを得ない。
(2003-10-28)

斑鳩皇子の憂鬱RPG編(いかるがのおうじのゆううつあぁるぴぃじぃへん)
 斑鳩皇子の昨今の悩みは、彼がゲームマスターをしている時にプレイヤー諸氏のダイス運が妙に悪い事らしい。
(2003-01-17)

斑鳩皇子の憂鬱RPG編補足(いかるがのおうじのゆううつあぁるぴぃじぃへんほそく)
 別に彼が思うほど普段の皆様のダイス運は良いわけではないという事実を指摘するか否かは悩むところである。
(2003-01-18)

潔さ(いさぎよさ)
 人間には、興味ないがなんとなく、等といいながら見ていた女の子が主役のアニメ番組が、その週は実はお休みであることを知った時に、おもわず

  「ちっ」

 と言っている自分に気付いた時には素直に己の負けを認める潔さが必要と思われる。
(2003-03-21)

振り出しに戻る(いそがばまわれ)
 昨今のスーパーロボット大戦系のゲームは2回目以降のプレイ時にボーナスがつくことが一般的になっている。団長は池上氏がクリアしたGBA用ゲーム『スーパーロボット大戦A』を今更ながらに開始し、ちびりちびりと前進していた。しかし、5話時点でボーナスがついていない事実にはたと気づいた。そう、ゲームをクリアしたデータをロードした上でゲームを始めねば恩恵は受けられないのだ。団長は少し迷った。所詮はスパロボだ、恩恵なしでもたいした苦労はしないだろうと。しかし、彼の貧乏根性がささやいた。貰える恩恵を貰わないと何か損した気分にならないかと。そして彼は最初からゲームをやり直すことにした。
 …果たして彼は得をしたのだろうか、損をしたのだろうか。それは神のみぞ知る。
(2003-07-20)

一致率(いっちりつ)
 以前、RPG中でこんなやり取りがあった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ノイーマ:「ティモシー、足を狙え!」
ティモシー:「おう!(拳銃発射、狙い過たず頭に命中し、目標は即死)」
ノイーマ:「なにやってんだティモシー!足って言っただろう!」
ティモシー:「うっせぇな!『あ』が合ってんだからいいだろう!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 それはゲーム中での話だと思っていた。しかし、事実は小説より奇なり、であった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
母上:「スカパーもった?スカパー!」
団長:「はい?」
父上:「…suicaのことだよ、きっと」
姉上:「二文字も合ってるんだから類推できなきゃ。いつもより余程分かりやすいよ」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 家を出て既に10年が経とうとしている団長は、二度と実家では暮らせないと言う厳然たる事実を思い知ったと言う。
(2003-07-18)

異動による影響の考察(いどうによるえいきょうのこうさつ)
 予告なしにやってきた大異動に際しての各職位における影響度を考察しよう。

部長:業務内容変更、勤務先変更
課長:業務内容変更、勤務先変更(通勤時間比×3倍)
主任:業務同じ、勤務先同じ、ただしバーチャル課長に
ひら:業務同じ、勤務先同じ、ただしバーチャル主任に

 こうあっては、上に行けば行くほど悲惨であり、ひらが一番ましな異動ではある。
もっとも、ひらはひらで文句を言うに言えないという状況に陥るため、わりとストレスフルな状況ではある。
(2003-09-16)

依頼しても期待せず、信頼しても信用しない(いらいしてもきたいせずしんらいしてもしんようしない)
 人を使う時に精神の平穏を保つための秘訣。
(2003-04-05)

いらない子(いらないこ)
 第2次スーパーロボット大戦αの主人公の一人でありながら、野良騎士団ではめっきり「いらない子」呼ばわりされて久しいアイビス嬢であるが、彼女は本当にいらない子なのであろうか。この問いに対し、池上氏が興味深い調査を行った。それは、アンソロジーおよび4コマでの彼女と他の主人公の出現数の比較である(2003年6月末日現在)。

クスハゼンガーアラドアイビス複数無し
スタジオDNA 1(2) 6(1)3 1(1)0 T 3(1)
エンターブレイン 1(1)T 2 4 0 0(1) 5(1)
双葉社(4コマ) 5 T 1 1 1 1 4
光文社(4コマ) 6 1 2(1)3 4(1)T2(1)
メディアファクトリー3 T 2 2 1 3(5) 3(1)
16(表紙×3、3)12(1)12(1)6(1)8(表紙×2、7)17(4)

なお、括弧内の数字はイラスト(非漫画)を表す。Tは表紙を表す。複数はピンでない場合で4人揃ってない場合も含む。無しは主人公が出てこない漫画・4コマの数を表す。

…なんとも残酷な結果が判明してしまったといえる。予想通り乳女(クスハ)の独走で、ナマクラ(アラド)と親分(ゼンガー)が良い勝負をしている。そして残りの「いらない子は」…どうやら彼女は本当に「いらない子」らしい。
(2003-07-15)

彼が食事中に眠った理由(いんがかんけいにかんするすいろん)
 RPGにおいて、構想三ヶ月、作成一ヶ月のシナリオがPCの活躍により文字通り四散し灰燼に帰した時、GMは精神的に打ちのめされ、その落ち込みようは食事中にも眠ってしまう程である、というのが副団長の主張だが、団長としてはそのGMがゲーム前日に事もあろうにドラゴンボールに登場したキャラクターであるマジュニアについて無意味に、しかし果てしなく熱く語りほとんど眠らなかったことと食事中の就寝の因果関係を明らかにするべきだと主張したいが、この両者はなかなか妥協点を見つけられそうも無い。
(2003-04-01)

いんぐ(いんぐ)
 「ING」という曲がある。斑鳩皇子の言によれば日本若向き歌謡曲風に「あい・えぬ・じぃ」と読むのが一般的であるという。しかし、団長は事もあろうに「いんぐ」と呼んで憚らない
 団長の主張は、前者に比べ後者は実に半分の発声で済む為、高効率であるということだが、あまり共感を得られそうに無いのが問題である。
(2003-04-08)

いんぐの応用(いんぐのおうよう)
 戦略兵器制限交渉「SALT」は「そると」、重症急性呼吸器症候群「SARS」は「さぁず」と呼ばれるのだから「ING」も「いんぐ」と呼ぶのがより普遍的だという団長の主張は日本若向き歌謡界ではなかなか受け入れられない。
(2003-04-09)

ヴァカガン(う゛ぁかがん)
 世の一部の人はバンダイの誇るプラスティック模型シリーズMASTER GRADEのRX−78−2ガンダム Ver.Kaは「ヴァ」ージョン「カ」トキの「ガン」ダムであることから、ヴァカガンと呼ばれているらしい。
 ちなみに、野良騎士団ではあまりこの訳され方はしない
(2003-04-26)

打たれずに打たれ強くなる方法(うたれずにうたれづよくなるほうほう)
 団長の職場で模索されている永遠の命題であるが、その答えは今だ出ない。
 むしろ、迷題といったところか。
(2003-01-15)

エヴァテッカ(えう゛ぁ2さんか)
 PS2専用ゲームソフト『エヴァンゲリオン2』ではエヴァンゲリオンに今までにない武装が追加される。追加アーマーの肩部分から発射される電撃は往年の名作テッカマンブレードの必殺技ボルテッカを彷彿とさせることから、団長はこう呼び、いとおしんでいる。
 ただし、ゲームを買う予定はないらしい。
(2003-11-19)

ツインチェーンソード(えう゛ぁ2さんか2)
 PS2専用ゲームソフト『エヴァンゲリオン2』ではエヴァンゲリオンに今までにない武装が追加される。チェーンソーを二つ横に繋げた様な素敵な武装も追加されており、それは往年の名作ロボクラッシュの武装であるチェーンソードを彷彿とさせることから、団長はこう呼び、いとおしんでいる。
 ただし、やはりゲームを買う予定はないらしい。
(2003-11-20)

エレガント断ち(えれがんとだち)
 団長はぷちエレガントを愛好する。ビールよりもワイン、フリースよりもガウンが好きなのである。
 しかしながら、RPGで担当するキャラクターがエレガントと相反する属性を有する場合もある。例えば、山刀一本背中に背負ってサバイバルするようなむさ苦しい男を担当したい場合もあるわけだ。当然そのようなキャラクタにエレガントは鬼門である。そして、普段のプレイヤの趣向はキャラクタに容易に反映されてしまうという問題のため、何らかの対策が必要となる。

 それがエレガント断ちである。

 ワインではなく日本酒、ガウンではなく半纏を羽織り、己の中のエレガント成分の補充を断ち、体内の漢気を濃縮還元することで、プレイ開始時に最大の男濃度を発揮できるよう調整するのだ。
 断食でも判るとおり、RPG道とはかくも厳しいものなのである。
(2003-03-24)

おじさま(おじさま)
 敬意を持ち、礼儀を通して出て来た人称が『おじさま』であったとしたら、呼ばれた者は恐らくはどうしようもなく自らの老いを痛感するであろう。
(2003-05-21)

一般人擬態、画龍点睛を欠く(おたくがりょうてんせいをかく)
 一日一偽善を標榜とする団長は、バスや電車で老人に席を譲ることで己が社会適合者であることを主張する。その日もいつものように席を譲り、密かに勝利者の優越に浸っていた。しかしその時、目の前にいた高校生らしく娘が訝しげに団長を見ていたのだ。彼女は不思議なものを見るような目で団長の手元と全身を交互に見ていた。その姿が奇異であった為、団長はその経緯を斑鳩皇子に話した。すると斑鳩皇子も団長の手元と全身を交互に眺め、やがて得心が行ったように口を開いた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
斑鳩皇子:「団長、黒いロングコートと革靴、皮手袋でまとめた、まともな一般人…身長などの考慮に入れれば中よりはむしろ上の印象を与える全身像を具現化しながら、なぜ、その手に小説なんぞ持っているんですか」
団長  :「読んでいたから、だが」
斑鳩皇子:「せめてブックカバーをつけておけば…彼女が違和感を感じたのはまさにそこです、折角、姿も行動も似非社会人に、なんちゃって一般人に見えるようエミュレートしておきながら、なぜそこで富士見ファンタジア文庫なんですか!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 言われて見れば確かにまずかったような気もするな。
(2003-02-08)

乙女チック回路(おとめちっくかいろ)
 V3をこよなく愛する団長の姉上曰く、乙女度が足りない人がそれを補うべく埋め込むべき人体改造パーツのこと。
 人体改造という言葉が入る時点で既に乙女ちっくとしては、いろいろとアウトではないか、という素朴な疑問をはさむ勇気は、団長には無い。
(2003-07-23)

乙女チャージ(おとめちゃぁじ)
 RPGにおいて団長が善良なキャラクターを担当する際に必要とするのがいい人チャージであるならば、斑鳩皇子が女性キャラクターを担当するときに必要な行動が乙女チャージである。
 ただし、何を鑑賞すれば乙女度がチャージされるのかという点に関しては、まさに乙女の秘密とのことである。
(2003-03-25)

乙女チャージのソース(おとめちゃぁじのそぉす)
 最近の斑鳩皇子の乙女チャージはもっぱらとある番組を視聴することで行われる。なお、この文書はweb上で公開されるものであるため、その番組名は敢えて伏せるものとする。
(2003-05-02)

乙女度考察(おとめどこうさつ)
 乙女度と戦闘力に因果関係があるか否かについては団長が目下のところ研究中であるが、迂闊なことを言うとある種の団体からボコボコにされそうであるため、なかなか結論は出せない。
(2003-04-07)

乙女度判定法(おとめどはんていほう)
 ある女性によれば、乙女度を簡便に測定する方法がある。それは、ただ「足の裏に何かついてるよ」と言うだけである。
 片足で立ったまま膝を曲げ、足の裏を上に向けて肩越しに振り向き足の裏を確認する人は極めて高い乙女度を持つといえる。座ってから、他人に確認してもらおうなどとする人も中々に高レベルだ。
 ここで注意しなければならないのは、「どれどれ」などと言いながら足を蟹股に開き、座禅を組むかの如く足の裏を目の前に持っていくような雄雄しい確認をするような輩には、測るべき乙女度が希薄と言うよりそもそも絶無であるため、こういった測定を試みるだけ無駄なので注意が必要である。
(2003-07-14)

第二次スーパーロボット大戦αの真の主役(おやぶんげんりしゅぎ)
 団長としては、2003年春のスーパーロボット大戦、第二次スーパーロボット大戦αの真の主役はゼンガー=ゾンボルトである、と言い切れる。
 その理由はなぜか?
 愚問である。

ずばり、ドリルである。

 近作のウリである参戦作品をざっと挙げると、鋼鉄ジーグ(初参加)、勇者王ガオガイガー(初参加)、クロスボーンガンダム(初参加)、大空魔竜ガイキング(SD頭身としては初参加)であるが、それらの共通点と言えばすべからくドリルを持つことである。
 鋼鉄ジーグのマッハドリル、ガオガイガーの勇気のドリルニー、X1のスネークドリル、ガイキングのミラクルドリル。
 まさに、近作は史上空前のドリル濃度を誇り、ドリルの、ドリルによる、ドリルのための饗宴が繰り広げられることは間違いないのである。
 翻って選択主役キャラクタを見ると、燦然と輝くのは男の竜巻加速拳『ドリルブーストナックル』を装備したグルンガスト参式である。故に、そのパイロットたるゼンガー=ゾンボルトこそが、真の主役であることは間違いないのである。
 なお、この狂文を信じることはまかりならない、と先に述べておく。(付録DVDを見る限りだと、普通はクスハが真の主役と思うべきだな)
(2003-03-31)

第二次スーパーロボット大戦αの真の主役・後日譚(おやぶんげんりしゅぎごじつたん)
 結局、ゼンガー=ゾンボルトはメジャーには成れなかった。それは、良い。しかし、その理由に気づいたのはつい最近である。
 そう、仮説は正しかったのだ。ただ、詰めが甘かったのだ。
 ゼンガー=ゾンボルトは後半、グルンガスト参式からダイナミックゼネラルガーディアンに乗り換える。しかし、悲しいかなダイナミックゼネラルガーディアンには肝心なモノがついていないのだ。

そう、ドリルがついていないのである。

 それに引き換え、クスハ=ミズハの搭乗する龍虎王が変形する虎龍王には…あるのだ。
そう、虎龍王の右手はドリルになるのである。

 あぁ、偉大なるかなドリル。
 ドリル至上主義からなるドリル時代の寵児は虎龍王であり、ドリル黄金時代たる第二次スーパーロボット大戦αの真の主役は、ドリルの右手を持つロボット虎龍王であり、そのパイロットであるブリッドくんだったのである。
 確かに近作のブリッドくんは二目と見られない恥ずかしい仮面装備で現れるなど、その潜在力は極めて甚大であり、振り返ってみれば主役をはるに相応しい男であったと言えなくもないかもしれないという気も微かにする。
 ともあれ、惜しくも主役を逃したゼンガー=ゾンボルトには一層の鍛錬とドリル分増強に精進して欲しいものである。
 なお、この狂文を信じることはまかりならない、と先に述べておく。
(2003-11-07)

Original Generation in DHM(おりじなるじぇねれぃしょんいんでんげきほびぃまがじん)
 電撃HOBBYマガジンの1コーナーである『Original Generation』の主要な内容であるアクションフィギュアが、ここ3ヶ月にわたってコーナーの表紙にゲーム『Original Generation』本編に出てこないものが続く現状には些かの危機感を抱かないわけにはいかない。
(2003-10-30)

Online凄腕戦士の心得(おんらいんすごうでせんしのこころえ)
 オンラインゲームにおいて歴戦の戦士と名乗るには、死ぬ時には死体回収のし易いところで死ぬことが絶対条件。
(2003-04-19)

Online凄腕戦士の心得に対する反論(おんらいんすごうでせんしのこころえにたいするはんろん)
 しかしながら、PCを一人ずつ自分の棲家に強制召喚して確実に屠にくる敵も居るので、この鉄則を守る事は非常に難しい。
(2003-04-20)

Online凄腕戦士の心得に対する反論の補足(おんらいんすごうでせんしのこころえにたいするはんろんのほそく)
 なお、以上の記述はEverQuestをはじめとする血で血をあらう凄惨系戦闘ゲームでの前提であり、ラグナロクをはじめとするホンワカ系交流ゲームに当てはまるものではないので、該当しない者は安心して宜しい。
(2003-04-21)

快適時空(かいてきじくう)
 2002年、2003年とGWに大きな企画系RPGを実行している我が野良騎士団は、それらの開催には公共施設をお借りすることで快適な空間を手に入れていた。特に、2003年の公共施設はアヴァロンから近い上、冷暖房完備で、広く、設備も充実している。
 今後は小さな例会でも借りたい、むしろそこに泊まりたいなどの意見が出るほどの状態となっており、今後の検討課題となっている。
(2003-05-08)

もう帰れない風の坂道(かおすなとりあわせ)
 あるCD店に入った際に店内に流れているBGMは小田和正、店内のサンプル画面に流れているのはDVD版太陽の牙ダグラムという組合せになっていた。
 両方とも団長のお気に入りであり、彼にとっては何の違和感も無かったが、後から考えてみると壮絶な組合せであったような気がしてならない。
(2003-06-27)

各駅停車特急(かくえきとっきゅう)
 確かに特定区間とは言え、普通電車で10駅の区間の7駅に停まる電車を特急と称するのは些か詐欺の香りが漂う。
(2003-08-20)

各駅停車特急に対する補足(かくえきとっきゅうにたいするほそく)
 それでも団長の実家の最寄り駅には停まらないところは良く出来た話である。
(2003-08-21)

各駅停車特急に対する補足のおまけ(かくえきとっきゅうにたいするほそくのおまけ)
 しかも、副団長の実家も団長の近所なので特急利用の閾値が高いのは同じである。
(2003-08-22)

各駅停車特急に対する補足のおまけの結論(かくえきとっきゅうにたいするほそくのおまけのけつろん)
 二人とも田舎者の上、生まれからして運がない
(2003-08-23)

狩る者の目(かるもののめ)
 獲物を見つけた狩猟者が見せる、凄惨な悦びを期待する、抑えられない高揚が滲んだ眼差しの事。出展はケロロ軍曹。昨今の野良騎士団内ベスト=オブ=狩る者の目はC3で見かけた殺生丸のコスプレをした兄ちゃんのそれ。彼のフュギュアブースを見る目は正に狩る者の目であった…。
(2003-09-07)

枯木色と都市化度(かれきいろととしかど)
 実家の周りはかつて程ではないが、今なお青々とした緑の自然がある。沿線もやはり緑風と共に山間を貫く。
しかし、当然ながら列車が都会に向かうほど緑は色あせ、代わって灰色の壁と死にかけた茶色の木々が目に映る。そして、緑の割合が茶の割合に圧倒されていく様は窓の外だけではない。旅客の頭も段々に茶色の割合が増えていくのである。
 出来の悪いブラックジョークのようで割と面白い。
(2003-07-16)

管轄外(上)(かんかつがい1)
 普通自動車運転免許証には住所欄と言う項目がある。これがなかなかに厄介で現住所が記載されていなくてはならないわけで、引越した際には変更する必要がある。しかしながら、運転免許証の更新は週末に可能である(場所は限定されるが)にも関わらず、なぜかこの住所欄更新は平日にしか行えない。これは一般社会人にとっては由々しき問題であり、多くの場合、有給休暇を取得できるタイミングを見計らう羽目になる。
 団長もそんな見計らいをしつつ、住所変更手続きのために平日に警察署を訪れた。警察署などは通常の生活圏外にあることも少なくなく、この場合もまさにそうであり、電車とバスを乗り継ぎ、ある警察署にたどり着いた。
 住所を証明する住民票を持ち、当然免許は抜かりなく、居住市の警察署に来たのだから隙はない。速やかに手続きをしてその後ゆっくりと食事でもしよう、そんなことを考えていた団長は、書類の説明をする事務のお嬢さんに愛想笑いをしながら的確に書類を埋めていく。敵の外堀は埋まった。あとは本丸を討つのみ。
 しかし、神はそんな策など一蹴する。突然の爆撃で団長は四散する。爆撃主はお嬢さんの後ろからヒョイと覗き込んだ練達の事務員を思わせるご婦人だった。

あ、それ南区だから管轄が違うのよね





なんですと?(続く)
(2003-04-11)

管轄外(下)(かんかつがい2)
 嫌な予感がしつつも確認をとる団長。きっと彼の理性は気づいていた。攻める山頂を間違ったのだという事実に。しかし、彼は確認せずにはいられなかった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長:「え、同じ市でも違うんですか?先ほど私の運転免許証の番号と記載内容を確認していただけたようなんですが」
公僕:「情報はオンラインで繋がってますからね。でも、管轄外だと更新できないのよ。直接、そっちの警察署に行ってください」
団長:「記載内容の変更は、新住所を裏に書き込み、県公安委員会の認印を押して、電子情報を書き換えるだけではないですか、認印は県内同じはずだし、何故できないんですか?」

 妙に詳しい団長に怯む事務のお嬢さん。
しかし、言い過ぎた、と反省する前に件の爆撃主から公僕の必殺拳が団長を貫く。

公僕:「住所も判子なのよね、番地とか以外全部判子。で、その判子が所轄署にしかないのよ。」
団長:「住所も判子、ですか」
公僕:「そ、判子がないからだめなの」
団長:「…判子がないのは分かりました。これから判子をもらいに判子を求めて判子が待つその署に行ってまいります。ご迷惑をおかけしました」
公僕:「いえいえ」
団長:「でも、その前に一つ」
公僕:「はい?」
団長:「判子がないから駄目、ということを変だと思ったことはありませんか?」
公僕:「管轄外の判子があることのほうが変じゃないですか」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 その時、団長の脳裏にはJET=たけ坊氏からお借りした小説「歩兵型先頭車両ダブルオー」の一節が浮かんでいた。それは、廃棄物のようなものの前に立ちすくむ廃棄物課の公僕が、廃棄物が化け物だと判明した瞬間、胸を張って「怪物は管轄外です」と高らかに宣言したシーンだった。そして、そんなことを考えることで警察署において公僕に喧嘩を売ることを抑えた自分を少し褒める。
 管轄外、その言葉は公僕にとって何よりも重いのだろう。
(2003-04-12)

慣性執筆(かんせいしっぴつ)
 ふと気がつくとあっさりと野良騎士用語の更新が止まっていることに気付くが、いざ復旧しようとしてもなかなか難しいものだ。実は、忙しさと言うよりも、毎日書いていた勢いと言うものが最大の動力源であると思い知ることになるわけである。野良騎士団では、この様なやる気よりも習慣で執筆することを「ネタの慣性執筆」の原則と呼ぶ。団長の精神世界の基本法則の一つに過ぎないような気もするがそう言うことは気にしたら負けである。
(2003-12-16)

関節多くして、機器、用を成さず(かんせつおおくしてききようをなさず)
 団長は機械的な可動部が大好きである。それは模型や玩具に限らない傾向である。従ってパソコン用品を見て回る時にも可動部という点は非常に大きな重点をしめる。そういった観点でもっとも面白いのがUSBハブ関連製品である。
細いところにも挿せるように、あるいは小さくしてしまえるように、とにかく間接数が多い。殆どが最低でも1自由度を持ち、華々しいものともなると容易に3を超える。ちなみに、ここまで盛り上げておいてなんだが団長はそういったギミック満載の機器を持っていない。
 それはなぜか。…そう、考えるまでも無い。それらは極めて頑健度が低いのだ。ギミックを愛するとともに効率を愛する団長には、意味の少ない間接はネタ以上の価値は無いといったところだろうか。
(2003-02-06)

学生寮(がくせいりょう)
 団長の生息する寮には様々なイベントが存在する。例えば、「寮祭」であり「室内検査」であり「避難訓練」である。
 その様相はとても21世紀に存在する社会人の寮とは思えない、会社以外に交友を持つことがほとんど無かった数十年前のサラリーマン向けの習慣が今も色濃く残るある種不健全な、化石的な不思議時空であるといえよう。
(2003-11-22)

気落ち着く(きおちつく)
 コミックマーケット落選の方を受けた時の主執筆者の微妙な心情を表した言葉。残念で、がっかりした(気落ちした)側面があることは否定できないが、これでゆっくり正月を迎えられると言う落ち着きを得た雰囲気を織り込んでみた言葉である。なお、この言葉はまだ実戦配備はされていない。
(2003-11-12)

危険信号1(きけんしんごう1)
 人間、追い詰められると愚痴が多い。しかし、そこからさらに追い詰めると愚痴も出なくなる。これは団長の経験則であるが、信頼性は高い。愚痴も出なくなったら注意が必要だ。
(2003-11-30)

危険信号2(きけんしんごう2)
 仕事中、曜日の感覚が失われてくると、それは危険の兆候である。なぜなら、それは土日も仕事をしている証拠だからだ…。
(2003-12-04)

危険信号2補足(きけんしんごう2ほそく)
 特に、月曜日に「今日は何曜日だっけ?」などと言い出したら、もはや建て直しは不可能に近いと言えよう。
(2003-12-01)

野良騎士的ガンダムSeed観戦記(きしきしてきがんだむしぃどかんせんき)
 正味な話、機動戦士ガンダムSeedの戦闘場面の出来はなかなかのものだ。
 愚にも付かない「現実的」に拘らなければ、そのロボット同士の大立ち回りの爽快感は見事である。はじめてMSのデザインを見た時は苦笑を禁じえなかったが、設定が無視の大迫力パースとスピード感がそれらMSを格好よく見せている。
 これは驚くに値しないことではあるが。なにしろ、日本のアニメーター諸氏は『あの』∀ガンダムすら格好よく描いて見せた実績を持つのだから。

 登場人物の病的な激情は団長の好みではないが、一般のドラマに比べればヒステリーと呼ぶにも値しない程度であり、まったく問題ない。
 プラモを買って応援しながら、打ち切られないように切に祈るものである。
(2003-05-18)

希少性(きしょうせい)
 野良騎士団のメンバーは苦労性が多いため、恐らく定時に帰れると言うことが普通であると言う認識は無い。したがって、たまに研修などで定時に帰れる状況では、「定時に家路につけるなんて、幸せすぎて怖い」などと言った頓珍漢な暴言が噴出する羽目になる。定時とは、普通変える時間であると言う認識を新たに持ち直すべきときが近づいているのかもしれない。
(2003-11-29)

帰宅時間に関する外的要因(きたくじかんにかんするがいてきよういん)
 金曜日の定時から行われる打ち合わせで、急遽、月曜日までに資料を作らねばならないことが確定する時、人は曜日と定時と言うものの己に対する影響力の小ささを痛感する。
(2003-10-18)

客層(きゃくそう)
 斑鳩皇子に言わせれば、のC3(※1)ヲタク濃度はコミケ(※2)未満、ワンフェス(※3)以上となる。

 (※1)C3=Cultural Convention of Characters
 (※2)コミケ=コミックマーケット
 ワンフェス=WONDER FESTIVAL
(2003-08-31)

キャット三兄弟次男行方不明事件その後(きゃっとさんきょうだいじなんゆくえふめいじけんそのご)
 行方不明となった副団長愛用のネコダイス(1の出目の面に猫のシルエットが印字された6面体)を保護した斑鳩皇子は、ゲームで使ってみたらしいが、出て欲しくない時に悉く次男が顔を出してゲームではボロボロになり、叩きつける様に副団長に返したらしい。
(2003-01-14)

キャット3兄弟増殖事件(きゃっとさんきょうだいぞうしょくじけん)
 副団長が猫をプリントしたサイコロを愛用していることは既に何度か述べたが、これに関する、何とも不可思議な事件が発生した。「キャット3兄弟」という名から判るように、それらは3つ、存在したはずであった。しかし、或る例会の終了時、それは4つになっていた。
 何度数えても、4つ。
 誰が数えても、4つ。
 副団長以外に、その種のサイコロを使っていたものは居らず、副団長が買ってきたわけでもない。

 この謎は結局解けず、とりあえず勝手に繁殖した、という仮設を立て、これを採用することで一応の決着を見た。しかし、いつ5つ、あるいは6つに増えるかわからないこの猫ダイスはきっとこれからも我々に話題を提供してくれることであろう事は間違いない。
(2003-03-27)

きゃっまぃはぁ(きゃっまぃはぁ)
 心を鷲掴みにされた様を表すエレガントな表現。出展は『金色のガッシュ』より。
(2003-10-31)

磁力式留め具(きょういのまぐねっとぱわぁ)
 団長が新しく使い始めた子袋の留め具には磁石が用いられており、軽快で強力な保持力を誇る。しかし、この磁石活用と言う事実が携帯情報端末などの精密機器をその袋に入れることに些か以上の勇気を要求してくる。
(2003-07-31)

磁石式留め具に見る将来への懸念(きょういのまぐねっとぱわぁのつづき)
 今後、電算機遍在化技術(ubiquitous computing)が進んでいくと予想される中、この磁力式留め具やピップエレキバンなどの身に着ける磁力源が思わぬ障害を呼びそうであり、実に楽しみである。
(2003-08-01)

技術の進歩(ぎじゅつのしんぽ)
 新たに買ったPCは、以前の2/3の価格で、2倍のCPU、3倍のメモリ、6倍のHDD、そして1/3以下の重量を実現している。分かってはいるが、技術の進歩は予想以上に残酷だ。
(2003-09-25)

プラシーボ(ぎやく)
 薬の効能や成分を聞かされるよりも値段を聞かされた方がよりよく効き、熱も下がるという団長の体の貧乏性加減には、本人も些か閉口せざる得ないらしい。
(2003-02-20)

業務時間に対するコメントにおける幾つかの考察(ぎょうむじかんにたいするこめんとにおけるいくつかのこうさつ)
 遅くまでの業務で午前帰りが続き、疲れ切っているからといって、フレックス制度を利用して11時から仕事を開始する団長はあまり褒められたものではないが、だからと言ってその行動に対するコメントが「まるでお水の人みたいね」である彼の母上様はやはり、どこかピントがずれている気がしてならない。
(2003-07-06)

クリスマス狂詩曲−準備編(くりすますきょうしきょく1)
 12月23日の深夜、26日までに上げるべき(本人にとっては徹夜して仕上げねばならぬと思える量の)仕事を渡されながら、上司にこう言われた。
「クリスマスとかイブくらい、早く帰りなさいよ?」
 さすがに「どの口が!」と反論するわけにも行きませんでしたが、ついニコヤカニ「無理でしょう」と言ってしまったことぐらいは勘弁していただきたい。
(2003-12-23)

クリスマス狂詩曲−イブ編(くりすますきょうしきょく2)
 拝啓、上司様

 ご家族がある身でありながら、クリスマスイブに私の資料のレビューをするべく深夜まで残業するあなたにはとても申し訳ないと存じております。だからと言って、
わたしとあなたのサシのレビューで堂々と居眠りなさるのは些かどうかと思います。
 可能ならば、改善していただければ幸いと存じます。
以上です。

 敬具。
(2003-12-24)

クリスマス狂詩曲−決着編(くりすますきょうしきょく3)
 そんな想いをしながら作った資料は文字通り一蹴され、こんなものに時間をかけたのか、とのコメントしか頂けないと、もはや世の無常を噛み締めてみるくらいしか出来ることが無くて困るものである。
(2003-12-25)

墓穴掘り職人(ぐれいぶでぃっがぁ)
 期限三ヶ月の仕事を一ヶ月で仕上げる。

 その実績から期限二ヶ月の仕事を一ヶ月で仕上げるように言われる。
結局、意地と反骨心でその仕事を三週間で仕上げる。

 その実績から期限一ヶ月の仕事を三週間で仕上げるように言われる。
しかも、その仕事は締め切りまでが一ヶ月なだけで、作業量的には三ヶ月レベルである。
結局、意地と反骨心でその作業を始める。

 終わらせるために連日午前様、休日なし。
裁量勤務だから超過手当てなし。
 ふと、手を見つめ、自分の人生、どこで間違ったのだろうと考える瞬間がなくもない。
(2003-06-12)

ゲーム戦績(げぇむせんせき)
 PS2用ゲームソフト『アーマードコア3』の発売から実に9ヶ月がたった。団長の手元には買ってから一度も開けられていないソフマップの紙袋がある。その中身は当然先に紹介したゲームソフトだ。2003年1月23日には同ゲーム続編が出る。恐らく団長はこれも買うだろう。しかし、きっと開くことは無いだろう。ちなみに、まだ開けられていないゲームソフトの仲間には同じくPS2用ゲームソフト『機甲兵団J−PHEONIXコバルト小隊編』も加わった。そろそろ何とかしようと取り合えずPS2用ゲームソフト『スーパーロボット大戦IMPACT』をクリアすべく頑張っている。

2001年度の成績
PS2用ゲームソフト『機甲兵団J−PHOENIX序章編』:クリア済み
PS2用ゲームソフト『スーパーロボット大戦α外伝』:未クリア(20%程度はプレイ済み)
PS2用ゲームソフト『機甲兵団J−PHOENIX』:クリア済み
PS2用ゲームソフト『リアルロボットレジメント』:未クリア(90%程度はプレイ済み)
DC用ゲームソフト 『スーパーロボット大戦α for DC』:未クリア(70%程度はプレイ済み)
PS2用ゲームソフト『サンライズ英雄譚2』:未プレイ

2002年度の成績
PS2用ゲームソフト『スーパーロボット大戦IMPACT』:未クリア(66%程度はプレイ済み)
PS2用ゲームソフト『アーマードコア3』:未開封
PS2用ゲームソフト『機甲兵団J−PHOENIX BURST TACTICS』:クリア済み
PS2用ゲームソフト『機甲兵団J−PHOENIXコバルト小隊編』:未開封
GBA用ゲームソフト『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』:クリア済み

 なお、ゲームの種類に偏りを感じる向きもあるかもしれないが、それは気にしてはいけない。
(2003-01-06)

ゲテガン(げてがん)
 ゲテモノガンダムの略。出典は『機動新世紀ガンダムX』のウィッツ=スーの台詞より。
 機動武闘伝Gガンダム以降歯止めが無くなった自称『ガンダム』のキワモノロボットを指す単語。なお、ここで言うロボットは人型以外も含むものとする。
 野良騎士団においては極めて一般的に使われているため、野良騎士用語である自覚が無かったが、googleでもヒットしないと言う衝撃の事実が判明し、目出度く用語入りと相成った。
(2003-06-14)

当世ゲテガン事情(げてがんにたいするいくつかのふあん)
 野良騎士用語で『ゲテガン』を紹介して以降、googleでのこの検索タームに対するヒット数が増加している。皇子の調べによれば、毎週2個程度増加いていると言う。
 当然、いずれも当騎士団とは縁もゆかりもないサイトである。きっと『機動戦士ガンダムSeed』に登場したカラミティ、フォビドゥン、レイダーのせいであり、はこのページが発生源というわけではい…と信じたい
(2003-07-24)

コミケに行かぬワケ(げんいんとけっか)
 今年の夏の聖戦はどうするかと問われた団長が、「体力がなくなったから、(参加するのが)辛い」と答えたところ、聖戦士 池上義則はこう答えた。
コミケ行かなくなったから、体力が落ちたんでは?」
 ・
 ・
 ・
 聖戦士にとって、如何にコミックマーケットが鍛錬の場となっているかを如実に表す名言であったと言えよう。
(2003-07-12)

言語野訓練法(げんごやくんれんほう)
 2003年の正月にTVで歌舞伎を視聴していた団長とその家族は、スピーカから流れる古来の日本語に触発され、不意に思い立ち棚から百人一首を引っ張り出した。団長はかつて1980年代には百人一首を嗜んでいた事があり、急に懐かしくなったのだ。
 しかし、読み始めるとこれが面白いように読めない
 こうなったら意地である。普段使っていない箇所の脳を使用することを強要する古代日本語を声をあげて読み上げることで錆付いていた部分の神経を再結合させ、数と論理に毒されきった脳みそを雅と情緒で上書きしていく。
 ここまで読んでお分かりのように、今年の正月は割とでれでれしておりました。
(2003-01-02)

言語野訓練法に見る詩人の定義(げんごやくんれんほうにみるしじんのていぎ)
 言語野訓練法で百人一首を読み漁った団長によれば、句を読むのは「寂しいか、悔しいか、恨めしいか、恋しい」と悶々と思うだけでやることが特に無い暇人、ということになる。
(2003-01-03)

言語野訓練法に見る詩人の定義への指摘(げんごやくんれんほうにみるしじんのていぎへのしてき)
 団長の姉上様に寄れば、そもそもよほどの余裕がなければグダグダ詩歌など嗜んでいる暇はない、ということになる。
(2003-01-04)

言語野訓練法に見る詩人の定義への指摘に対する考察(げんごやくんれんほうにみるしじんのていぎへのしてきにたいするこうさつ)
 余裕が無ければ詩歌が嗜めないとすれば詩人はすべからく余裕があることになるが、現実はそう言うわけでもない。
 それでは指摘が間違っているのだろうか。
 そう断じるのもまた間違いであろう。詩人の末路が大抵哀れであるという事実が、余裕が無いのに詩歌を嗜むものの未来を明示しているのだろう。詩を詠む以外にできることがあるならば、余裕を身に付けるまでは詩歌に没頭するのは避けるにこしたことは無いようだ。
(2003-01-05)

光陰矢の如し(こういんやのごとし)
 21世紀も3年目となる2003年に、復旧とは言えOSにWindows98をインストールしようとすると、3年一昔言われるこのご時世に5年前のOSを入れるという事の無力感と屈辱を噛み締めることになる。
(2003-05-31)

LuckyDay(こううんのきじゅん)
 終電が人身事故で止まり、復旧の見込みがないとの放送が流れたが、わずか40分で復旧した日は、その素早い復旧が幸運であり、めぐり合わせの良い日であったと気持ちよく帰途につける。
 なお、電車が止まった時点で幸運ではないと言う冷静かつ的確な意見は敢えて無視するものとする。
(2003-06-13)

孤軍奮闘(こぐんふんとう)
 味方の援護も無く、たった一人で戦う様。
 例えば、野良騎士団でただ一人『J−PHENIX』シリーズを買い続け、クリアする団長などが挙げられる。
 もっとも、孤軍奮闘の大半は戦略的価値が無いために援軍が来ないわけであり、多くの場合それらの労力は砂城を築くが如しである。
(2003-09-06)

殺人の定義(ことばあそび)
 パレスチナがやるとテロ。イスラエルがやると軍事行動。アメリカ合衆国がやると正義
(2003-06-11)

言葉の鈍器(ことばのどんき)
 ある日の会話より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長  :「ふむ、私から言うのは簡単だがね。私が言うと容赦のない一撃になるぞ」
斑鳩皇子:「しかし、副団長がやれば、それはそれで痛烈な一言が飛びます」
団長  :「そうやもしれん。こまったものだな」
斑鳩皇子:「あーいや、お二方では言葉の打撃力の質が違うんですがね。副団長の物言いは見た目にも派手で血飛沫が飛び散るような一閃ですがその実あまり傷は深くないです。いわば『かまいたち』です。団長の言い回しは地味で相手も大きく吹っ飛んだりしませんがその分、打撃は中に染み入って下手をすると骨が折れます。こちらはあえて言うなら『鈍器』ですかね」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
『言葉のナイフ』と言う単語はよく耳にするが、『言葉の鈍器』という言い回しは寡聞にして初見でした。
(2003-01-25)

御生誕記念日(ごせいたんきねん)
 この4月で団長のいまだ紙袋すら開けられていないプレイステーション2用ロボットアクションゲーム「AC3」は遂に、購入されたままの姿で1年を迎えた。大阪に持っていかれたり、茨城に持っていかれたりしたが、結局彼が開封されることは無かったわけで、また、この話題でこれ以上用語数を稼ぐのは些か心苦しくなってきたため、彼のことは本格的に闇に葬ることにする。
 せめて汝の魂に幸あらんことを。
(2003-04-06)

ご利用は計画的に(ごりようはけいかくてきに)
 どうして、「ご利用は計画的に」と言う台詞は、計画的ではないから利用する羽目になる人に向けてばかり放たれるのだろうか。世の中は皮肉なものである。
(2003-12-12)

サーフィング階段下り(さーふぃんぐかいだんくだり)
 指輪物語 第二部『二つの塔』のクライマックスであるヘルム渓谷の戦いで闇の森の王子様が見せた荒業。階段を滑り落ちるカイトシールドに飛び乗り、矢で敵を蹴散らしながら一気に階下へと進むことが出来る。
 なお、これを見た団長は、その帰り道の階段で手を滑らせて落し、数段ずり落ちたカバンに飛び乗るのを我慢するのに必死であった事を追記しておく。
(2003-03-03)

遭遇率(さすがにかたよりすぎだ)
 ガチャガチャは、商品が大抵は5〜8個程度からランダムに決定されるため代金を入れても何が出てくるか分からない。あるガチャガチャに対し、団長は3回挑戦し、そのいずれもが同じモノであった。しかし、熱き友情の名の下に集った斑鳩皇子と厨房長がこれにチャレンジし、違う商品が出たらトレードする、と言い放ち果敢に3人はハンドルを回した
もう、皆まで言う必要もないだろう。結果は全員満場一致の同じ商品
我が事ながら、もう少し何とかならなかったのだろうかと思わなくも無い。

 ちなみに、そのガチャガチャは高額な300円タイプであったことを追記しておく。
(2003-08-27)

サッカー界のナガシマ(さっかぁかいのながしま)
 野良騎士団ではサッカー日本代表監督を務める神様ジーコのことをこう呼ぶ
(2003-06-07)

サッカー界のナガシマに関する補足(さっかぁかいのながしまにかんするほそく)
 故に、日本代表が負けても監督を責めてはいけない
(2003-06-08)

31歳になったあの人に(さんじゅういっさいになったあのひとに)
 プラモデルMGパーフェクトガンダムの組み立て説明書は20年前の少年は涙を禁じえない。何故ならそこに御年31に御なりあそばせた京田四郎…プラモ狂四郎…の姿を見ることが出来るからだ。

 …なんかプー太郎さん染みた姿をお皿しになられてるんですが…

 これは涙ではない。心の汗なのだ。
(2003-12-27)

31歳になったあの人に補足(さんじゅういっさいになったあのひとにほそく)
 しかし、冷静に考えるとたしか狂四郎はゲームで一山当てて一財産築いた人生の勝利者になり、素敵なディレッタント生活を送っている設定になっていた気もするので、実は羨むべき男だったような気もする。
(2003-12-28)

サントラ(さんとら)
 幼き日、仏教格闘お色気退魔漫画『孔雀王』は良く知っていても英語にはトンと縁がなかったある人物は、サントラの意味を知らず、ただ漠然とマントラの弱小版ではないかと夢想していた、というのは割と信じがたいが事実である。。
(2003-08-26)

罪悪感と因果応報(ざいあくかんといんがおうほう)
 事務所の最寄り駅で、定時直後に出張帰りの先輩が事務所に戻る最中に後輩と会い、後輩に「こんなに早く帰るのはちょっと変な感じなんですけどね」等と言われたりすると、自分達の普段の帰宅時間が遅いせいでまだ一年目の後輩の常識を狂わせてしまったという罪悪感に打ちひしがれるため、注意が必要だ。
(2003-10-17)

ザ威圧(ざいあつ)
 「材圧」と入力しようとしたところ『ザ威圧』と変換してくれる素晴らしき我がノートPCの認識能力にはちょっとした涙を禁じえない
(2003-08-24)

CDという大きさ(しぃでぃというおおきさ)
 CDには大凡640MBから700MBのデータが入る。かつて、それは無限の荒野だった。何しろ団長が初めて買ったHDDの容量は400MBだったのだから。しかし、今ではMPGファイルで30分番組一本分くらいの価値しかない。世界が狭くなったように、CDも狭くなった。
(2003-09-24)

(しかばね)
 野良騎士団では死体そのものだけでなく、生きた痕跡全般を指す言葉。野晒しにしたり、越えたりするもの。拾う必要は無いが、無視するわけにもいかないもの。
 雅な表現では夢の痕と言われる。
(2003-08-11)

嗜好品の値段に見る事前調査の重要性に関する議論(したしらべはじゅうようですね)
 クレイアニメーション用粘土の値段
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    皇子が画材店で購入した価格:1200
    ネット上の通販価格:480
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ちなみに、上記粘土を画材店で2種類購入した(損失:\1.44K)彼の人生に幸多からんことを望む
(2003-05-25)

嫉妬が芽生える瞬間(しっとがめばえるとき)
 職場で小額予算担当で機器管理担当で情報インフラ担当である団長は新しく入ってきた後輩の個人用電算機にIPアドレスを発行した。そして、彼がPCの設定を終了後に確認のためにネットワークの情報を確認し、愕然とした。なんと、彼は自らの個人用電算機の名前を「RX78」としていたのだ。
そんな時、団長は「コレが若さかッ」などと思わず仰け反り、エゥーゴの金髪グラサン赤ジャケでお馴染みのクワトロ=バジーナばりの台詞を口にして、自らが為せなかった愚行をいとも簡単にやってのけた若者に対して芽生える嫉妬を隠すのが精一杯であったという。
(2003-06-29)

私的ヒーローの条件(してきひぃろぅのじょうけん)
 ※この用語はアニメーション番組『機動戦士ガンダムSeed』についての知識を得たから読むことをお勧めします。
 野良騎士団でも毎週Seedをフォローしているのは団長ぐらいかもしれないが、団長としてはこの番組はお気に入りとも言える。特に、アスランVSキラの無人島決戦の「イージスMA形態に変形→ストライクを捕縛→アスラン、イージスの自爆装置をセットし、脱出→ストライク、イージス共に爆散」の流れは一番のお気に入りである。
 二人の後期用の機体も主題歌中での登場でだいぶ目が慣れてきたので本編で登場する頃には純粋に格好いいといえるであろう。唯一の難点は二人の後期用の機体が共に外装を見る限り砲撃戦用であることであり、ぜひとも二人には日本ヒーローの基本中の基本である白兵必殺技…できれば剣技か突撃技を必殺技としてほしいくらいである。
(2003-05-16)

瞬発思考力(しゅんぱつしこうりょく)
 RPGにおいて最大の武器
 常識にとらわれない発想で行動するための力であり、与えられた材料だけでなく、背景や状況からの類推を用いて、より意表をついた、それでいて合理的な行動を可能とする力をこう呼ぶ。
 野良騎士団では、もっとも重視される力の一つである。
(2003-12-20)

象徴色(しょうちょうしょく)
 ヲタクの服装は全般的に黒で統一されやすいように思う。なぜなら、大きな失敗は少ない色だからだ。もっとも、それには加減が必要であるという良い例が最近あった。
 それは野良騎士団例会の時の団長らの服装である。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
斑鳩皇子:黒いシャツ
副団長:黒いシャツ+黒いズボン
団長:黒いシャツ+黒いズボン+黒いジャケット
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 人これをやりすぎという
 なお、団内での呼称階位が上であるほど病が深い点がなんとも興味深い。
(2003-05-05)

象徴色と時事ネタ(しょうちょうしょくとじじねた)
 道端での雑談より。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長:「某研究所は白いが野良騎士団は黒い、と言ったところか?」
池上:「某研究所って何?」
団長:「今(2003年5月)話題の白装束集団のことだ」
草霞:「俺も知らない」
団長:「…」
皇子:「団長、だれしもアンテナの向きによる得意分野ってのがありますから!ね!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
それにしても指向性過ぎるアンテナだと思われるが如何なものだろうか
(2003-05-06)

少年凶悪犯罪者予備軍検知チェックリスト(しょうねんきょうあくはんざいしゃよびぐんけんちちぇっくりすと)
 団長の中学生時代の行動を思い起こすと、某大手新聞に掲載された、子供が凶悪犯罪を犯す前兆となる行動一覧のほぼ全てに当てはまってしまうのだが、これはチェックリストのいい加減さを非難すべきか、大手マスコミのチェックリストに当てはまっていたのにニュースになるような凶悪犯罪を起こさなかった団長(中学生当時)の行動力の無さを謗るべきか判断に迷うところである。
(2003-07-25)

職務と給与(しょくむときゅうよ)
 昨今の不況は団長の職場にも影響を与えている。仕事をする分隊の隊員数が遂に3人に減らされたのだ。それは、それで大きな問題は無い。しかし、その編成に問題があるのだ。経歴的に団長は分隊内でNo2にしてブービーの立場にいる。それもまぁよい。
 最大の問題は分隊長が若奥様で子育て中につき短期間勤務であるということだ。

 分隊長がやるべき仕事のほとんどは当然の如く団長がこなす事になる。
 これまた当然の如く、給料は平隊員扱いで、だ
 世の中の理不尽をかみ締めつつ、深夜に趣味のプログラミングをすることで己を慰める団長であった。
(2003-05-14)

知らぬが仏(しらぬがほとけ)
 団長は斑鳩皇子や厨房長を寮の部屋に招き、お茶やゲームなどをしたことがある。しかし、彼は知らなかったのだ。彼の棲む寮は、昔から関係者以外立ち入り禁止と言う規則があったことを。つい最近発覚し、池上さんはそのため部屋には入れなかった。
 ふと思い返すと、斑鳩皇子が来た時など、客人に平気な顔で寮の友人の引越しの荷物を運ばせたりまでした記憶があるが、きっとそれは幻だったのだろう。
(2003-10-13)

SARSの社会的影響(しんがたはいえんのしゃかいてきえいきょう)
 日本に閉じた仕事をしていることの多い野良騎士団には殆ど影響が無いと思われていた重症急性呼吸器症候群ことSARSであるが思わぬ影響が野良騎士団に直撃した。そう、昨今の玩具は生産費低減のため、貧乏であればあるほど中国などの低賃金な亜細亜各国で仕上げられるため、それらの出荷が滞っているのだ。
 たしかに、生命や生活に与える脅威は零ではあるが、心待ちにしていた玩具が届かないのは中々の精神的痛手であった。
(2003-06-22)

SARSの社会的影響のその後(しんがたはいえんのしゃかいてきえいきょうのそのご)
 新型肺炎の影響で遅れと言うことになっている電撃HOBBY誌上通販のアクションフィギュア「ヒュッケバインMk-II」ですが、終息宣言(2003年7月5日)から一ヶ月以上経っていますが、未だ到着の気配はありません。素直にSARSなどがなくても自力で工程遅延していると認めてくれたほうが此方としてもスッキリするのですが、どうでしょうかか。
(2003-08-07)

SARSの社会的影響のその後の補足(しんがたはいえんのしゃかいてきえいきょうのそのごのほそく)
 …などと、ネタにした次ぎの日に到着するなどと言う事実は、自分の人生と言うモノの主要構成素材が苦笑と失笑であることを思い知らされるに十分な証拠物件であるような気もしなくもない。
(2003-08-08)

新旧ライダー比較(しんきゅうらいだーひかく)
 VTRを入手した『仮面ライダースーパー1』と、2003年絶賛放映中の『仮面ライダー555』を見比べると、『仮面ライダー555』のあまりの軽薄かつ卑小ぶりに涙を禁じえない。少なくとも21世紀のライダーたちは奥様対応に特化し、子供の教育上宜しいとは言えない内容になったのは確かのようだ。それは生き残るために取った仕方のない施策であり、資本主義の流れとはいえ、まさに時の流れは無情といえる。
(2003-02-14)

真・積みゲーマー(しんつみげぇまぁ)
 ゲーム売り場にて、プレイステーション2用ゲーム『アーマードコア3』を購入後実に11ヶ月の間、紙袋からすら出さずに放置している男がこう言った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長:「AC3のパッケージイラストとは、このような絵なんだな」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 当然、同行していた斑鳩皇子にものすごい勢いで非難されました
(2003-03-04)

最新便器に臨んだ際の第一の感想(しんぱいしすぎ)
 実家に帰った団長を待っていたのは電動式便座上蓋であり、挙句には水を流すスイッチまで電動というトイレであった。それを見た際の団長の第一感想は「停電時はどうするのだろう」というものであった。「便利だ」や「凄い」ではなく、こんな夢のない感想を抱いた自分が少し嫌いになった、とは後の団長の弁である。(ちなみに、停電時用非常スイッチがあるそうです)
(2003-12-30)

神秘の境界線(しんぴのきょうかいせん)
 団長の死ぬまでには知っておきたい境界線の一つは「化粧」と「SFX」の境界線である。
 しかし、この境界線を知るために踏み込む必要のある場所は間違いなく現世有数の地雷原であり、その線を知る前に爆死しそうなのが難点である。
(2003-04-13)

G濃度(じぃのうど)
 ガンダムをこよなく愛する斑鳩皇子は私生活だけでなく、業務もガンダムに汚染され切っており、仕事の情報を収めた記録媒体の殆どがそれ系のラベルが貼られている。もはやその濃度は人間の耐久限界を超えているとも言え、それでもまだガンダム好きを続けられる斑鳩皇子は、ある種稀有な才能を有しているといっても過言ではない。
(2003-04-04)

時間購入(じかんこうにゅう)
 イベントなどでの新製品の先行販売は、限定品とは異なりいずれ市販される上、市販されたら量販店でもっと安価で購入できる事は明らかだ。しかし、だからといってイベントで買わないことが賢い選択なのだろうか。野良騎士団では、敢えてそれは違うと言おう。確かにいずれ入手できるかもしれない。しかし、「先行販売のその瞬間」には間違いなく、入手できていないのだ。時は金なり、との言葉が示すとおり、時間の価値は明らかだ。すなわち、先行販売とは時間を買う行為なのだといえるだろう
 さぁ、これで心置きなく、ご一緒に散財できますね。いざ、出陣。
(2003-03-14)

成功体験からくる失敗と失敗体験から来る失敗回避(じこぎまん)
 人は動物であり、動物は保守的なものである。
 このため、人間は一度成功すると次も「成功した時の状態」と同じ状態であろうとし、また成功することを当然と思う様になることが多い。
 文章にすると多くの人が理解できる通り、成功は当然ではないし、自分が同じ状態でも周囲の影響などから、まったく同じ成果を得ることは出来ない。人は成功からよりも失敗から学び、以前の失敗と同じ状況にならないようにすることの方が大切である…と失敗の多い人生を送る人間は考えてみるがどうであろう
(2003-09-19)

自己認識(じこにんしき)
 一日一偽善を標榜とする団長は、駅で御婦人が切符を落したのを見れば、すかさず拾って声をかける。しかし、だからと言って「おばあさん、落しましたよ」などと言ってしまったのは失策だった。なぜなら彼女が自分の事を「おばあさん」だとは思っていない可能性も零ではないのだから。
(2003-08-19)

実証!正しい魔法の杖の使い方(じっしょうただしいまほうのつえのつかいかた)
 以下、正しい魔法の杖の使い方を三段論法で実証します。
  事実1.RPGの元祖はD&Dである。
  事実2.D&Dの魔法使いのモデルはガンダルフである。
  事実3.ガンダルフは杖で魔法を使った回数よりも殴りつけた回数の方が多い
 上記事実より、RPGの魔法使いの杖は主に殴打に使われてしかるべきであると導くことが出来、この結果正しい魔法の杖の使い方その一は敵を殴打することであることが立証できました。
(2003-02-28)

実戦派科学者(じっせんはかがくしゃ)
 団長が犯した、実践派科学者の誤表記。誤表記では在るが、心意気としてはそうありたいものである。
(2003-09-12)

失言(じめつてきねんれいじっかん)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
上司:「この仕事を明日までにやって欲しいんだけど」
部下:「内容は…ははぁ、アレですね。了解です」
上司:「君に投げた別件も遅れると困るけど、大丈夫」
部下:「こっちの件を、指示だけして実働は若い衆に任せますから…」
上司:「どうしたの?いきなり黙って」
部下:「…いえ…、別に大したことではないのですが、『若い衆』という単語がさらりと出た時点で、己の年を痛感してしまっただけです」
上司:「(目頭を押さえ)気にするな、誰もが通る道さ」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(2003-10-20)

条件反射(じょうけんはんしゃ)
 RPGへの参加において、ゲームマスター担当率が極めて高いからといって、プレイヤーとして参加しているときに、「マスター」と声をかけられて振り向いてしまうのはいただけない
(2003-02-15)

条件反射・追記(じょうけんはんしゃついき)
 なお、そのようなことが起きた場合には、他のプレイヤーは「われわれの中に裏切り者がいるぞ!探せっ!」と無垢な民を煽動し、思わず「マスター」と言う呼び掛けに反応してしまった愚か者をつるし上げることが妥当である。
(2003-02-16)

条件反射・追記の補足(じょうけんはんしゃついきのほそく)
 なおこの際、最初の「マスター」という声に本当のマスターが反応していなかったとしたら、彼も同罪であり、同じくつるし上げることを忘れてはならない
(2003-02-17)

上下関係(じょうげかんけい)
 ある日のゲームソフト売り場にて。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長  :「おぉ、そうだ。人以下になりに行かねば」
斑鳩皇子:「はい?」
団長  :「『アーマードコア3サイレントライン』を購入せねば、ということだよ」
斑鳩皇子:「なるほど」
団長  :「いや、違うな。柴田亜美以下になりに行く、が正解だな」
斑鳩皇子:「ちょっと待ってください。人以下と柴田亜美以下を区別するんですか?それって、どっちが上なんですかね?」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
斑鳩皇子よ、それは、「言わぬが華」というものだよ。
(2003-02-02)

上司と部下の処世術その14(じょうしとぶかのしょせいじゅつその14)
 ある日のオフィスにて。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
上司:「…駄目だね。ちょっと見せてもらったけど、これじゃ主任は通過できないよ。この辺とこの辺は飛躍しすぎで、ここは説明不足、最後は理論がちょっとおかしい。」
部下:「う〜ん、そうですか。どう直せばいいんでしょうかね」
上司:「…それは真理をついた質問だね。僕が主任でないということに極めて密接な関係がある問いだ」
部下:「はぁ」
上司:「わかりやすく言えば、こういうことだ。僕は『どこが悪いか』はわかるのがだが、『なにが良い』のかはわからんと言うことだ。他人の粗はよくわかる、という命題に密接な関係があるともいえよう」
部下:「で、結局どうしましょう」
上司:「まぁ、とりあえず直してみてよ。ついでに言えば『どこが悪いか』だけではなく、『どれくらいが悪いか』も分かるから、折衷できそうな資料を作ることを目指してみよう」
部下:「非効率的ですよぅ」
上司:「それには同意する。しかし、我が部署に伝わる金言の一つに『打たれなければ打たれ強くなれない』と言うものがある以上、ある種の精神修養だと思ってがんばってみてくれ」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 こんな上司は駄目な上司の見本です。
(2003-04-28)

上司と部下の処世術その15(じょうしとぶかのしょせいじゅつその15)
 ある日のオフィスにて。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
上司:「なんや、あの営業は〜」
部下:「まぁ、ちょっとひどかったですね」
上司:「ん〜〜しんどかった〜」
(と言って腕をぶらんと投げ出す)
部下:「お疲れですね」
上司:「ん〜〜朝倉モード〜〜〜いらいらするぜぇ〜〜〜〜
部下:「仮面ライダーですね」
上司:「よくわかったな」
部下:「まぁ、いろいろと」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
部下が部下なら上司も上司ということか。
(2003-04-30)

上司と部下の処世術その16(じょうしとぶかのしょせいじゅつその16)
愛用の個人用電算機を過負荷により動作不能に落し入れたある上司が部下を捕まえての情景。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
上司:「ちょっと愚痴るけど、良かったら聞いてくれ。嫌だと言っても愚痴るが」
部下:「どうしたんですか?」
上司:「俺が寮で使っているPC、3年前のモデルなんだが、ストリーミングを聞いている最中に別のアプリケーションを立ち上げようとしたら、見事にダウンし、立ちあがらなくなってしまったんだよ」
部下:「それは…悲惨でしたね。でも、どれくらいのスペックだったんですか」
上司:「CPUは500Mhz、メモリは…200強だったかな?」
部下:「…その程度の性能で、ストリーミングを聞こうって言うのが無謀なんじゃないんですか?」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 …おのれ、言いにくいことをズバリと。
(2003-06-02)

上司と部下の処世術その17(じょうしとぶかのしょせいじゅつその17)
 ※この用語は18禁ゲーム『KANON』についての知識を得てから読むことをお勧めします。
 部下のモニター上で作業を手伝いながら、上司が呟く。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
上司:「まぁ、あれだ。」
部下:「どうしたんですか?」
上司:「会社のPCのウィンドウに『うぐぅ』というのは些か不適切ではないか」
部下:「これは友人からのIMで…。それよりも、ご存知なんですか?」
上司:「些か不適切な水準及び傾向で知っている」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 流石に、上司として、いや人としてゲームを実際にやったことは無いが、同人誌などのみで知っているとは言えなかった。
(2003-06-17)

上司と部下の処世術その18(じょうしとぶかのしょせいじゅつその18)
 ある日、職場にて
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
上司:「何しているの?」
部下:「上着のボタンが取れたので繕っているだけです」
上司:「…男なのにそんなことできるの?」
部下:「好きではありませんが、必要とあればやります」
上司:「確か支出票もつけてたよね?」
部下:「まぁ、細かい無駄使いが多い人種ですので」
上司:「…良いお嫁さんになるわね」
部下:「おそらくは、私の性別が男であることを除けば、ですね」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
結論:会社で裁縫やらの技術を見せると嫁適応が上昇する。なお、この際、性別はあまり関係ないらしいと言うのがもっぱらの噂である。
(2003-08-13)

上司と部下の処世術その19(じょうしとぶかのしょせいじゅつその19)
 引越し準備の職場にて
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
部下:「えっ?Oくん(仮名)とKさん(仮名)は有給休暇ですって?」
上司:「そうみたいよ」
部下:「そんな…、廃棄と保存の一覧表作ったんで、それをもとにファイルの仕分けとメディアの仕分けの手作業部分をやってもらおうと思っていたのに…手が足りない!」
上司:「大変ねぇ」
部下:「何、他人事みたいに言っているんですか、貴方には移管分の修正予算と減価償却日の計算を…」
上司:「あ、無理。私、保育園から電話があって、子供が熱出したから迎えにいかなくっちゃいけないんで今日は帰るね」
部下:「ほう、私の記憶が正しければ、我がグループは私を含んで5人。その中の3人が引越し準備期間中にお休み、と?」
上司:「よかったじゃない。一人じゃないよ?」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 フォローになっていません。
 下半期、出産・育児休暇予定の「上司は若奥様」という状況は思いの他、人生のキビシサというものを思い知らせてくれると思わなくも無い。

(2003-09-14)

上司と部下の処世術その20(じょうしとぶかのしょせいじゅつその20)
 出社一発目の会話より。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
上司:「今から、大阪に行ってくれ」
部下:「…ちょっとまってください」
上司:「わりぃな、今から俺、九州行きの飛行機に乗るから、急ぐんだ」
部下:「…分かりました」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 命令術のある種の真髄を見た気がした。
(2003-09-15)

女性社会進出推進団体(じょせいしゃかいしんしゅつすいしんだんたい)
 上記のような団体の殆どが女性のみで構成されている辺りにこれらの活動実績がなかなか上がらない原因があるような気がしてならない。
(2003-04-10)

スーパーロボット大戦IMPACT近況(すぃぱぁろぼっとたいせんいんぱくときんきょう)
 団長は2002年3月に発売されたPS2用ゲームソフト『スーパーロボット大戦IMPACT』をもう九ヶ月以上も少しずつだが確実にPLAYしている。そのPLAY総時間はおそらく100時間は越えたのではなかろうかと推測される。
 しかし、実に70面を超えても未だ2号ロボが出てこないスーパーロボット大戦IMPACTの最期は遠い様だ。
(2003-01-13)

睡眠の才能(すいみんのさいのう)
 轟音で唸る送風機のあるサーバ室で、30分の待機時間に一眠り出来る一部の人間は周囲から睡眠の才能を認められるが、それは単に神経が図太いと言われているだけに過ぎない気がしてならない。
(2003-10-26)

スクランブルコマンダー考(すくらんぶるこまんだぁこう)
 世論に真っ向から戦う羽目になることになるかもしれないが、編纂委員はスーパーロボット大戦シリーズの最新作『スーパーロボット大戦スクランブルコマンダー』を強く推すものである。
 若干のデフォルメをしながらもサイズ差を出した歴代のスーパーロボット達が入り乱れ姿はまさに悶絶に値する出来である。ロボットたちが弱すぎると言う向きもある(戦闘獣に周囲を囲まれ、タコ殴りにあうとあっという間にピンチになる)が、そのあたりも原作どおりだと言えるものであり、嬲られるマジンガーZを救出するため、Zガンダムがビームライフルで敵をけん制し、トールギスが突貫して血路を開き、踊り込んだグレートマジンガーがサンダーブレークで敵を蹴散らす様などはまさに鼻血モノである。ちなみに、突貫するのをコン=バトラーVやエヴァンゲリオン弐号機あたりにすると、マジンガーごと刻むことに成るので注意が必要である。なお、カメラアングルは地面に下げ、煽るようにして周囲を眺めると迫力満点である。
 問題は従来のスーパーロボット大戦シリーズで全滅プレイなどをし、最強無敵のユニットを作り敵を殲滅していたタイプの人には向かないということぐらいである。
 ぜひとも、同じシステムでシリーズ化してもらいたいもだが、販売数は明らかに伸び悩んでいるため、望み薄な点が悔しい限りである。
(2003-11-11)

スクランブルコマンダー考・戦術編(すくらんぶるこまんだぁこうせんじゅつへん)
 このゲームは多くのリアルタイムシミュレーションゲームと同じく、追い込み漁法が基本である。なお、この戦術の最大の欠点は待ち伏せて火力で焼き払うという動きが著しくスーパーロボットらしくない点である。
(2003-11-15)

スクランブルコマンダー考・戦術編補足(すくらんぶるこまんだぁこうせんじゅつへんほそく)
 なお、追い込み漁法では敵にプレッシャーをかける係りと囮が必要になる。ゲーム中、もっとも囮に適した能力を持つユニットがアマダ=シローの駆るEz−8である辺り、スタッフに「分かってるね」と賛辞の言葉を送りたい。
(2003-11-16)

スクランブルコマンダー考・戦術編補足の蛇足(すくらんぶるこまんだぁこうせんじゅつへんほそくのだそく)
 ちなみに、敵を十字砲火の集中ポイントに足止めすることが必要になる時がある。その際に大活躍するミス足止めは、シローの相棒にしてグフカスタムを駆るアイナ=サハリンである。Ez−8が泣きながら敵をひきつけ、グフカスタムがEz−8ごと敵を足止めする姿はドメスティックバイオレンスという言葉を喚起させ、非常に微笑ましい。
(2003-11-17)

スジ者(すじもの)
 アヴァロンのゴミ捨て場にて
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
皇子:「うおぅ!なぜ電撃ホビーが大量に捨ててあるのでしょうか?!」
団長:「それは当然、この模型雑誌を講読しているものが捨てたからだろう?」
皇子:「…迂闊だった、まさかこのアパートにスジ者がいるとは…」
団長:「スジ者ってなんだよ?」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 スジ者=屑オタク野郎ってことでよいかな。
(2003-11-05)

スナイパーライフル(すないぱぁらいふる)
 よくロボットが持っていることのある武器だが、ゲームなど少数で正面切って戦うゲームでは使えないことおびただしい
(2003-11-27)

スナイパーライフルの使い方(すないぱぁらいふるのつかいかた)
 ただし、ポリゴン系ゲームでは、砲身が長い琴を利用し、ポリゴンの壁に銃身をめり込ませ、銃口を壁の向こうに貫通させる事による、障害物越しの射撃などのインチキ技を駆使することで、そこそこの戦闘力を誇ることが出来る。
(2003-11-28)

スパロボ専用コントローラに関する涙の突っ込み(すぱろぼせんようこんとろぅらぁにたいするなみだのつっこみ)
 人気ゲームシリーズ『スーパーロボット大戦専用コントローラ』の売り文句の一つに、「いつでも簡単にリセットできます」とあるのは、ゲームとして間違っている気がしてならないが、周囲に意見を求めてみると、それは少数意見であると認識せざるをえない。そんな時、生粋のゲーマは人知れず涙で枕を濡らすしかないらしい。
(2003-03-28)

スパロボ専用コントローラに関する涙の突っ込みその哀(すぱろぼせんようこんとろぅらぁにたいするなみだのつっこみそのあい)
 満を持して人気ゲームシリーズ『スーパーロボット大戦』に登場した勇者ロボである『勇者王ガオガイガー』がそのゲーム内で、
『命中率なんて目安だ、
  足りない分は勇気で補え、
    リセット、承!認!!』
 なんて言っているのを見ると、
「そんなへなちょこ勇者なんて要らない…
と安酒を煽りたくなるオジさんは、きっともうゲームをやるべきではないのかもしれない。
(2003-03-29)

スパロボ専用コントローラに関する涙の突っ込みその哀〜暁の最弱勇者編〜(すぱろぼせんようこんとろぅらぁにたいするなみだのつっこみそのあいあかつきのさいじゃくゆうしゃへん)
 ただし、『勇者王ガオガイガー』の主役の特徴はその虚弱さであり、ガラスのサイボーグ、最弱の勇者王の異名を欲しいがままにする獅子王ガイには、やはりリセットは必須であり、理に適った台詞なのかもしれないと思わせるものが、確かにある。
(2003-03-30)

スペルレスアドベンチャー(すぺるれすあどべんちゃぁ)
 ゲームを、魔術などの特殊能力が使える職業なしで進めること。そして、多くのゲームでは回復というものはそれら特殊能力に頼ることが多いため、ほとんど回復手段なしに危険に飛び込むという、スリリングな展開が期待できる。
いや、やる側はなるべく避けたい種のアドベンチャーであることは間違いないのだが。
(2003-12-03)

スペルレスアドベンチャーにおける命(すぺるれすあどべんちゃぁにおけるいのち)
 回復手段の無いゲームにおいて、命のことを野良騎士団では「残弾」と呼ぶ
(2003-12-05)

煙草な外見(すもぅきんぐすたいる)
 団長が憤慨していることはこんなにも煙草を嫌っているのに、何故か見ず知らずの人にも当然の様に煙草を吸っているものとして扱われることだ。
(2003-08-18)

正義のフケイ(せいぎのふけい)
 変身ベルト型腕時計を装備した団長と副団長の会話より。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長:「この前、正義のフケイというゲームを買ったのだがね、これはそれのオマケだ」
副団長:「フケイ?…団長、趣味が変わったか?」
団長:「そうか?別にいつもどおりだと思うが」
副団長:「フケイ、とはなぁ」
皇子:「…あぁ、二人のすれ違い、僕には分かっているのですが、通訳しましょうか?」
団長:「頼む」
皇子:「いいですか、団長が言っているのは『系譜』の言い間違い。正義の系譜という仮面ライダーのゲーム。副団長が言っているのは女のお巡りさんの方の『婦警』で、そういうギャルギャルしたゲームを想像しているわけです」
団長:「なるほど、状況を理解できたよ」
副団長:「まったくだ、見事な状況把握能力だな」
皇子:「…お二人とも、どうしてそれで普段会話が成り立っているんですか?」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 なぜ会話が成立しているかは、我等にとっても永遠の謎であるので、その皇子の問いに答えることは出来そうもない。
(2003-12-15)

聖痕(せいこん)
 聖戦士の証にして、コミケ焼けの婉曲表現
(2003-08-16)

聖戦士との契約規則に関する覚え書き(せいせんしとのけいやくきそくおぼえがき)
 野良騎士団関係者の中で最強の聖戦士レベルを誇り、『赤の一番』と賞される池上義則氏に、団長は冬のコミケットにおいて、長谷川先生の『大決戦1,2巻』、富士原先生の『SRW雷1,2,3巻』を発注した。その結果、『大決戦1,2巻』を入手して頂き、非常に感謝している。しているのだが、その以外に合計すると明らかにそれらより高そうな本を「新刊で出ていたから」と買ってきてしまうのは予定外であったらしい。
 そう、聖戦士レベルの不十分な団長は「作家の本を頼む=新刊ゲット」という聖戦士の基本戦術すら知っていなかったのだ。しかし、このような悲劇こそが人のレベルを高めるのだ。確かに今回は転んだかも知れないが、しかし、そこから立ち上がってこそ人は次なる段階を目指すことが出来るのだ。
 なお、「目指さなくてもいい次なる段階」もあるのではないかという指摘はここでは自動的に却下するものとします。
(2003-01-31)

聖戦士の心得(せいせんしのこころえ)
 以前の野良騎士用語で、聖戦士は聖戦で鍛錬しているという旨の類推を行ったことがある。
 しかし、それは間違いであった。彼らに対する侮辱ですらあった。この場を借りてお詫びしよう。
そう、聖戦士にとって聖戦こそが日ごろの成果を魅せる場であり、そのためにプロテインを摂取するなど晴れ舞台に参戦するための努力を日々続けているのだから。
 今年頭に入院していたある偉大な聖戦士も、夏に備えて日々研鑽している。
 彼らのストイックなまでの欲望に幸あらんことを心から祈る。
(2003-07-17)

成長率(せいちょうりつ)
 その人物が、どれほどの効率で成長していくかを表す値を定量化したものを成長率と呼ぶとすれば、それは物事において自らに非があった点を素直に受け入れ、それを恥じるか否かに総てがかかってくる、というのが野良騎士団の公式見解である。
(2003-01-08)

セレブ(せれぶ)
 ハイソほど浮世離れしていないが、中流とは呼べない余裕を持つ様子を指す言葉らしい。語源であるCerebrity…有名人の意味からの逸脱から甚だしいため、意味の類推はきわめて難しい単語といえる。
(2003-09-22)

洗顔ストローク(せんがんすとろぅく)
 洗顔時に手を上下に動かす幅のこと。これが長くなるとすなわち前髪が広くなったことを意味するという、一部の人間にとって恐怖の指標となっている。
(2003-09-03)

洗顔ストローク補足(せんがんすとろぅくほそく)
 だからといって、髭を生やして顔下へのストロークを短くすると言う厨房長のアイディアは、ストローク距離を低減すれども頭髪前線の後退に対する対策には何一つなっていないので注意が必要である。
(2003-09-04)

戦術眼(せんじゅつがん)
 危機からの脱出を重視する野良騎士団では、RPGにおいて敢えて危機に陥る演出が好まれる傾向がある。危機に陥らなければ、そこからの脱出は不可能だからだ。しかし、単に危機に陥るだけでは当然問題がある。危機からの脱出に必要なものこそが戦術眼である。さぁ、皆も戦術眼を養おう。
 当初、団長は戦術眼は「慣れ」と「訓練」の結果だと思っていたが、昨今は「慣れ」は関係なく「覚悟」と「訓練」の成果である事を認めている。この考え方をすると、覚悟と訓練の才能がない者には如何ともしがたいと言う事実をわりと素直に受け入れることができるため、心穏やかで居られるらしい。
(2003-12-22)

戦争の終了条件(せんそうのしゅうりょうじょうけん)
 政治目標を達成することが唯一無二の戦争の終了条件である。これは、戦争が外交の一手段に過ぎない事から容易に断言できる。故に間違っても「勝利=敵の滅亡」ではない。それは殲滅の終了条件である。TRPGプレイヤーは決して、戦闘は最も粗野で単純で、それが故に有意である交渉方法に過ぎない事を忘れてはいけない。
(2003-10-03)

戦争の終了条件に対する補足(せんそうのしゅうりょうじょうけんにたいするほそく)
 「戦闘の勝利=敵の殲滅」ではない事に納得の出来ない向きもあると思うが、「お姫様の護衛」が任務の冒険で、「お姫様を狙う魔女は殺せたが、その前にお姫様を殺された」場合と、「お姫様を狙う魔女は取り逃がしたが、お姫様は無事である」場合の、どちらかが敗北(=勝利から遠い)かを考えれば簡単に判断できよう。
(2003-10-04)

戦争の終了条件に対する補足の注釈(せんそうのしゅうりょうじょうけんにたいするほそくのちゅうしゃく)
 結局のところ、あらゆる行動には優先順位があるということに過ぎない。行動にあたっては、常に目的を忘れてはならない。いわんや、行動すること自体が目的になることなど言語道断である。もっとも、目的のためにあらゆる情熱を傾けて全力を尽くす者ほど、手段に全力を尽くして目的を忘れがちな傾向もあるのだが…。
(2003-10-05)

戦慄の第三者分析(せんりつのだいさんしゃぶんせき)
 団長が棲んでいる寮は駅から歩いて30分の丘の上にある。駅とその丘の間には2つの丘があり、高低さも体感的にはなかなかのものである。しかしそれが如何程なのか具体的には把握していなかった。
 しかしてそれは客観的事実として団長に突きつけられた。彼が棲んでいる地区は正月恒例の箱根駅伝が通り抜けている場所であるため、当該区間の断面図はそのまま団長の棲家の周囲の断面図となる。
 そして断面図は非情な事実を映し出した。近隣を睥睨する高く聳え立つ丘こそが団長の生息地であり、そこは駅伝コース中でも最大級の難所であるという。寮が立てられた理由はもはや語る必要もなくなっていた。そう、難所ゆえに土地が安かったのだ。
 近所には投げ込み穴と言う、東海道の難所で行き倒れた人を葬るための穴の跡もあり、何か不吉な予感はしていたが、ここまで大層だとは思っていなかった。
(2003-01-01)

即答(そくとう)
 休日の午前二時に電子メールで提出した議事録に、赤が入って返信されてきた。そこまではよい。 しかし、そのメールの送信時間が午前四時であったりすると、上司を尊敬するよりもいつ寝ているんだと言う切なる疑問と、自分にもそういった労働が期待されているのかと言う深刻な恐怖が胸をよぎって行く事を止める事が出来ない。
(2003-12-29)

抜け道に見る会場設営技術の向上に関する考察(そこはことないはいぼくかん)
 昨今急速にイベントや限定販売のノウハウを溜め込んでいるTOMMYのZOIDS関連部署の手並みの良さはなかなかに参考になる。しかしながら、2003年7月19日-20日の大ZOIDS博のそれはいささか遣り過ぎとも言えよう。その内容は以下の通りである。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ・入り口と出口は、会場内の閲覧コースをU字にすることで両隣に設置。
 ・販売ブースは妥当に展示コーナ最深部、出口の手前に設置。
 ・出口の手前にカーテンで隠した入り口に戻る秘密の通路を設置。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 まさに、「ふふん、どうせお前らは会場したら真っ先に買い物に行くんだろう?わかっているんだよ」と言わんばかりのいたせりつくせりの運営技術に感謝しつつも、わずかばかりの敗北感と屈辱で滲む涙を堪えるのが辛かった。
(2003-07-19)

下民と高等遊民(そしあるひえらるきぃ)
 人は生育環境でその想像力すら決定されざるをえない。
 例えば、『ショッピング』という言葉でどんな場面を想像するだろうか。
 人によっては、洒落た高級装飾具を眺め、選んだものを贈与してもらうことかもしれないし、ホームセンターで仲睦まじく買い物用台車を押す場面かもしれない。
 ちなみに団長は「葱が刺さった買い物籠を片手に下げて練り歩く」場面を想像していた。
 生まれの下賎さと育ちの貧相さを類推させるその想像が、少しだけ誇らしくなくも無い。
(2003-07-13)

そのコスプレ変形中につき(そのこすぷれへんけいちゅうにつき)
 C3(※1)会場にて、皇子と団長の会話より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長:「あの変形中のゲッター1のようなコスプレはなんのコスプレだろうか?」
皇子:「…はい?」
団長:「あの赤く、三角形の頭頂部から同までが、ずどんとまっすぐな形態はまさしく変形中のゲッター1だとは思うが…、まさかゲッター1…しかも変形中をわざわざコスプレするものも居るまい」
皇子:「団長にしては大した洞察ですね。アレは僕の見るところアバレンジャーのジャンヌですね。三角頭はそのもので…体形はまぁ、突っ込むべからず、といったところでしょうか?」
団長:「破壊の使徒か…」
皇子:「言いたいことはなんとなくさっしますので、あまり明言しない様に」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 正直は美徳か、それとも黙殺こそが正義かは判断に迷うところでは、ある。
 (※1)C3=Cultural Convention of Characters
(2003-09-09)

そんな時でもお約束(そんなときでもおやくそく1)
 模型販売店ボークスで限定発売されるアクションフィギュア『ヒュッケバイン』を買いに、開店30分前に並んだ団長は、結局売り切れで買えなかった。
 まぁ、それはよい。
 しかし、買えたのは丁度、団長の一つ前の人までという図ったのようなお約束であるのはなるべくなら勘弁していただきたい。
(2003-09-27)

神様の優しさ(そんなときでもおやくそく2)
 皇子によれば一人前で売り切れたのはネタ不足に苦しむ団長に対する神様の優しさということになるが、そんなサディスティックな優しさはいらないと思うのが人情というものではないだろうか。
(2003-09-28)

現世の神様(そんなときでもおやくそく3)
もっとも、苦界と言われる現世に本当に神がいるのならば、確かにきっとそんな神様であることは間違いがない。
(2003-09-29)

人を呪わば穴二つ(たにんのあしもとにあなをほりじぶんでおちる)
 定食屋で麻婆定食と餃子を頼んだ厨房長と生姜焼き定食と餃子を頼んだ団長だったが、早々に来たのは麻婆定食であり、早速食べ始めた厨房長に団長は、定食を食べ終わった後に餃子が来るかもなどと軽口を叩いていた。しかし、餃子は直ぐに来た。そう、直ぐに、だ。言うまでもないことだとは思うが、生姜焼き定食が来たのは団長がちびりちびりと食べ続けた餃子がなくなる直前であった。まさに人を呪わば穴二つ。つくづく、余計なことは言うものではないと思い知らされるエピソードではある。
(2003-09-02)

念動切断(たのしいあいてぃこうざ01)
 正しいPC操作法教室(通信教育)より。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
姉上:「PCが反応しなくなっちゃったんだけど」
団長:「(しばらくやり取りした後)それは電源切断以外無いですね」
姉上:「電源ボタンを押しても、電源が切れないよ?」
団長:「念が足りないからです。必殺の思いを込て、しかし適度に力を抜いて電源ボタンを押し、そのまま念じつづけてください。常人の念力ならば10秒程度で電源を切れます」
姉上:「念が強ければいいの?」
団長:「いえ、時間が重要です
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
まぁ、普段からこんな会話です。
(2003-05-01)

U58(たのしいあいてぃこうざ02)
 正しいPC操作法教室(通信教育)より。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
姉上:「問題が発生したんだけど」
団長:「はい、姉上様。なんでしょう?」
姉上:「デジカメをUSBケーブルでPCに接続したが、上手く接続されないみたいで謎のダイイングメッセージが表示されるんだけど」
団長:「どんなエラーですか?読み上げていただけませんか」
姉上:「『U58』っていっているけど」

 (団長、しばらく思考モードに移行)

団長:「謎は全て解けました」
姉上:「してその心は?」
団長:「それは正常に機能しています。指示通りのフォルダを参照してください」
姉上:「『U58』とはどういう意味だったの?」
団長:「もうしわけありませんが、『5』ではなく『S』、『8』ではなく『B』を意味しているんですよ。単に液晶の解像度が非常にいい加減なだけです」
姉上:「U…S…っあ、なるほど
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 IT機器メーカーのヘルプデスクの窓口嬢の気持ちがちょっと判りました。
(2003-05-09)

彩色済フィギュアコレクション『世界の神話』〜仏教神話編〜の楽しみ方(たぶんじぶんをだましてます)
 2002年上期に団長が熱を上げていた玩具付き菓子シリーズ『世界の神話』のシリーズ第2弾は何をトチ狂ったか仏教神話編と来た。
 はっきり言えば面白みはゼロであり、持っている武器とポーズが違うだけの四天王など何が売りなのかさっぱり分からない素敵な品揃えを誇る。
 しかし、折角去年あれだけ熱を上げたのだからと、何気なく買ってみたところ、非常に面白いことに気づいた。全ての商品はよく類似したモデルが複数存在するのだ。それはつまり、まじまじと確認するまで、ダブっているかどうか分からないというスリルを味わうことが出来る事を意味するのだ。

 はっきり言って、箱から出した瞬間に多聞天と増長天を見分けられるものは観察眼に優れると言うよりはただの仏像マニアだろう。
 こうして新たな楽しみを見出した今、このシリーズを買わない手は無い。団長はまた意味も無く収集者となるのであろう。
(2003-05-23)

担当業務(たんとうぎょうむ)
 職場で掃除中に発見された、タイムスリップグリコおまけの『鉄人誕生』フィギュアを団長のところに持ってきて、「これって貴方の担当ですよね」の言うのは失礼と言うものである。なぜなら、団長が担当する鉄人はあくまで『太陽の使者版』だからである。まったくもって酷い扱いであるといえなくないかもしれない。
(2003-01-30)

第三者的団長評価(だいさんしゃてきだんちょうひょうか)
 黒いロングコートと革靴、皮手袋。
それは団長の冬季のオタク的標準装備だ。ソレ自体、趣味が悪いと言われれば文句はない。しかし、呼び掛けに少しは気を使うべきだと思うのは既に老兵である証拠であろうか。
 ある日、団長はいつもの様にコンビニで弁当を買い、暖めてもらっている最中にそれを忘れて店を出そうになった。それ自体はよくあることである。しかし、その後の呼びかけは中々に聞けない台詞だった。

 「そこの黒い人!お弁当がまだです!!」

 あぁ、愛らしき乙女よ、うっかりした馬鹿者を呼びとめてくれたのは幾重にも礼を言うべきであるほどあり難い。しかし、客に対して、その物言いは無いと思うのだよ。しかし、黒い。それこそが団長に対する、外界の一般的な反応なのだろう。そんなことをかみ締める土曜日の夜であった。
(2003-11-24)

抱合せ販売(だきあわせはんばい)
 電撃HOBBYのスーパーロボット大戦オリジナルロボット誌上通販は、普通では決して商品化されないマイナー路線の商品であるため、確かにありがたいものである。しかしながら、昨今の足元を見るような高額な値段設定、いわんやギャル系フィギュアの抱合せ販売などは勘弁していただきたいものである。
(2003-11-26)

ダムさん(だむさん)
 野良騎士団における、フリーダムガンダムの愛称。例えば、自室にあるそれのプラモデルを「ウチのダムさん」と呼ぶなどする際に用いる。
(2003-10-21)

ダメな奴(だめなやつ)
 大槻ケンジに言わせれば「ダメな奴はダメだ」と言うことになるが、野良騎士団ではこれを認めてはいない。
(2003-12-06)

ダメはダメなりに(だめはだめなりに)
 機動戦士ガンダム08小隊のシロー=アマダに言わせれば「下手には下手なりの戦い方がある」ということになる。野良騎士団ではこちらを採用している。さぁ、皆さんも駄目なら駄目なりの戦い方をしましょう。
(2003-12-07)

ダメはダメなりにへの路(だめはだめなりにへのみち)
「下手には下手なりの戦い方がある」を実践するためには、まず、自分が駄目であることを認める必要があるのでこれが難しい。この点に注意が必要である。
(2003-12-08)

団長式美醜判断法(だんちょうしきびしゅうはんだんほう)
 ある日の会話
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
皇子:「と、いうわけで555のヒロインはイケてないとおもうんです」
団長:「そうなのか。まぁ、目の縦横の比率や顔面の構成要素の下半分への集約率は世の美人の定義からはやや離れてはいるのは確かだな」
皇子:「はい?」
団長:「美人の定義、だよ。顔の造形が左右対称であるか、顔を構成する部品が全体として均一に配置されているかなどを前提条件として、各部品の縦横の比率や配置状況で得点を加算していくわけだ。顔の造形物の配置が乱れていない上で一つ一つが好形状なら美人と定義される」
皇子:「…たまに冗談ででる得点は、それに基づいているんですか?」
団長:「大方は。もっとも、化粧の臭いや姿勢でも大きくぶれるため、先の形状定義のみで得点付けした結果ではない」
皇子:「疲れませんか?」
団長:「むしろ、直感で美醜を判断できる市井の人々を私は尊敬するね」
皇子:「難儀ですね」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 価値観は十人十色ということでご勘弁を。
(2003-02-27)

団長式仕事管理術(だんちょうしきわぁくまねじめんとじゅつ)
 普通では達成できそうも無い仕事を無理やりに達成する秘訣は、仕事を分解できる最小単位まで分解し、少しずつでも前進できる仕掛けをした上で、なるべく多くの人の前でその期限を公表し、自分を追い詰めることである。
 些か不健全ではあるが、健全に進められるレベルの仕事であれば多くの場合そもそも仕事管理術などは必要ないので仕方ない。
(2003-06-15)

蛇を締め上げるが如し(だんちょうむりですってば)
 相手が苦しむだけで、何も実りが無いこと。
 これは例会での逸話に基づく言葉である。
 この逸話の根本となる団長の思考回路は本質的に闘志に根差し、冷徹な計算と情熱的挑戦心を両輪とする。したがって、シナリオを構築する際には「死中に活あり」が基本になりやすい。情熱を持って敢えて苦難にあたり、激情を乗り越えてそれを突破するというわけである。しかし、これは1970〜80年代の思考と言える。1990年代の思考は、逆上と無為を両輪とするように思う。すなわち、普段は情熱など暑苦しいものは持たず涼しく過ごし、追い詰められると普段は出さない才能や異能力で爆発的な活躍をする、と言った流れのシナリオになり易いのではないかと思う。そして、前者と後者は優劣を付け得ない種の存在である上、思考の流れがまったく異なる点が問題である。
 前者の思考回路では後者の思考回路は極めて読み辛く、その逆もまた真である。ピンチは前者にとってチャンスに変える物であり、後者にとってはチャンスに変わる物である。この動詞の主体が何であるかの違いはもはや次元の断烈に匹敵するとすらいえる。前者の思考を持つものはピンチに陥ったならば、無駄に見えても足掻き活路を探すが、後者の場合は才能や異能力の開花を待つことになる。ゲームならばなお更である。おそらく前者は「シナリオライターが決定した避けることのできない苦戦」にバグを利用してでも挑むようなプログラマ泣かせの無法者なのだ(例:某スパロボの新兵器が出撃するも攻撃コマンドが出現しない状態でも、他人の攻撃に便乗する特殊能力で戦闘に強引に参加し、バグらせる。なお、運が悪いととまるらしい)。

彼らは何故、苦難に挑むのか。それはそこに苦難があるからだ

 しかるに、前者に思考を持つ団長は、そうでない人がいる場合は、価値観に根差さないシナリオを作る努力をする必要があるわけである。さもなければ、副団長いわくの「首が卵型に膨らんだ蛇を捕まえて、卵を吐かせようと如何に締め上げても、それはそもそも卵を飲み込んでいるわけではないので決して出てこない」と称されるような行動を取る羽目になる。これでは、実りが無い上に蛇が苦しむだけである。
 このような行動を、以後野良騎士団では「蛇を締め上げる」と呼称する。
(2003-05-07)

チェーンソード(ちぇぇんそぉど)
 両手幅広剣の刃の部分がチェーンソーになっている漢の武器。遥かな古代においてコンプティーク誌で掲載された読者参加企画ロボクラッシュにおいて存在した武器の一つで、団長の最も好んだ武器。しかも、この武器を使ったときは勝てたためしがないという曰く付きの武器であるところが、また泣かせる。
(2003-09-26)

人格形成の理由(ちてきといえなくもない)
 場所は箱根、芦ノ湖湖畔の高級ホテルの朝食の席。
 真っ白い敷布の上に上品な皿が並べられた様はまさに絵に描いたような「素晴らしい朝食」。
 そのような席であるにもかかわらず、前の晩にやっていた重症急性呼吸器症候群「SARS」の拡散に関する番組について熱く議論するような家族の元で生活すると団長のようになってしまうのでご用心。
(2003-05-19)

ちゃーぐる(ちゃぁぐる)
 エレガントなスタイルでエネルギーを貯めること。出展は『金色のガッシュ』より。
(2003-09-11)

チワワ症(ちわわしょう)
 己の過ちから、失ってはならないものを失い、チワワの心臓となってしまったものを指す症状
 その立ち直りは、時間以外は助けにならない。
(2003-02-24)

チワワの心臓(ちわわずはぁと)
 何を言われても傷ついてしまう繊細な心であることを表す言葉。
(2003-02-22)

珍食王(ちんしょくおう)
 ある蕎麦屋で、厨房長は相変わらず勇敢に、豆腐を用いたデザートを注文していた。メニューにあるそれは、黒胡麻ソースとキャラメルソースの選択式であったが、「より痛そう」という理由でキャラメルソースを選択するつもりという男気をこの時点で既に見せていたが、いざ女給に注文を伝える際に、その女給はこともあろうにこう言い放った。
 「黒胡麻ソースとキャラメルソース、マンゴーソースが御座いますがどう致しますか?」
刹那も迷いも無く厨房長はマンゴーソースを選択した。理由はより…よそう、これ以上は何を言ってもその時の彼の男度を万分の一も伝えることは出来そうもないから。
 珍食検討委員会と呼んで久しいが、彼は既に委員などという官僚的な存在ではない。
(2003-07-30)

珍食検討委員会(ちんしょくけんとういいんかい)
 野良騎士団非公認団体の一つ。主に「けったい」な食品を見つけた時に突発的に発足する。主な所属者は厨房長Kである。
 彼はまずいものハンターKとして勇名を馳せていたが、周囲の「不味いものをわざわざ人に食わせるな」という至極もっともな指摘を受けつづけ、遂に人に勧めることなく自らが検討し、食すると言う道を選んだのである。
 すなわち、どうやら彼は如何な目的を選んだとしても、妙ちくりんな食品に手を出すと言う手段を選ばずには入られない模様である。
(2003-02-04)

罪と無知(つみとむち)
 団長の定義によれば、無知や無能は罪ではないが、無知や無能を自覚しないことは罪だ、ということになる。
(2003-10-29)

定時(ていじ)
 雑用と打ち合わせをする時間のこと。
(2003-10-07)

定時後(ていじご)
 自分の仕事をする時間のこと。
(2003-10-08)

定時後に関する補足(ていじごにかんするほそく)
 だからと言って、定時後に雑用が入らないとは限らないため、注意が必要である。
(2003-10-09)

定時後に関する補足に対する指摘(ていじごにかんするほそくにたいするしてき)
 そもそも、最近の重要な会議は開始時間からして全て定時後である、ということ自体に定時と言う概念に首を傾げざるを得ない。
(2003-10-11)

貞操帯(ていそうたい)
 HGUC『Zガンダム』はマニュアルがパーツを包むビニルに包まれており、決して汚されることがない仕様になっている。野良騎士団ではこれを貞操帯と命名することに決定したため、これを通達するものである。
(2003-11-21)

貞操帯2号(ていそうたいにごう)
 コトブキヤの『ヒュッケバイン』もHGUC『Zガンダム』同様に貞操帯仕様であるが、冷徹な観察者であるところの斑鳩皇子によれば、商品名だけで購入してもらえるZガンダムと違い、知名度が低いため、マニュアルを見たうえで購入を決定する人もいるのに、そのチャンスをみすみす捨てる身のほど知らずの愚行と言う事になる。
(2003-12-21)

手乗りHDD(てのりはぁどでぃすくどらいぶ)
 団長の職場で用いられる、ポータブルハードディスクの典雅な表現。うたれづよいのが取り得という男前な機材。
(2003-10-27)

デジタルディバイド(でしたるでぃばいど)
 メールだの携帯だの最近は便利な道具が普及してきており、非常に利便性が向上しているが、それらを使いこなせる人とこなせない人に、言葉が通じない状態にも似たある種の隔たりが生じているような気がしてならない。
 もっとも、使いこなしている側が人間なのか、使いこなしていない側が人間なのかは微妙な判断ではある。
(2003-02-23)

デッドウェイト(でっどうぇいと)
 ノートパソコンはCR―ROM等のパーツが取り外せる場合が多く、それらパーツの代りに中が空洞になったプラスティックのカバーをつけることができる。これらはウェイトセーバなどと呼ばれ、ただのプラスティックの箱ではないのか、などと事実を指摘してはならない。ともあれこのような言葉遊びが生じるほどノートパソコンは日々質量と戦いつづけているわけである。特に蓄電池はその重さから自重対策最大目標となっている。
 このような状況があるにもかかわらず、完全に死亡してAC電源を利用しないと起動画面にすら辿り着けない蓄電池をつけたままの団長のノートパソコンはまるでなっちゃないといわざるを得ない。
(2003-02-26)

出所(でどころ)
 マイナスイオンが出ると謳うPCは、どこから毎時どれくらいの量でマイナスイオンを放出するのかをカタログに提示すべきである。さもないと、客に問い詰められえう量販店販売員がかわいそうである。
(2003-06-16)

デフレスペシャル(でふれすぺしゃる)
 既に常軌を逸したといっても過言ではないラインナップと成ったプラモデルシリーズ『MASTER GRADEシリーズ』の2003年7月の最新作、ガンダム4号機、5号機は驚きの価格2、800円である。この価格に対して、多くの人は思うところがあるとは思うが、それにしても斑鳩皇子の「遂に、デフレの波が殿様バンダイにまで! 今までなら、これらには確実に3、500円の値札がついていたはずだ!」などと声高に雄叫ぶのは、流石にいかがなものであろうかと思わなくもない。
(2003-07-05)

電車内昏倒事件遭遇編(でんしゃないこんとうじけん1)
 その瞬間、団長は凍りついた。それは無理からぬことであったろう。なぜなら、乗り込んだ電車の通路の真ん中に男が大の字に寝転んでいたからだ。周囲の乗客は彼から目を逸らし、あたかも無いものであるかのように振舞っているのもまた微笑ましい。しかし、団長の脳内では微笑ましさなど無く凄まじい勢いで眼前の問題に対する対応を検討していた。
 初めの関門は、自分も他と同じく彼を放置するか否かという点であるが、これは思考するまでも無く、独自に働きかけることを決定する。なぜなら、もしも彼がこのまま放置され、その結果、命に関わることになり、ニュースともなれば悶絶するほど後悔することが確定である上、公共地で醜態を晒す馬鹿者の救出は自らが標榜とする一日一偽善を達成するに相応しい好条件だ。
 さらに、このような、どう扱っても確実に野良騎士用語行き確定の事件を放置することは常にネタ切れに苦しむ野良騎士用語編纂委員として許されざる暴挙であると言えた。
 上記のような脳内討議の結果、団長はその男に声をかけることを決定した。しかし、そのまま単に声をかけるのはあまりにも危険である。脳内討議は次の段階に進んだ。
 ここまで、約1.3秒
(2003-06-30)

電車内昏倒事件策謀編(でんしゃないこんとうじけん2)
 素早く昏倒している人物を観察する。年の頃は二十代後半の男性。酒臭く煙草臭い。脈拍は…遠目からは分からないが呼吸はしっかりしている様子が咽喉と胸から分かる。本質的に本人の命に別状があるパターンではなさそうだ。問題は通路をふさいでいると言う現状に絞られる。
 幸いなことに年の頃と性別は、団長が助け起こしても何の犯罪性も無い。これが女性ならば周囲の女性を扇動し作業に当たる必要が出てくるのでこれは幸いだ。なぜなら、団長が女性を助け起こそうとした場合、その女性の胸先三寸で一撃の下に犯罪者扱いされる可能性が決して低くないという危険があるためだ。
 社会的な危険は無いと判断したが、次は物理的な危険である。自慢ではないが、団長は肉体的には考えうる限り最弱級の男性である。もしも、助け起こそうとする対象が凶暴で眠っていたところに声をかけられ逆上し、襲い掛かられれば運が良くても負傷は免れない。十二分に凶暴性を発揮する為の悪意ある訓練をしていれば、より悪い結果となる可能性も低くない。肌は日に焼け浅黒く、二の腕は太い。良くない雰囲気だ。しかし、指は節くれだっていないことなどからそういった訓練はしていないと判断できる。これなら複数人で作業に当たれば危険は軽微である。
 そう、複数人で、だ。助け起こすにしろ力の抜けた成人男子の体重を引き上げるのは団長に些か重労働過ぎるのだ。そこで、周囲に目を配る。脳内討議は次の段階に進んだ。
 ここまで、約3.8秒
(2003-07-01)

電車内昏倒事件制圧編(でんしゃないこんとうじけん3)
 多くの人間は外見や仕草、態度、位置取りからおおよその特性は把握できる。もちろん偏見に満ち溢れた判断だが、根拠が無い状況では唯一の判断基準である。声をかけた途端に怯えられては困るし、こちらの指示に従わないほど頑迷な意志を持っているのも困る。できるなら、現状を打破したいと望んでいるが、自分からは動けないでいる、という状態の人間に声をかけ、「おせっかいなヤツに助力を求められたから力を貸してやっているだけだぜ」というある種の逃避にも似た自己満足感を抱かせやすい人間が望ましい。
 この条件を満たすのは単独で存在する人間が多い。集団として存在しながら現状を打破しない者達に協力を求めるのは無駄であるだけでなく極めて危険である。何人かで固まり、横目でちらちらと昏倒した人間を見て目をしかめるあるいは薄笑いを浮かべる、周囲の半分の人間はこの段階で候補から落ちる。…いた。妙におどおどした目で困ったような表情を浮かべる青年と、心配そうな表情で大の字男を見下ろす老婦人である。青年には昏倒男を椅子の上に引き上げる物理的戦力として、老婦人には周囲を安心させる社会的戦力として力を貸してもらうことを試みることを決定する。脳内討議は次の段階に進んだ。
 ここまで、約6.1秒
(2003-07-02)

電車内昏倒事件決着編(でんしゃないこんとうじけん4)
 策は決まった。後は進撃あるのみである。
 表情はあくまで苦笑。無理に良い人ぶると失敗する危険性が上がる。しょうがないな、といった風の表情を浮かべながら、「床に大の字では、邪魔になりますよ」と声をかける。無論、反応があるとは思っていない。
 …よし、本当になかった。ここで起きられ、暴れられては厄介だ。気を取り直して、周囲を見廻す振りをする。
 厄介ごとから逃げたがり、団長を中心に微妙に広がる無人の同心円。これは慣れると中々面白い。
 面白がっていてもしょうがないので、いの一番に逃げようとした件の青年に声をかける。「此の方をいすに戻して差し上げるのに、手を貸して頂けませんか?なにぶん、私だけでは重くてかないませんので。」
 無人の同心円の中心は、途端に団長からその青年になる。可哀想だが団長に声をかけられた瞬間に彼は「倒れている人を無視するその他大勢」から、「倒れている人を助けようとする人を無視する青年」になってしまい、急激に社会的責任が増加した様に見えてしまうのだ。普通、これで断れる人はいない。
 予想通り、渋々ながらこちらに従う青年…懐柔のチャンスである。有難う、助かります、と下手に出て見せる。あいても少し安心した様だ。手早くかつ強引に椅子に昏倒男を坐らせる。…そのまま再びずり落ちそうなる…まぁ、頃合だ。先ほど目をつけておいた老婦人と目を合わせ、「たまたま上手く行かない作業中に、目が合ってしまったんで照れ隠しに困ってます」と言わんばかりにアメリカ人ばりに肩を竦めて「参りましたね」と軽口を叩く。老婦人も少し、警戒を解いたようで、幾つか言葉をかけてくる。適当に受け流し、周囲との違和感を埋め戻す。瞬く間に縮まる無人の同心円。現金なものだ。
 ここまで、約3分…時間一杯です。
(2003-07-03)

電車内昏倒事件遁走編(でんしゃないこんとうじけん5)
 以上の事件は、東京駅から秋葉原駅までに起きた出来事である。団長が必要以上に焦ったのは、その数分内に事を収める偽善を為さねば成らないと言う、高度な偽善者練度を必要とした事態であったためである。
 それにしても、あの昏倒男は一体、朝から山手線を何週していたのだろうかと言う事が気になってならない。
(2003-07-04)

電話番号知識(でんわばんごうちしき)
 野良騎士団随一の未開文明人指数を誇る副団長は、電話番号の各番号の組の名称が「XXX(市外局番)−XXX(市内局番)−XXX(契約番号)」のようになっていることを存じていなかったようではあるが、もっとも恐るべきは彼がそれを知っていなかったと言う事実よりも、知らなくとも不自由なく暮らしていられたと言うこの文明社会の出来の良さであろう。
(2003-01-27)

電話番号知識の補足(でんわばんごうちしきのほそく)
 しかし、冷静に考えると遥か以前の話ではあるが団長がかつて副団長に市外局番を聞いた際に、副団長はしっかりと市内局番では市外局番を答えた気がするのだがあれは一体なんだったのだろうか。団長が評するところの「記憶せずとも理解する」副団長は、この時も市外局番と言う言葉の意味からではく、団長が求める答えを本能的に察知し、回答したと言うことであろうか。
(2003-01-28)

2.5畳の悪夢(といれっとないとめ)
 昨今の店舗のトイレは広く、トイレ自体が個室となっている場所が少なくない。そんなトイレは座席とドアが離れているため、ドアをノックされてもノックし返せない。そのため、トイレのドアに鍵をかけることが肝要である。それを忘れるとどうなるか…。
 その時、ファミレスのトイレに向かった団長は鍵が開いているのを確認した。そして、ノックするが当然のことながら反応は無く、開ける。

    …なんか、見も知らぬ親父が頑張っているんですけど…

 団長は沈痛な面持ちで黙って席に戻るしかなかった。
(2003-07-21)

必然の定義(といれっとないとめ2)
 あの悪夢の後、幾人かの人からそれぞれ厠での悪夢遭遇譚を聞き及んだ。ある人物(仮にK)は、同僚のそれに会いかけ、また別のある人物(仮にG)は出産風景にすら立ち会ってしまったらしい。これをして、野良騎士用語編纂委員は、厠で悪夢に出会う事は必然であると結論することに決定した。
故に団員各位は厠に入る時はすべからく悪夢に出会う心構えをしておくことを推奨したい。
(2003-10-23)

当世AC事情(とうせいあぁまぁどこあじじょう)
 かつて野良騎士団で一世を風靡したゲームシリーズ『アーマードコア』ではあるが、その最新作『アーマードコア3サイラントライン』の話題が、野良騎士団では一切出ない。現在関係することで判明していることと言えば、
  斑鳩皇子:購入後、放置
  団長:購入後、紛失
 と言う自体ぐらいである。ちなみ、団長は前作『アーマードコア3』も購入したがプレイしていないことを追記しておく。駄目人間まっしぐら。
(2003-02-12)

特異点ぶり(とくいてんぶり)
 運試し(6面体サイコロを振り、6が出れば幸運、1がでれば不運、それ以外は普通)を10回以上行い、全てが1か6であるという特異点ぶり(約6万5千分の1の確率)を、例会で遺憾無く発揮した斑鳩皇子の確率論に対する冒涜行為は今のところとどまるところを知らない。
(2003-08-02)

浄化する上での必要神格(とくいてんぶりについてのたいおう)
 己の賽の目の確率論に対する冒涜に、やや本気で心配になってきた斑鳩皇子は、機会を見ておはらいを受けたいらしいが、迂闊にお払いに行くと友人の神前結婚式場への入場時のお払いの最中に大麻(おおぬさ)の紙の部分が「ぼとっ」と足元に落ちて気まずい雰囲気を作り出してしまった団長のように、生半な神格では浄化不能であると妙な自信をつける羽目になるので気をつけて欲しい。
(2003-08-03)

特許の正しい使い方(とっきょのただしいつかいかた)
 かつては研究者が開発した新しい技術が利益を生むよう守るものであったが、近年は研究者が実現しそうな技術を予測し、研究者から技術を貪るため、あるいは研究者が自分を守るための制度になっている。
 特許を攻撃的に使う場合、攻撃者が製品を持っていると反撃される危険がある。すなわち、攻撃した相手が攻撃者の製品に対して自分が持つ特許で攻撃し返すことが多いのだ。同じような特許を出願する製造業同士であればこの反撃を受ける確率が極めて高い。
 では、誰が一番効率的に攻撃できるのか。

 それは、製品を作らず特許だけを書いている会社である。自分達では何も作らず、ただ方法論の特許だけを書き、研究者が「その方法の実現方法」を開発するのを待つのである。これなら自分達は研究も開発も行わないため、反撃される危険自体がないのだ。

 この仕組み、本当に正しいのだろうか。
(2003-06-19)

同型オートマトン(どうけいおうとまとん)
 団長と副団長の思考過程はまったく異なるが、皇子の投げる入力に対する出力がまったく同じであることを見ると、外から見た場合は同型のオートマトンであると考えてよさそうである。
(2003-06-18)

ドリル(どりる)
 問答無用の説得力を持つ伝統的アニメ武装。しかし、実際問題として、円錐形の高硬度大質量物体が回転しながら刺さり続けたら生半可な防御手段では防ぎようもないことは物理学的に間違いの無い事実ではある。
(2003-11-18)

ナガシマ検定(ながしまけんてい)
 団長の経験によれば、日本IBMやガートナージャパンの社員と話していると、「コアコンピタンスをドライヴィングフォースとするベンダー同士のコラボレーションによるバリューチェーン」等といったもはや何語だか分からない言葉が飛び交うことになるのが一般的である。おそらくこれら外資系の会社ではナガシマ検定とでも呼ぶべき日本語英語混じり文を流暢にこなせるか否かを判定する検定があり、それが賞与などにも関係してるのだろう…などという妄想を捨てることが出来ない。
(2003-10-19)

午前二時のお勤め(なぜならそのじかんまでかえってこない)
 掲示板への書き込みが無い時、偉大な義務感と崇高な使命感を持って容易に無人と化す野良騎士団電脳空間支部掲示板に書き込みを行う斑鳩皇子であるが、その書き込み時間を見ると午前二時や三時、酷い時は四時の場合もあるなど、危機的な彼の生活サイクルがしのばれる時間であることには若干、心配しないこともない。
(2003-07-27)

納豆スパゲティにみる既視感(なっとうすぱでじゃびゅ)
 ある例会の日に団長の提案により伊太利亜料理屋に行くこととなった。
 そこで一行を待ちうけていたのは「納豆スパゲティ」であった。
 珍食一言居士をもって任ずる厨房長は直ちにより高位の珍食「納豆キムチスパゲティ」に突貫する。団長はキムチは汗を滝の様に流す羽目になるからと「納豆スパゲティ」を注文する。
 はたして、納豆スパゲティは運ばれてきたのだが、まったくもってなんの違和感もない。珍食と呼ぶのすらおこがましい。それどころか、団長なぞ「この味には味噌汁が欲しい。出来ればチューブ式をお湯でといたヤツが」などと言い出す体たらくである。そこで彼ははたと気付いた。その味が実は酷く懐かしいものであると言う事に。

 そう、彼は大学時代の本当に食生活に貧窮していた時期に耐貧食として茹でた徳用スパゲティに徳用納豆をかけ、チューブ味噌汁とそれだけで凌いだことを思い出したのだ。

 決して不味くない。それどころか、ある種の郷愁すら感じさせる味わいだった。しかし、このこみ上げる涙は一体なんだったのであろうか…まったくもって貧乏とは罪であることを再認識させられる一幕であった。
(2003-06-25)

名前と意味と販売商品(なまえといみとはんばいしょうひん)
 プラモデルと本とTVゲームとPC周辺機器しかその店で買ったことの無い男がこういった
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長:「ビッグカメラってカメラも扱っているのだな」
    (若干の沈黙)
皇子:「…はい?、今なんと??」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 あなたは何秒で突っ込みが入れられましたか?
(2003-03-05)

名前と意味と販売商品の補足(なまえといみとはんばいしょうひんのほそく)
 しかも、その店の名前は『ビッグカメラ』ではなく『ビッカメラ』であったりする
(2003-03-06)

日曜朝アニメにおける販売戦略に対する抗議(にちようあさあにめにおけるはんばいせんりゃく2)
 同様に日曜日の早朝に放映されたアニメーション番組『お邪魔女どれみ』が世のお父様方のハートをキャッチしたかどうかは不明だが、野良騎士団に出入りする人間に思いのほか同番組に造詣が深い者もおり、なかなか侮れない。もっとも、それが作成側の明確な販売戦術に従うものであるかどうかは全く不明である。
(2003-01-26)

日曜朝特撮における販売戦略(にちようあさとくさつにおけるはんばいせんりゃく1)
 世の奥様方のハートをがっちりキャッチした日曜日の早朝に放映された特撮番組『仮面ライダー龍騎』のVTRなどのレンタル状況は、マーケットリサーチを生かした美形お兄さん投入の甲斐もあり、非常に好調であり、奥様方の井戸端会議でも同番組の話題が頻出するらしい。なお、この調査は実際に奥様方に、しかも別の場所で3名から聞いた話であり、信頼度は高いことを追記しておく。蛇足になるが、社の会議室に予定より早く入ってしまったからといって、会社の会議室で奥様方が龍騎の話しをしているのは、ライダーなど見ていない振りをしている団長を苦しめる罠にしか見えないので止めていただきたいところである。
(2003-01-24)

日本文化の真髄(にほんぶんかのしんずい)
 戦後、日本人は変わったと嘆かれる向きも多いが、カードとカルテを使い分けるが如く、アーティストと芸術家を使い分ける和の心の微妙さを見るにつけ、思いの他変わっていないのではないかと思わせるものがある
(2003-02-10)

ネタ人生(ねたじんせい)
 野良騎士団では人生におけるネタへの遭遇率の高さを特異点と言う言葉で表現する。毎日一ネタを提供するサイトの運営をするにあたり、この遭遇率を上げることは至上命題である。さもなければエッセイを書き連ねる羽目になるからだ。しかも出来るならばネット上晒して笑って済ませるレベルのものであることが望ましい。この使命感こそが日々の観察眼を養うと信じ、精進する…などと言うのが、きっとネタ人生度が高いと言うことを意味するのだろう。
(2003-12-11)

発言権(のらきしかぁすと)
 例会で、夕食のために行く店を決定する際の議論より。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
皇子:「で、何が食べたいですか?」
副団長:「肉かな」
皇子:「では、それでいきましょう」
団長:「まて、私の意見は問われないのか」
皇子:「あなたは何出されても文句言わずに食べるでしょう。文句が多い人の意見を優先します」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 天国のお父様お母様(死んでいません)、世の中は理不尽で溢れています

(2003-05-04)

発言権についての補足(のらきしかぁすとのほそく)
 特に食事の場所の決定に関して、副団長の意見の方が団長のそれよりも大きな権威を持つ。しかし、副団長がいない場合は団長のそれが騎士団内で最大である様に思われている。しかし、その認識は明らかに間違っている。
 何故なら、団長の意見が採用されているわけではなく、他の人は食事に関して文句は皆無な上、意見自体が絶無であることに起因するからである。
 往々にして、事実は寂しいものである。
(2003-06-21)

野良騎士式健康観察術(のらきししきけんこうかんさつしき)
 野良騎士用語の最も有用な使い方の一つは、野良騎士用語の更新状況によって団長の身心の健康状態を観察することである。
(2003-01-20)

野良騎士団的価値基準(のらきしだんてきかちきじゅん)
 ともすれば忘れられがちな事実として、野良騎士団は実はRPG集団であるという事実がある。これは、一つの価値基準を生み出すに足る事実である。

 すなわち、野良騎士団において『良いこと』とはすなわち『プレイが巧みであること』であると言うことである。

 この絶対基準の前には、頭が良かろうと、足が速かろうと、顔が良かろうと関係無いのである。なお、この基準は世間一般に受け入れられることは決してないので注意が必要である。
(2003-01-10)

野良騎士団における哲学の定義(のらきしだんにおけるてつがくのていぎ)
 野良騎士団における哲学とは、一般のそれのように思索するものではなく、噛み締めるものである。そもそも哲学とはある種の経験則に基づく人生観を体系付ける学問であり、日々墓穴掘りに勤しみ、ネタ塗れに暮らす事を特徴とする生粋の野良騎士にとって人生とは思索対象と言うより、ほろ苦さを噛み締めるためのもであるため、前述のように定義されることは致し方ないところではある。
(2003-02-21)

HDD格納恐怖症(はぁどでぃすくかくのうきょうふしょう)
 HDD上にデータを置いておくことに対して謂われない恐怖と不安を感じてしまう症状。大量のデータを遺失した後遺症であることが多い。現時点で団長はこれの自覚症状があるが、克服にはどうにも若干の時間の助けが必要そうな模様である。
(2003-10-24)

HDD格納恐怖症の症例(はぁどでぃすくかくのうきょうふしょうのしょうれい)
 なお、HDD格納恐怖症の主な症例としては、CD-ROMやDVD-ROMへの書き出し頻度の上昇が挙げられると考えている。これは、人は光のみを信じられるといった状態であり、妙に基督教風味で危険度が高い。
(2003-10-25)

背水の陣(はいすいのじん)
 一向に原稿をまとめない人間に対して、コミケの申し込みすることで強制的に原稿を上げる動機付けを行うこと。
(2003-08-14)

背水の陣補足(はいすいのじんほそく)
 だからといって、スーパーロボット大戦Original Generation系と宇宙世紀系の二サークル分申し込むのは些かやりすぎではないかと、おそらくは一人で原稿を上げねばならない原稿執筆者はシュプレヒコールを上げてみる。
(2003-08-15)

禿げと白髪とビジネスマナー(はげとしらがとびじねすまなぁ)
 約一ヶ月ぶりに顔を合わせた団長と皇子の会話より。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
皇子:「ちょっと会わないうちに白髪増えましたね」
団長:「はっはっは、一方で黒髪は白髪増加量以上に減ったがね」
皇子:「捨て身ですね」
団長:「うむ、それでも特に問題はないからな。部課長クラスと話す機会が増え、身嗜みに気を使わざるを得なくなり、スーツやら髪型やらに気を使っても、禿げと白髪はビジネスマナー違反にはならないものだ」
皇子:「…と、言うか。ハゲもシラガも団長以上が掃いて捨てるほどいるからに過ぎないでしょう?」
団長:「そう言うな。禿げと白髪は不可抗力なのだからな」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 自分の禿げが進行すると、禿げネタで盛り上がりたくなるのは、気にしているからか、ヤケクソなのかは微妙なところである。
(2003-12-26)

初めての反撃(はじめてのはんげき)
 普段、野良騎士団のRPG中に他者の消しゴムを強奪する者と言えば団長であると相場が決まっていたが、遂に反撃の牙を剥いた者が出た。それは斑鳩皇子である。さらに彼は自分の消しゴムを探して周囲を見渡す団長に対して、「何をしているのか」と問い、「いや、別になんでもない」と返す団長に向かい、「なんでもない訳はないでしょう、なにしろあなたの消しゴムは私が持っているのですからね」と自身満々に言い放つほどの豪胆ぷりを披露した。初めての反撃としては上々の一撃であったと言えるが、二の矢が在るか否かは杳として知れない。
(2003-02-18)

恥ずかしい写真(はずかしいしゃしん)
 Webサイトに載せられてしまった、ステージ目の前に立つ自分の後頭部の写った写真のこと。
(2003-09-08)

「発掘新聞」効果(はっくつしんぶんこうか)
 作業中に不意に出会う古い情報は多くの場合、何の役にも立たない。しかしながらそれは時として人の心を惹きつけて止まない。例えば、大掃除中に出て来た黄色く変色した新聞の記事に思わず読み耽ることなどがその典型であり、それらは容易に人の時間を奪い去る。このように作業中に発見した古い情報に思わず読み耽り、時が経つのを忘れることを、今後、「発掘新聞」効果と称する。
(2003-06-03)

DO-RA-MI(はつおんはうつくしく1)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長:「油は沈殿したものより、上澄みの方が良質のはずだ」
皇子:「何を錯乱していらっしゃる?」
団長:「ドラえもんとドラミは同じ樽の油から作られたが、ドラえもんは上澄みの薄い油を、ドラミは沈殿した濃い油を使ったために性能差が出たという」
皇子:「まぁ、日本人の必修科目ですね」
団長:「しかし、この科目を修めた時にはない知識が、今の我々にはある。そして、その知識からすれば、前述の理論は明らかに矛盾する」
皇子:「設定破綻だとでも?」
団長:「その結論はオタクとして敗北だ。受け入れることは出来ない。」
皇子:「何に負けるのかなどといろいろと突っ込みたいところもありますが、何か考えがあるようですね。聞いて差し上げます。ほざいて下さい」
団長:「うむ。すなわち、私はこう考える。要は油は『純粋さ』そのものなのだ」
皇子:「ドラえもんに純粋さと来ましたか」
団長:「そうだ。考えても見たまえ。知恵がある、有能だと云うことは多くの場合小賢しさに通ずる。すなわち、ドラえもんは無能ではないのだ純粋すぎる…ある意味、高性能なのだ。逆にドラミは不純なのだ。猥雑な油から生まれ得た混沌の知性を有しているのだ。ゆえに一見、有能に見えるのだ。画面と言う記録に残っていないところで奴がどんな事をしていたのか我々に知る術はない…例えば、兄の耳を齧ったネズミを、眠る兄の下に放したのが奴でないという証拠は何処にもないのだ…考えるだに恐ろしい」

皇子:「でんででんでんでん(…ハリウッドクリーチャーホラーのオープニング風に)」
団長:   「…DO RA MI…」
皇子:「でんででんでんでん(…少し近づいてきたイメージで)」
団長:          「…DO RA MI…」
皇子:「でんででんでんでん(…さらに近く、しかし地の底から響くイメージで)」
団長:「…今夜あなたの後ろで開くドアが、奴のどこでもドアでないとは限らない…」

皇子:「で、我々は何の話しをしていたんでしたっけ?」
団長:「それは哲学的な問いかけだな」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 などと馬鹿話をしていた我々は奴の真の恐怖に気付いていなかった。
(2003-03-22)

DO-RA-MI 2(はつおんはうつくしく2)
 何気なくデパートのエスカレータの壁に貼られた『ドラえもん展』の広告に張り出された「闇夜のネコ型ロボット」と題した『奴』を描いた一枚は、洒落や冗談では無く不気味なんですが、藤子プロ的には、あれはどうだったのだろうかと気になってならない
(2003-03-23)

発言数カウンター(はつげんすうかうんたぁ)
 Webサイト分析ツールとして、掲示板での発言数と書き込みバイト数を自動集計するツールを作成したところ、ある程度以上覚悟してはいたが思った以上に悲惨な結果が出たので公開を中止した団長は、心が弱いと思う。
(2003-08-10)

発熱と罠と私(はつねつとわなとわたし)
 団長は体温が摂氏37.1度と微熱にしては眩暈と意識混濁がひどい事を訝しく思っていたが、平熱に戻った時にその謎は氷解した。彼は約30年来自分の平熱は36.6度のままだと思い込んでいたが、いつの間にかそれは35.5度に下がっていたことが判明したのである。今の37度は子供時代の38度に匹敵するわけで、2年前に一週間寝込んだ折に体温38.5度で行動不能に陥ったのも、むべなるかな、と一人納得する団長であった。
(2003-09-05)

ハトの知らせ(はとのしらせ)
 携帯電話の着信音を『ハト時計』にしたのをうっかり忘れ、鳴り出した「ポッポゥ」という音に気づいたにもかかわらず、周囲を見渡し、「この辺りに鳩時計などあっただろうか」などと思う団長は、基本的に着信音をいじるべきではない
(2003-05-22)

速贄(はやにえ)
 ある模型雑誌の投稿欄に、プラモデルを買いはするがなかなか作れない駄目な大人のための作戦の一つとして、洗濯物干し用のハンガーにランナーを吊るし、それを一日に少しずつ作ると言う策が掲載されていた。
 早速、団長がその策を実行して一週間が経つか、今でもランナーがぶら下がったまま何も前進していないことは言うまでもない。
(2003-06-05)

速贄、その後(はやにえそのご)
 言うまでも無いかもしれないが、3ヶ月下がり続ける模型のランナーは既に部屋のインテリアとなり、下がっていることに気にならなくなった。この状態を表現する言葉は日本語でただ一言で表現できる。すなわち、失敗だ。
(2003-09-13)

はるかなるFIX(はるかなるふぃっくす)
 昨今、NEWTYPE CARACTOR内の連載記事『ケロロ軍曹のガンプラレポゥト』に氏(うじ)としてお馴染みのカトキ氏(ガンダムブリーフ)が出現していないのは、作者が飽きたか、氏からクレームがついたか判断に迷うところではある。
(2003-10-16)

反省会(はんせいかい)
 2002年度から始まった野良騎士団首脳陣によるその年一年の反省および次の年の凡その計画を立てる、ファミレスで半日に及ぶ議論のこと。その常識はずれに長い会議時間は、会計の際にレジうちのお嬢さんが駐車時間を見て、何かの間違いかと顔を顰めるほどである。来年はそこまで反省しなくて済むようにしたいものだと思うことしきりである。
(2003-12-31)

バーチャル課長(ばぁちゃるかちょう)
 課長ではないが、課長の業務をする人を指す。ただし、主任が課長の仕事を遂行しているとこのように呼ばれるが、部長が課長の仕事しかしていないと、単なる0点部長なので注意が必要である。
(2003-09-16)

バス慣れ(ばすなれ)
 普段、バスという日本国においてもっとも時間的に信用が置けない乗り物に乗り付けているか否かの差は大きく、一目瞭然である。バスが時刻表通りに来ないと驚くのがバス慣れしていない人であり、時間通りに来ると驚くのがバス慣れした人である。
(2003-10-15)

Online Gameに関する団長の唯一の知識についての見解(ばるむんくぐらいしかしらない)
 団長のOnline Gameに関する知識は昨今のゲーマーとしてはあるまじき少なさだ。
もちろん、生活形態がOnline Gameに嵌る事を許さないため、意識的にOnline Gameには興味を持たないようにしているのだが、それにしても知識の偏りが著しい。なぜなら、彼が知っているOnline GameのCharacterは蒼天のバルムング氏のみであるからである。そもそも実在のOnline Gameでない『.hack series』の登場人物である上、同series上でも異端の作品である(と思われる)『黄昏の腕輪』版しか知らない、という体たらくであり、どうやら斑鳩皇子あたりは深刻な危機感を抱いているらしい。
(2003-05-28)

1/100ストライクガンダムに対するコメント(ばんだいどのいささかやりすぎかと1)
 機動戦士ガンダムSeedの初期主役機であるストライクガンダムのプラモデルは好評な売れ行きである。しかし、だからといって、エールストライク、ランチャーストライク、ソードストライク(右の三つは武装のみ異なる)を全て別キットとして出すのは些か疑問が残る。
(2003-04-02)

1/60ストライクガンダムに対するコメント(ばんだいどのいささかやりすぎかと2)
 だからといって、ノーマルストライク(武装なし)を出した後に、全武装セットのストライクガンダムを販売するのは鬼の所業であるといえる。
(2003-04-03)

比較対象(ひかくたいしょう)
ある会社の出勤風景より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長:「最近、明確な『老い』と己の基本性能の低さを感じるよ」
友人:「お疲れモードのようだね」
団長:「まぁな。6時間…出来れば7時間寝ないと、全力運転が出来なくなってきてな」
友人:「いや、普通だって、それは」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そうではないかとは思っていたのだが、周りに人非人の変態が多いのが問題であるようだ。
(2003-04-18)

非居住性(ひきょじゅうせい)
 団長の棲む寮の最寄のコンビニは気がついたら潰れていた。これで、寮までの最短距離徒歩25分(団長速度換算、丘二つ越え)のルートに一切の商店は姿を消したことになる。この結果、寮の非居住性は一段とグレードアップしたわけだ。なお、非居住性とは居住性の低さを表す指標であり、非居住性の高まりは居住性の低下とも言える訳だが、下がるや減るとと言った言葉後ろ向きであるため、このような言葉を使うことにしている。一応補足しておくが、欺瞞だとか言ってはいけない
(2003-10-12)

非居住性に見る戦略性(ひきょじゅうせいにみるせんりゃくせい)
 ちなみに最短ルートに店がないということは、深夜に会社から帰寮する際、夜食が欲しい場合は会社のある駅近くで食料を調達してから電車に搭乗せねばならないという極めて高い戦略性を必要とするので注意が必要である。
(2003-10-14)

人型機動兵器狂想曲(ひとがたきどうへいききょうそうきょく)
 野良騎士団は現在まさに機動兵器狂乱時代の様相を呈している。きっかけは、電撃ホビーマガジンでGBA用ゲームソフト『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENARATION(以下、OG)』の特集が組まれたことだろう。まず、団長が木星時代に斑鳩皇子といつかの時点で一度の突発企画としてOGをモチーフとしたRPGをやりたいと話していたのが始まりだった。そして、電撃ホビーマガジン2002年12月号におけるアクションフィギュア『ヒュッケバイン』の誌上通販にトチ狂った団長が、木星からの帰還祝いにOGをやろうといったのが10月最期の週。そしてそれから3日でOG in LLKが強行された。しかし、OG熱は冷めなかった。それどころか加熱する一方であった。次の週には急遽、第2次のセッションが予定され、2002年末の野良騎士団はまさにOG一色に染まった。
 そして、なんと異例の団長以外マスターによるセッションが第三次OGとして企画され、今に至る。また、ルールの明文化も前例にないスピードで進んでいる。
 単に団長、副団長、斑鳩皇子のニーズが噛み合っただけではないかという意見はこの際却下するものとする。
(2003-01-21)

柴田亜美以下(ひととしてさいていげんいかあとしばたあみせんせいごめんなさい)
 遂にPS2用ゲームソフト『アーマードコア3』を紙袋からすら出さずに、同シリーズの次作が発売された際の団長に対する、斑鳩皇子のコメント。2003年も1月が終わる前にいきなり、2003年度最屈辱コメント候補を進呈された様で非常に痛い一言である。なお、野良騎士用語編纂委員は柴田亜美先生のファンであることを明言します。
(2003-01-23)

以下の以下(ひととしてさいていげんいかあとしばたあみせんせいごめんなさいのさらにした)
 ゲームにはシリーズ物と呼ばれるものがある。そして、斑鳩皇子に言わせるとシリーズ物を2作以上、買ったにも関わらずゲーム機に入れることなく、それどころかパッケージを開けることもないと、週刊ファミ通で駄目人間マンガ「ジャングル少年ジャン番外編・どっきんばぐばぐアニマル」を連載中の柴田亜美先生よりも人としてのレベルが低いと見なされると言うことになる。団長はPS2用ゲームソフトシリーズ『アーマードコア』シリーズにおいて、『アーマードコア3』を未開封のまま『アーマードコア3サイレントライン』を購入することでにこの快挙を為そうとしている。さらに言えば、PS2用ゲームソフトシリーズ『機甲兵団J−PHEONIX』シリーズの『機甲兵団J−PHEONIXコバルト小隊編』も未プレイのままで新シリーズが発売されそうな勢いである。
 もっとも、『機甲兵団J−PHEONIXコバルト小隊編』に関しては付属DVDを例会で視聴済みであるため、ノルマは果たしたと言えなくも無いと思うがどうだろう。
(2003-01-29)

人に厳しい故障の仕方(ひとにきびしいこしょうのしかた)
 設定温度を上げる機能が壊れた冷房装置は、ただただ温度を下げる以外ない為、断続的に起動と停止を繰り返しても必要以上に電力を消費せざるを得ず、兎角資源を浪費する真に人間が生活できる環境を悪化させる壊れ方である。もっとも、設定温度を下げる機能が壊れた冷房装置は存在価値が無であるため、どちらがより良い壊れ方であるか、という議論は意見が分かれるところであると言える。
(2003-06-28)

人は火を持って文明を作り上げたことを実感する瞬間での雑感(ひのないやきにく)
 団長と斑鳩皇子が組み合わされば、ちょっと夕食を食べるだけでもねたを作らずには居れないらしい。
 その日は焼肉だった。
注文したセットには野菜も多く、まずは野菜に火を通そうと先に火にかける…が、火が消える。もちろん慌てず騒がず再点火…するも、やはり着かない。
 しかし、焦りはしない。餅は餅屋ということで店員を呼ぶ。店員、着火行動に移る…が、着かない。再度試みるがやはり着かない。バイトらしきその店員はもっと状況に詳しそうな先輩を呼ぶ。
 先輩店員、着火行動開始。もはや予想していたが、やはり着かない。
 悲惨なこと優先的に置かれた野菜は生焼けのままの放置プレイですっかり精進料理の様相を呈して状況の悲惨さをより盛り上げる。

 結局、席を替えてようやく火を手に入れた訳だが、火を手に入れるだけでこの苦労とは何とも文明人の矜持に関わる状況であると、二度焼きで微妙なこげ色のついたピーマンをかみ締めながらしみじみとする団長と皇子であった。
 そしてそれすらも平凡な日常の一コマであると言い切れる彼らの人生は思いのほか祝福されているのかもしれない。
(2003-10-06)

ヒュッケバイン量産体制(ひゅっけばいんりょうさんたいせい)
 団長の卓上では、電撃ホビーマガジン本誌通販分2体、C3 2003分1体(色違い)と既に三体揃っている。設定的にもPTX−008L,R,009だと考えればばっちりである。これにさらに9/25のボークス第二次SRW祭り(仮称)では2体追加される予定である(武装違い)。独身貴族を必要十二分に謳歌していることをかみ締めるに足る事実ではある。
(2003-08-29)

ヒュッケバイン量産体制2(ひゅっけばいんりょうさんたいせい2)
 さらに言えば、ヒュッケバインMk-IIも2体ある。遠くない未来(おそらくはボークス第三次SRW祭り(仮称))に色違いのヒュッケバインMK-IIトロンベが加わり3体となることは確実であろう。
(2003-08-30)

ヒュッケバイン量産体制3(ひゅっけばいんりょうさんたいせい3)
 だからといって、電撃ホビーマガジン本誌の最新通販品であるヒュッケバインMk-IIIはあまりの高額さ加減からも愛の深さからも1体が限界であることは理解して欲しい。我ながら誰に理解を求めているかは知らないが。
(2003-09-01)

暗喩的会話(ひゆてきかいわ)
 神田界隈にての会話
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長:「電撃HOBBY 2003年7月号のOriginal Generation特集ページのグルンガストだが、私が望んだ『激闘!超闘士!!』然とした格好良さとは別物であるところが悲しいところだ。しかし、あれはあれで『Fierce Fight! SRG-01-1!』然とした格好良さがあり、それはそれで良い物だ」
皇子:「何言っているかまったく分からない表現ですが、何が言いたいのかはよく分かります。設定が完全無視のHGUCゼク=アインあるいはギガブレインのダンクーガ的ですが個人的には非常にOKです」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 もはや余人には理解不能の会話だが、成り立っているので問題はないとしよう。
(2003-05-26)

ビアン脅威のメカニズム(びあんきょういのめかにずむ)
※この用語はGBAのゲーム『スーパーロボット大戦 Original Generation』に関する知識を得てから読むことをお勧めします。
 OG世界において、理不尽が生じたときの逃げ口上
実例:
「なんで、巨大ロボットが有効なんだ?」
「それはビアン脅威のメカニズムのせいだ」
(2003-11-23)

555ネタ1:私的美化術(ふぁいずねた1してきびかじゅつ)
 もはや野良騎士団のヒーロー像は21世紀のそれにはついていけてはいないようで、特に日曜朝単体等身大バトルヒーロー番組の主人公デザインは、クウガ、アギト、龍騎、555(ファイズ)と悪化の一途辿っているように思える。龍騎と555(ファイズ)は同点か後者がやや優位だという意見もあるが、それらは団栗の背比べの域を出ない。しかし、ヒーローを愛しバトルに血を沸かす我々は少しでも心安らかにそれら番組を見るべく、様々な方法論を模索している。
 例えば団長は、555(ファイズ)の顔面の巨大な黄色い円を「パワードスーツののぞき穴」と解釈することでその大きさに意味を与え、斑鳩皇子は、縦に二等分された半円の下部を擬似的に目に見立て、それ以外を飾りと見なすことである種の造形美を見出すよう努力している。もはや、自己欺瞞の世界であることは否定しないが、そこまでしてでもヒーローを愛さなければいけないという強迫観念こそが、我々がオタクであるということなのかもしれない。
(2003-02-05)

慣れか鈍化か(ふぁいずねた2どちらにしてもあまりよくない)
 例年通り、すっかり今回の主役であるところの555のデザインが気にならなくなってまいりました。
 ただし、その理由が連年どおりの単なる慣れか、それとも強化服装着前の人物が余りにへっぽこであるため装着後が比較的まともに見えるだけなのかは非常に微妙なところである。
(2003-05-17)

馬夫くんに愛の手を(ふぁいずねた3うまおくんにあいのてを)
 人間以外となった自分の力をもって人間を守るために戦っている馬夫くん(仮称)が番組も中盤を過ぎ様としているにも関わらず馬面のままなのは、やや可哀想ではないかとも思える。
 示唆されている第3のベルトを早く彼に渡し、彼にはヒーローの王道を驀進していただきたいところである。
(2003-06-04)

555株(ふぁいずねた4ただどうぜん)
 例会の日、アヴァロンで起き抜けに日曜朝の特撮番組『555』を見ていた団長は、変身前の馬夫くんと主人公が協力して怪人に襲われる人を助け様とする場面に感激し、「555株、急上昇」とコメントしたのに対して、冷静に「元がただ同然の株ですからね」とすかさず突っ込む斑鳩皇子はやはりただものではない。
(2003-06-23)

不安(ふあん)
 野良騎士団ではサイコロの目が普段に無いほど高い目が続くときは、「明日、俺、死ぬかも…」というのが礼儀である。
(2003-12-18)

不安の補足(ふあんのほそく)
 だからと言って、第三者が「あぁ、間違いなく、君、死ぬね」というのはやや礼儀不足である。
(2003-12-19)

風刺ネタ(ふうしねた)
 アメリカ関係や韓国関係の風刺ネタは危険なので、主に過去の用語補完に利用される。
(2003-06-10)

フォビーくん(ふぉびぃくん)
 ちなみに、鉢被りロボとして親しまれるフォビドゥンガンダムの愛称はフォビーくんとなる。なんともいえぬ親しみ安さのある響きが、個人的には好きだ。
(2003-10-22)

副団長スペシャル(例会限定)(ふくだんちょうすぺしゃるかっこれいかいげんていかっことじ)
 龍角散の喉飴を指す敬称。絶叫しがちな例会二日目に喉を持たせるための秘密兵器
(2003-08-12)

Super Hard(ふくだんちょうにさえにさえきびしい)
 副団長のアクションゲーム適正は極めて高い。これまでに、かれがクリアできなかったアクションゲームは団長の記憶の限りではプレイステーション初期の名(迷)作『ヴィークルキャバリア』ぐらいである(このゲームは最後の敵のみ既知外じみた戦闘能力を誇った)。
 しかし、2003-05-29に発売されたプレイステーション2用ゲーム『バーチャロン=マーズ』のSuper Hard Modeはそんな彼をも瞬殺するという超絶難易度を誇るらしい。ゲームは常に最も難しいモードから始める彼が泣く泣く難易度を落としているのだから、その難易度は恐らく正気の沙汰ではないのだろう。
 そもそも、その手のゲームが苦手である団長は彼の健闘を遠い空の下で祈るのみである。
(2003-06-09)

不景気時代の社会人的問答(ふけいきじだいのしゃかいじんてきもんどう1)
 ある日のオフィスでの会話
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
課長:「勤務表に、残業時間をつけることは罷りならん!」
団長:「了解!現実に即しない嘘八百を書き込みましょう!」
課長:「嘘を書くことは罷りならん!
団長:「では、どうしろと?!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 現実と建前の狭間で苦しむ上司の立場も解からんでもないが、二律背反な命令には承服しかねるものである。
(2003-11-02)

続・不景気時代の社会人的問答(ふけいきじだいのしゃかいじんてきもんどう2)
 問答に納得いかなかったために、確かに議論を続けようとした私も、社会人的諦めが足りない青臭い人間であったことは認めよう。だからといって、部下の説得に理論ではなく「上司にも、もっと優しくしてよう」という泣き落としに出るのは些かどうかと思うが同であろう。
(2003-11-03)

続々・不景気時代の社会人的問答(ふけいきじだいのしゃかいじんてきもんどう3)
 結論:「後輩に仕事を教えたり、指導したりしている時間は勤務時間ではない、ということで一つ」
 現在の企業的には、後輩の面倒を丁寧に見て、指導するタイプの社員は要らないのだなぁ、と思い知る瞬間であった。
(2003-11-04)

ZGMF−X10Aに関するコメント(ふりぃだむがんだむにたいするこめんと)
 一定時期以降のロボットアニメーション番組の恒例行事である主役メカ交代を無事に済ませた機動戦士ガンダムSeedであるが、その主役機に対する野良騎士団メンバーのコメントがなかなかにふるっているのでその一部をご紹介しよう。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
厨房長:「なかなか格好良いね。でも、どうも、どこかで見たことがあるものを併せたようで新しさを感じないような…」
皇子:「その通りです、しかし色々合わせた分うすくなっていますがね。」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 冷静かつ的確に事実を指摘することは時として残酷である。
(2003-06-24)

フルアーマーのお約束実践編(ふるあぁまぁのおやくそくじっせんへん)
※この用語はアニメーション番組シリーズ『機動戦士ガンダムSeed』についての知識を得たから読むことをお勧めします。

 まさにフルアーマーのお約束そのままに、最終話間際にてアサルトシュラウドと呼ばれる増加装甲が破壊される瞬間にそれを脱ぎ捨て、それが破壊された爆炎を貫いて敵を打ったGAT-X102 デュエルの団長内株価はうなぎ登りであるらしい。
(2003-09-23)

旧き愛機に刺す止め(ふるきあいきにさすとどめ)
 団長のPCがクラッシュした原因が、ストリーミングデータの記録の為に複数のアプリケーションを同時起動させた事であることを知った副団長が一言。

「ここに来て、ストリーミングなぞ…
 止めを刺したら駄目でしょう?」

 …止めと言う事は団長の愛機はもはや放っておいても命運は尽きている、と言う事らしい…。
(2003-06-01)

武装錬金(ぶそうれんきん)
 団のさり気ないブーム。なお、パピヨン御大の出現以降にブレイクした事は言うまでも無い。アーマーバロンと言い、和月氏の描く変態は我々の心をまさにきゃっまぃはぁである。
(2003-11-14)

(ぶよ)
 幼い頃の団長の推理によれば、蚋は歴戦の蚊の呼称であるということになる。
(2003-08-17)

出世魚(ぶりすけ)
※この用語はスーパーロボット大戦系オリジナルロボットシリーズ『超機大戦SRX』についての知識を得たから読むことをお勧めします。

前略 副団長殿

 覚えにくいのは分からないでもないですが、『イングラム=プリスケン』という本名を忘れたからと、彼に『ブリ助』なる認識名称を付与するのは当方としてはまったくもって遺憾であり、改善を希望したく思います。

 考慮してはいただけないでしょうか。
(2003-07-11)

模型の色彩的多様性に関する皇子の名言1(ぷらもでるからーばりえーしょんこまーすこめんとばいいかるが1)
 MASTER GRADEシリーズに加わったMSM−00ズゴックだが、一年戦争のMSの例に漏れず通常カラーのほかに俗に言う赤いやつがいる。とりあえず色と1〜3枚のランナーだけ変えて再発売と言う賢明ではあるが姑息な手口がバンダイの常套手段であり、今回のズゴックも例に漏れないことは間違いない。
 ちなみに皇子に言わせると、茹で上がるまでに半年(水辺の生き物であるズゴックだけに茹でると赤くなる)ということになる。キットの開発者たちが耳にすればきっと苦笑するであろう名言である。
(2003-04-27)

模型の色彩的多様性に関する皇子の名言2(ぷらもでるからーばりえーしょんこまーすこめんとばいいかるが2)
 日本の誇る巨大ロボットアニメーション番組の鉄則の一つに、「最強状態となった主役ロボットは黄金に輝き、その姿を持って敗れることは決してない」というものがある。機動武闘伝Gガンダムでもこの鉄則は適用され、明鏡止水の境地に至った主人公が操る主人公ロボットは黄金の輝きを躊躇なく大安売りしながら並み居る敵を粉砕していった。この主人公ロボットはすでにプラモデル化されていたが、その黄金形態を再現するカラーバリエーション(色彩的多様性)製品も発売された。説明するまでもなく、鍍金を被せただけなのではあるが、なんとランナー(プラモデルのパーツの外枠の部分)とプラパーツの接続部がアンダーゲート方式(パーツをランナーから切り離した部分が、完成時に外に露出しないようにパーツの裏側でランナーとつながるようにすること)になっていたのだ。
 プラモデルにはちょっとうるさい皇子も納得の色彩的多様性製品使用ではあるが、元キット比1.8倍以上の価格である点は大きなマイナスであり、やはり皇子的には買うには多大な愛を必要とする一品であると言う。
 無意味に奥が深い。
(2003-04-29)

自制(へんしんべるとをめぐるおもわく1)
 プレイステーション2専用ゲーム『仮面ライダー 正義の系譜』の予約特典である変身ベルト型腕時計を手にした団長の悩みは、それを会社につけて行く事をどうやって我慢しようかということであった。
(2003-12-13)

期待(へんしんべるとをめぐるおもわく2)
 変身ベルト型腕時計を手にして喜ぶ団長を見た皇子は、それを装備して街に繰り出し、エレベータなどの中で同じものを身につけた人と出会い、気まずい想いをする団長、という状況を期待しているらしい。それを聞いた団長は律儀に休日それをつけているが、未だにその決定的瞬間は訪れていないとの事である。
(2003-12-14)

レゴ(ほろびのあいてむ)
野良騎士団内で恐怖の象徴。あるいはヲタクのタクラマカン砂漠。
その心は一度のめり込むと決して帰ってこられそうに無い
特に世界最小動歩行二足歩行機構「目玉おやじ」は危険の一語に尽きる。
(2003-05-10)

冒険という名のカフェラテ(ぼうけんというなのかふぇらて)
 STARBACKSの新メニュー「冒険ラテ」はその野心的な名前の通り、豆乳を力いっぱい注いだ、わりと容易に意識の飛ぶ味を誇るラテである。どれくらいかと言うと、カフェラテ業務用の豆乳の紙パックから豆乳をどばぁ〜とぶちまけるだけの煎れ方、といえば想像がつくであろう。
(2003-03-15)

冒険という名のカフェラテ・その後(ぼうけんというなのかふぇらてそのご)
 やはり、というのは失礼かもしれないが、このメニューはすぐに遺失メニューとなりました。
(2003-03-19)

負け癖(まけぐせ)
 店を変えつつ、ガシャポンの「SDコレクション スーパーロボット大戦2」にトライした。しかし、ラインナップは6種も存在するにも関わらず、4回連続して同じものが出た、という手痛い敗北を喫った。このような状態すらも「よくあること」の一言で切って捨てられてしまう団長と斑鳩皇子は潔いと言うよりも寧ろ弱気すぎると言うべきなのかもしれない。
(2003-10-10)

真夏のサンタクロース(まなつのさんたくろぉす)
 2003年7月19日-20日に開催された大ZOIDS博の物販コーナーにおいて欲望のままに真っ白く大きな買い物袋に商品を詰め込む我らを見て皇子が称した名言。
(2003-07-22)

マヤ風味(まやふうみ)
 国立科学博物館で2002年3月から5月まで開催されていたマヤ文明展は今まで見たことのない遺物が多く展示されており非常に興味深かったが、有名な宗教的遺物以外の多くの生活用具に描かれた絵画や文様はそれまで持っていたいわゆるマヤ風味のデフォルメが効いたものではなく写実的なものも多く、思わずマヤっぽくないという後から考えれば噴飯ものな感想を持ってしまった。
 特設映画『ガメラ』の数少ない実際の戦闘機を撮影したシーンを指して、このシーンの特撮は出来が悪いと言ってしまった恥ずかしい特撮オタクの気持ちが少し分かる瞬間であった。
(2003-04-22)

漫画的人生のススメ(まんがてきじんせいのすすめ)
 野良騎士用語の読者の中には皇子や副団長、団長が面白おかしい人生に恵まれていると言う誤解をされる向きもあるが、おそらくはそうではない。日常に潜む異常を、己が感性で徹底的に抉り出している結果に過ぎず、むしろ極めて平凡な人生を歩んでいる…と主張しているのだが、周囲の理解は中々得られていない現状にはやや憂慮していなくもない
(2003-03-13)

漫画的人生のススメの補足(まんがてきじんせいのすすめのほそく)
 もっとも、たかだかWebサイトの一コンテンツの為に血道を上げて人生からネタを搾り出している、というその生き様自体が漫画的である、と指摘されたとしたら反論の余地が無いのが痛いところではある。
(2003-03-17)

漫画的人生のススメの補足に対する反論(まんがてきじんせいのすすめのほそくにたいするはんろん)
 それにしても斑鳩皇子は意外な事態に出会いすぎている、との指摘があるが、これは彼が異常事態に遭遇していると言うよりは、彼が他人では見逃す些細なネタをも見逃さない類い稀なるツッコミ眼を持っている、ということのような気がする。
(2003-03-18)

ミスタードゲザ(みすたぁどげざ)
 野良騎士団では、もっとも土下座が似合う男をこう呼ぶ。この称号は最寄に最大の失敗をした人物に捧げられる事が多い。
(2003-11-08)

ミスタードゲザ実践編(みすたぁどげざじっせんへん)
 ミスタードゲザはあった人物全てに土下座をするべきであるため、効率の観点から額を地に付けたまま、匍匐前進することが望ましいとされる。
(2003-11-09)

未 承諾 広告(みすぺーすしょうだくすぺーすこうこく)
 電子郵便の普及の恩恵は数知れない。しかし、それと引き換えに多くの厄介事も生まれた。迷惑メールと呼ばれるものも、その一つである。特に携帯電話付属電子郵便に強制的に送り込まれるそれは、それら機器の入力系統や機能が不十分であることから記憶領域を蝕む非常に厄介なものである。この問題に対し、日本では法律により不特定多数の相手に送信する広告メールには、タイトルに「未承諾広告※」という文字列を挿入することを義務付けており、これを利用することで必要ない電子郵便物の多くを除去できるようになっている。しかし、生き物は制限されれば逆に進歩する性質を持つ。この場合の広告業者もまさにその典型である。電子郵便濾過制御(E-mail Filter)を施している団長の携帯になぜか飛び込んできた未承諾広告のタイトルは「未 承諾 広告」。確かに、法律には文字列は連続しなければならないとは書いていないので合法だ。この手段で濾過器をすり抜けた電子郵便は実に2003年2月だけで3通を数えた。逆境を破ろうとする、生物の進化の過程を目の当たりにしているようであり、妙にすがすがしい。
(2003-03-07)

水辺の生き物(みずべのいきもの)
 野良騎士団において、水陸両用モビルスーツのことをこう呼ぶ。
 なお、なぜかバンダイは夏になると水辺の生き物のプラモの発売にこだわる。しかし、そもそもあまりスマートとは言い難いこれら製品は当然の如く売れ行きはそれなり以上のものではなく、秋口の模型店には売れ残りと言う名の水辺の生き物プラモの死体が累々と並んでいる姿が見られるようになる。
 それは、もはや風物として言って良いかもしれない。
(2003-04-25)

見破れない捏造(みやぶれないねつぞう)
 ある物語において、超越者はこう言った。「過去は変えられない。しかし、あなたの記憶と『今の世界』は変えられる」その者は願い、超越者はそれを叶えた。
その者の愛する人が死んだ事実は変わらなかったが、愛する者が若くして死ぬまでの幸せな記憶と、写真をはじめとする『捏造された記録』が世界規模で与えられた。
 その者は、誰一人それを虚構とは指摘できない、虚構の元で幸せに生きた。
 この結末に納得できるか否かは、その人の価値観による。この物語の感想を聞くことは非常に興味深い。団長は納得しなかった。皇子は納得した。
 さぁ、あなたはどちらか
(2003-04-24)

ミラクル皇子の大預言 起 編(みらくるおうじのだいよげん1)
 朝一番に劇場版『指輪物語 第二部 〜二つの塔〜』を鑑賞したその日は午後から雨であった。傘を持っていなかった団長と皇子はコンビニで傘を買ったのだが、皇子は団長に笑いながらある言葉を口にした。
「団長が帰る頃には上がっていたりしてね」
 神ならぬこの身ではこの言葉の意味を、後に噛み締める嵌めになろうとは予想出来るはずもなかった。雨が弱まるのを待とう、などとやがて来る悲劇を知らぬ団長は、その時はゆっくりとコーヒーを飲んでいたのだった。
 かくして雨は小ぶりになり、帰宅の途についた団長を待っていたのは、目的駅の二つ手前でいきなり停車する電車だった。それは、河川の水嵩が危険値を超えたためにJR線は不通であるという知らせであった。

 雨は小ぶりになっていた。しかし、上流で降った大雨は今まさに川に押し寄せていたのだ。そして、その時になり始めて危険値に達したのだった。後一本早く帰っておけば何の問題もなかったのだという事実が雨宿りのコーヒーの味を思い出させ、妙にほろ苦かった。だが、団長には策が在り、この時点では彼は電車停止などは何の痛痒にも解さないと思っていた。それが甘いと気付くのはそれから30分後であった。
(2003-03-08)

ミラクル皇子の大預言 承 編(みらくるおうじのだいよげん2)
 慌てることはない。目標とする駅より一つ先とさらに先の間の川が危険値を超えたと言う放送を耳にした団長は余裕の表情を見せた。何も交通機関はJRだけではない。地下鉄もあり、そこでは河川の危険値などは何の意味も持たないからだ。焦りもなく、地下鉄に乗り込む団長。JRからせしめた非常時用の「ただ乗り切符」を握り締めたその姿はまさに勝利者のものであり、微塵の迷いもない。
 作戦概要はこうだ。地下鉄で目標駅の一つ先まで行くことが出来る。そこからはタクシーを拾い帰るが、その際に当該駅で有志を募りタクシー代は折半しようと言うわけだ。単純だが、それゆえに隙のない作戦、団長はこの時まではそう信じていた。

 しかし、事態は団長の予想をはるかに越えていた。まさか行った先のその駅の周囲の川が軒並み溢れ、道路も冠水し、駅は完全に陸の孤島と化しているだなどとは思ってもみなかったからだ。
(2003-03-09)

ミラクル皇子の大預言 転 編(みらくるおうじのだいよげん3)
 この時点で団長は己の失策に気付いた。もといた駅からならば4000円も払えばタクシーで帰れたのだ。しかし、それを2000円に抑えようと現在の陸の孤島駅まで来た結果、自らの手でタクシーという選択肢を抹消することとなったからだ。
 観測員が決死の観測を続ける放送が時折響く駅のホームは倦怠な空気が流れ、時刻はあっという間に午前1時を回る。しとしとと降りつづける雨は少量ながらも水量を補充し、中々水位は下がらない。冠水道路に突撃を敢行した勇者なタクシーは、今は無様にその屋根のみを晒しているらしい。タクシー同乗者として見つけた女性は何が楽しいのか割とよくしゃべるが、それに対する団長は半ば朦朧として胡乱な頷きを繰り返すだけである。朝一番の映画で良い席に座るため、その日の起床は5時であり、しかも前日は一年がかりで進めている大長編ゲーム『スーパーロボット大戦IMPACT』のノルマ消化のため遅くまで起きていた。要は、興味のない事態に意識を維持しつづけるほど、彼は体力を温存していないのだ。
 蒙昧な意識の果てで、団長はあの言葉を噛み締める。

「団長が帰る頃には上がっていたりしてね」

 なんのことはない。雨が上がらないと還れないだけなのだ。
(2003-03-10)

ミラクル皇子の大預言 結 編(みらくるおうじのだいよげん4)
 果たして、雨は止み、暫らくすると電車も動き出した。行きずり同行者に別れを告げ、疲れ果てた駅員たちに心の中で敬礼をし、帰途につく。団長の棲家は駅から30分歩いた場所にあるからだ。
 見上げた天には星がなく、暗雲は未だ晴れず、ただ雨のみが止んだだけだ。預言の成就を祝う気にはなれず、無言で脚を動かす。歩いていると言うよりはむしろ腹立ち紛れに脚を交互に蹴り出している結果として進んでいるに過ぎなかった。

 ふと、雨粒が鼻の頭にあたった。

 はっとして見上げた空からは再び凄まじい勢いで雨が降ってきた。その中で団長は満足げに腕を繰り、鞄に括った傘を引き抜いた。そしてそのまま自己陶酔的な動作で傘を掲げた。団長が帰る頃にも雨は降っている、すなわち預言はこの瞬間に破れ、ただの妄言へとその姿を変えたのだ。預言などに縛られはしない、ただその事実が彼にある種の満足感を与えたのだ。

 なお、この振り返した雨により再度、道路は冠水し、土嚢積み職人の激闘は結局、一晩中続いた、とは後の新聞が語るところである。
(2003-03-11)

ミンチ製造機(みんちせいぞうき)
 PS2用ゲームソフト『ガンダムSeed』のザフト軍水中用MSは内部の人間をミンチにせんばかりの勢いで大回転しながらプレイヤーに襲い掛かってくるが、そんな戦法を編み出すザフト軍に驚愕すべきか、それともその回転にも耐えるコーディネイターに驚愕すべきかは微妙なところである。
(2003-08-06)

無音空間(むおんくうかん)
 音楽も映像もゲームも、全てのアミューズメントをPCに頼る団長の部屋はその愛機を失った時に、文字通り無音空間となる。こんな時、テレビもコンポも何一つ無いという事実を思い知ることになる。
(2003-05-30)

連合国軍(むかしにほんにむさべつこうげきをしかけたきょうきのざんぎゃくしゅうだん)
 Unitedは連合、Nationsは国、Forcesは軍隊。
 これをあわせて連合国軍ではなく国際連合軍と訳せるよう、UNを連合国ではなく国際連合と訳した昔の人の涙ぐましい努力には同情を禁じえない。
(2003-07-29)

無駄な心意気(むだなこころいき)
 18禁ゲーム『DEMONBANE』がいたく気に入った団長は、その設定資料集を買いたがっている。しかし、彼が普段足を運ぶ範囲には、それはない。かと言って、わざわざその筋の店に行くほどの動機はない。だからと言って人にエロゲー本を頼むのはエロ本を買う罪は己の肉体に刻み込むべしという団長の心意気にも反する。
 結論として、未だ買っておらず、この麻疹が治まるのが先か、本に出会うのが先かは神のみぞ知る、といったところである。
(2003-11-01)

毛がない(むもうはつみ)
 ある日の会話より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
皇子:「…といったわけなんですよ」
団長:「なるほど、しかしいつにも増して、不毛な会話だった」
皇子:「実りはなかったですが、有毛ではあったような気はしますが?」
団長:「む、なんだ、その言い様は。まるで有毛は善で、無毛は悪であるかのような主張が見て取れるぞ。無毛の何が悪い、頭髪以外は無毛を好む現代人類はなぜに、その価値観中に頭と言う局所にのみ毛をよしとするのか。あるいは寧ろ、なぜ頭部無毛は良くないのか?無毛に価値はないのか?無毛とはそんなにも迷惑なのか?!いや敢えて言おう。無毛であることは結果であり目的ではなかったと!」
皇子:「何一人で盛り上がっているんですか?」
団長:「いや、久しぶりのはげネタだったので、つい嬉しくてな」
皇子:「マゾですか?貴方は」
団長:「いや、否定はせんが、むしろSかと」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ぶっちゃけ、結構前髪の生え際が控えめになった気もしますし。
(2003-12-17)

メタル調(めたるちょう)
団長の職場では名札を着用することが義務付けられている。
しかし、それは二枚の樹脂板で一枚の名前を印刷した紙を挟み込むだけの安易なものであり、耐久性は高くなくむしろ脆い。当然、空中分解することもままある。
その日の団長もまさにそうだった。
画面に向かい業務にいそしんでいる中、妙に軽快な擬音と共に自然分解したそれは、服に留められた基部を残して崩落し、団長の本名を書いた紙を地面に落とした。
不吉だな、などと思いながら団長は仕方なく名札の応急修理に取り掛かった。
折り悪く普段とは違う場所での業務であり、道具はほとんどなく、当座の対策として業務用の金属製資料止め具(一般にゼムクリップと呼称される)で樹脂版を挟み込むしかなった。
特に実用上問題を感じなかったため、彼はそのまま業務に戻ったのだが、他の方々は黒と銀で彩られることになった名札がひどく気になるらしい。
ギョッとされたり、どうしたの、と聞かれるだけならばともかく、
メタル調に鞍替えしたの?
などと訳の分からない突っ込みを受けるにいたった。
なお団長は、妙に、このメタル調という文字列が気に入ったため、しばらくゼムクリップ装飾型名札でいくつもりであるという。
(2003-05-11)

メタル調補足(めたるちょうほそく)
名札が空中分解したとき、団長の脳裏を駆け抜けた言葉は、
「トイレで分解しなくてよかった」
であった。もっとも、ネタ的には其方のほうが大きく扱えるのでありがたくはあるのだが。
(2003-05-12)

メタル調補足への反省(めたるちょうほそくへのはんせい)
己の日常生活をネタと化すことにある種の使命感を感じている自分に気づいた時は流石にこれではいけないと反省せざるを得ない。
(2003-05-13)

メディカルステーク(めでぃかるすてぇく)
 注射のこと。この単語の始まりは単に「メディカル(Medical)=医療の」と「ステーク(Stake)=杭を刺す」を組み合わせただけであり、患者が笑いながら「昨日、メディカルステークを受けてさ」などと馬鹿話をしているうちはよいのだが、注射器を持つ人物側が「くらえっ!メディカルステークッ!!」などと言うのは大問題だし、一本目が終わっても次の針も打たねばならないときに、「弾薬装填!」などと言いながら新しい注射器を構えることなどもってのほかである。
 もっとも、RPG内での話なので大した問題はないといえば、ないのだが。
(2003-02-09)

メローのヴァプール(めろぅのばぁぷぅる)
 日本人に馴染み易く言うと銀ムツの蒸し焼きになる。こういうとおフランセ料理の有り難味が心なしか薄まるから不思議だ。
(2003-09-20)

模型誌業界の隙間産業(もぐら)
 斑鳩皇子に言わせると、徐々に業界を制覇しつつある若き覇王「電撃HOBBY」と確実に衰退しつつある往年の雄「HOBBYJAPAN」の影で、バルキリー特集や神々の島、JAFCONリポートなどでジュラ紀の哺乳類のように走り抜けるMODEL GRAPHIXは隙間産業と呼ぶにふさわしいらしい。
(2003-04-15)

秋発売(もけいぎょうかいのもんだい)
 5月時点でモックアップ写真が雑誌に公開され、今秋発売と書かれ続けたコトブキヤ製インジェクションキット「ヒュッケバイン」は未だ発売されず、ひっそりと掲載された小さな広告によれば11月発売であると言う。12月から2月を冬、3月から5月を春、6月から8月を夏とすれば、確かに9月から11月が秋であろうが、最後にヒュッケバイン系列機体が存在するゲームが発売されたのが3月であり、それを軽く半年以上遅れての発売を試みると言う時点で既に、模型業界のマーケットリサーチと製品開発の連携の夜明けは遠いと言わざるをえまい。
(2003-10-01)

死亡記念と終了記念(もけいぎょうかいのもんだい2)
 商品の販売は広告との連携が欠かせない。広告とは単純なCMやポスターだけでなく、あらゆる時勢の流れの中でのその商品に注目を集める手段全てを指す。例えば、あるロボットが番組中活躍するならば、その活躍中こそが当のロボットの販売に最適な時期と言うことになるだろう。にもかかわらず、1/144はパイロット死亡記念に、1/100はそもそも番組終了後に発売されるGAT-X207 ブリッツは悲惨としか言いようがあるまい。アルテミス攻略など、ミラージュコロイドによる活躍時に発売されていればもっと売り上げの向上が見込めただけに悔やまれる展開である。
(2003-10-02)

モテナイ人(もてないひと)
親戚の子供と団長の会話より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
お子:「お兄さんは夏休みに家に居るけどモテナイ人なの?」
団長:「そうだね、向き不向きがあるんだよ」
お子:「お兄さんなら、告白されたことはあるんじゃないの?」
団長:「そうだね、良い悪いは人の価値観によるんだよ」
お子:「??」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外に出るより家でキーボードを叩きたい、孤独癖のある趣味的システム構築屋にしてプログラマーの脳内スキーマを子供に説明するには弁論術がやや不自由であると実感する。もっとも、上記の会話で一番イタそうであったのは、隣にいた団長の母上様であったりするが。
(2003-08-09)

モテナイ人・補足(もてないひとほそく)
 メールでまで質問を貰ってしまった、団長は告白を受けたことがあるか、という問題であるが、信じられないことに告白された回数は思いのほか多い。では、何故「付き合う」事をしないのか、と言う疑問が発生するらしいが、それは単に団長が「そんな事に維持コストを支払う気がない(こんな台詞がさらっと出る時点で人付き合いする資格はないという説もある)」という、廃人も極まった対人関係障害者であるからに過ぎない。
(2003-09-30)

優しさの容(やさしさのかたち)
 ここ数日の野良騎士用語でも紹介したが、団長のPCは最早型遅れであり、無理な稼動は容易く機能停止の危機へと繋がる。そして、現行機種一般の通常動作でも、そのPCにとっては無理な稼動となる場合が数多く存在する。故に他の者は老人を労わるかの如く団長のPCを労わり、高性能を要求する危険なwebページには足を踏み入れさせまいとする。そう、それは優しさなのだ。
 しかし、この種の優しさは往々にして受ける側を惨めな気持ちにさせるので注意が必要である。もっとも、人間、人の優しさで惨めさを感じるようになっては終わりなのかもしれないが。
(2003-06-06)

家主の権威(やぬしのけんい)
 例会の時、アヴァロンをノックした人物に「入って良いですよ」と言うのは、アヴァロンの住人であるはずの斑鳩皇子ではなく、何故か団長である
(2003-01-11)

家主の権威のさらなる低下(やぬしのけんいのさらなるていか)
 だからと言って、アヴァロン備え付けのコップを割ったときに謝る時くらいは団長ではなく斑鳩皇子にするべきだと思うがどうだろう。
(2003-01-12)

家主の権威のさらなる低下GM編(やぬしのけんいのさらなるていかげぇむますたぁへん)
 さらにいえば、斑鳩皇子がゲームマスターをしているRPGにおいても、他のプレイヤーが彼に顔を向けている時間が団長に向けているそれよりも長くない、というのは斑鳩皇子の権威の低下と言うよりはむしろ団長のプレイヤーとしての技量が足りないと言うべきだろう。
(2003-01-16)

学習結果比較(ゆびおりかぞえてはいけません)
 大ZOIDS博にて。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長:「しかし、本当にTOMMYのイベント開催能力の向上は目を見張るものがあるね」
皇子:「まったくです」
団長:「やはり、昨今の出展回数の増加による経験が勝利の鍵かな」
皇子:「それもあるでしょうが、使える担当者がいるのでしょう。あそことか、あそことかは何度やっても駄目なままですからね」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 怖いので、笑いながら洒落にならないことを指折りしながら言うのは禁止事項にしたいが、いかがなものであろうか。
(2003-07-26)

指輪物語に見るパーティ内役割分担(ゆびわものがたりにみるぱぁてぃないやくわりぶんたん)

 アラゴルン:危機担当
 レゴラス :活躍担当
 ギムリ  :オチ担当
 真面目に生きて、充分に戦士としての役割を果たしているギムリがオチをも見事にこなすのは、ドワーフの面目躍如である。
(2003-03-02)

指輪物語に見るホビットの行動(ゆびわものがたりにみるほびっとのこうどう)
 つまる所、奴らも保護者無しでは遊んでいられないということだ。
(2003-03-01)

用語の拡散と言葉の変化 (ようごのかくさんとことばのへんか)
 野良騎士用語が野良騎士団以外でも使われることもある。
 しかし、その用法はそれぞれの集団において適切であるように変形し、意味すらもそれに併せて変化していく。

 例えば「ギャルギャルしい」という言葉は野良騎士用語では「女人が多い様」を表しているが、これを「過剰に少女趣味じみた様子」を表す言葉として使っている集団が実在するという。

 言葉とは斯様に変化するものであるということを思い知ると共に、何時の日にか『野良騎士用語 改訂版』を作る日が来るかも知れないと思うとなにやら薄ら寒いものがある。
(2003-01-07)

よくないASTRAY(よくないあすとれい)
 野良騎士団では戸田泰成先生に最大級の敬意を表し、戸田泰成版漫画機動戦士ガンダムSEED ASTRAY Rを『よくないASTRAY』、ときた洸一版漫画機動戦士ガンダムSEED ASTRAYを『よいASTRAY』と呼び習わすことにする。
 何が良くないかは敢えて多くは語らないが、団長は、戸田泰成版漫画機動戦士ガンダムSEED ASTRAY Rが大好きであることをここに明言する。
(2003-05-29)

良くないブレイク(よくないぶれいく)
 今、日本で最も洗練された外見を誇るガンダムヲタク、特撮番組『仮面ライダー龍騎』で仮面ライダーゾルダ役を演じたモデルである良平氏の、各模型およびガンダム系雑誌でのブレイクぶりは非常にすばらしいものがある。 某雑誌では専用ガンダムまで画いてもらっておりご満悦となるなど、誠にうらやましい限りである。それはよいのだが、氏のこのブレイクは氏にとって本当によいものであるか否かはやや疑問が残るといわざるを得ない。
 もっとも、野良騎士団の見解としては是非このまま邁進していて頂きたいと考えているのだが。
(2003-02-01)

酔っ払う(よっぱらう)
 RPG用語としての「酔っ払う」は主に力に酔ってしまった場合に用いられる。そして、力に酔って上手く行った例は今のところない
 今までそうでなかったキャラクタが急に強力な力を得た直後などは空きっ腹へのウィスキーをストローで呑む程度に酔い易いので注意が必要である。
(2003-04-14)

よわよわ(よわよわ)
 団長の姉上の友人の一人は、ライダーマンの事を、こう呼ぶらしい。初代戦う科学者とも言われる彼に対して若干失礼な気もするが、事実なので反論はできない
(2003-02-25)

四コマ漫画の主線に見る世相(よんこままんがのしゅせんにみるせそう)
 野良騎士団随一の四コマ漫画観察者である斑鳩皇子によれば、昨今の四コマ漫画の主線は細くなる一方であるという。
その結果、非常にギャルギャルしいものが多くなっているらしい。
 それは退化であろうか。この問いの答えは否である。ギャルに満ち溢れた別冊まで付くらる程の隆盛を誇っているのがその証拠である。
 過日、お偉い先生が「日本人総オタク化」と言う発言をして世間の失笑を買ったことがあるが、あながち間違っているとはいえないようだ。
(2003-04-17)

ラガーめん(らがーめん)
 厨房長Kが出会った、珍メニューの一つ。その実体はラグビーボールを二つに割ったような舟形容器に入った大盛りラーメンである。特徴は、その量のみに尽きる。珍メニューをこよなく愛する厨房長Kをして、「名前からして駄目っぽい」と言わしめた至高の逸品。
(2003-02-13)

R OR S(りあるおあすぅぱぁ)
 会社の研修中の発表で、友人に「内容がリアルだったな」と言われた際に、「そうかな、しかし私はむしろスーパーの方が好きなんだけどね」などと口走るのは、明らかにスーパーロボット大戦に毒され過ぎているので止めるべきだ。
(2003-01-09)

理解された男(りかいされたおとこ)
 その日も団長は小物をなくしていた。
 それ自体はさして珍しくもないが、その日の失せ物は借り物であり、慌てて立ち上がり調べ始めたが、同行していた皇子が一言、言った。「鞄を探してください」
 果たしてそれは確かにそこにあった。
 仕舞ったところを見たのかと尋ねる団長に、皇子は首を横に振り、やはり一言こういった。

  「私はあなたよりも、あなたのことを理解しているつもりです」

 …恥ずかしながら、理解されてしまいました。
(2003-03-20)

理解された男2(りかいされたおとこ2)
 その日、男は遂に非常手段に打って出た。仕事があまりに凄まじい密度となり、例会の準備は不能であるという結論に達したのだ。敗北を認め、事前の策を打つべく周囲に連絡をとるが、不思議と思ったよりも反応が軽い。なぜかと問うて見れば、次ぎのようなにべもないお言葉が。

 「僕も副団長も、この時期、貴方は忙しくなると読んでいましたから

 …相変わらずの理解された男加減が嬉しくもあり、悲しくもあり。
(2003-06-20)

リストラ組(りすとらぐみ)
※この用語はPS、PS2のゲーム『スーパーロボット大戦αシリーズ』に関する知識を得てから読むことをお勧めします。
 SRXチームのこと。第一次で主役を張りながら、外伝の出番はわずか、第二次に至っては隊長のみの登場と、着実に追い遣られていく彼らの姿は見ていてバブル期入社の中年サラリーマン並みに涙を誘う。類例に、かなり本筋に絡んでいながら矢張りリストラクションの憂き目に合ったライディーンやマクロスシリーズがある。
(2003-11-10)

続・リストラ組(りすとらぐみぞく)
 何にせよ、『スーパーロボットスピリッツ』『リアルロボットファイナルアタック』などでスタメンを張っていたSRXチームが、新作である『スーパーロボット大戦スクランブルコマンダー』にも出撃を許されない様は、栄枯盛衰を感じさせざるを得ない。陸戦ロボットが基本であり、合体するとサイズが変わるSRXチームは非常に『スーパーロボット大戦スクランブルコマンダー』向きであると推測されるだけに個人的には悔やまれるところであると思っている。
(2003-11-13)

量と質(りょうとしつ)
 両立しないものの好例。年を経るごとにサイズは増えるが質が向上しない(むしろ悪化している)このページにも適用できる真理である。
(2003-02-07)

寮の臓腑(りょうのぞうふ)
 団長の生息する寮には多くの寮がそうである様に雑誌捨て場がある。それはまさに寮の臓腑と呼ぶに相応しい様相を呈するワンダーゾーンである。すなわち、寮生のありとあらゆる趣向が詰めあわされているに等しいさまざまな蔵書が無造作に捨てられているため、その趣味が一目瞭然になってしまうのである。そこにあるのはジャンプから情報処理試験対策まで、あるいは模型雑誌から園芸雑誌まで、あるいはエロ漫画からエロ写真集までを取り揃えたその場は、まさにカオスである。故に時として思わぬ収穫があり、そこに『宝探し』に来るものは後を絶たない。
(2003-03-26)

臨海ホテル(りんかいほてる)
 池上宅のこと
 アヴァロンに宿泊しきれない人員を宿泊させていただくことが多いためこのように呼称される。
 いつもお世話になってます。
(2003-05-03)

特殊能力はレーダ感覚(れぃだぁせんすかくせい)
 映画『デアデビル』のポスターを見るに付け、彼のヒーローの特殊能力は本当に電探感覚のみで戦闘能力は自前の分だけなのか、などが気になってならない。
(2003-04-23)

例会の朝に見る野良騎士団内の発言力についての考察(れいかいのあさにみるのらきしだんないのはつげんりょくについてのこうさつ)
 一見、野良騎士団で指揮を執っているのは団長であるかのように見える。しかし、例会二日目の起床時およプレイ開始時間を調べると、それらは全て副団長が起き出す時間に従属し、結果としてそれらは副団長のその日のゲームへの動機付け(モチベーション:motivation)によって決定することが判る。すなわち、野良騎士団内における発言力は団長よりむしろ副団長が…
 …やめよう。
 これ以上はただ悲しい事実を寂しく見つめるだけになるのが判っているから。
(2003-02-19)

冷房雨(れいぼうう)
 冷房の室外機から排出するべき水が室内機からこぼれだす事。
 これが甚だしい場合は冷房豪雨となり、室内にマイナスイオンを溢れさせんばかりの勢いで辺りを水浸しにするので注意が必要である。
(2003-08-04)

室内降水率(れいぼううのふるかくりつ)
 冷房雨の発生確率のこと。なお、アルビオン和室は熱帯雨林並みの豪雨地帯なので注意が必要である。
(2003-08-05)

檸檬の雫(れもんのしずく)
 今月は財政的に苦しいとの理由で、『食卓レモン』を買い、それを水道水に振り、
「おいしいレモン水!」
と称しているところを上司に目撃され、非常に複雑そうな、それでいて悲しそうな目をされるとこちらまで悲しくなるので勘弁して頂きたい。
(2003-05-20)

労働基準法(ろうどうきじゅんほう)
 「絵に描いた餅」の婉曲表現
(2003-12-02)

ロボGM(ろぼげぇむますたぁ)
 どうも最近、メカニックもののマスターばかりやっている気がした団長は、ここ数年の己のマスタリングゲームを振り返ってみた。

   2003年度上期:Original Generation in LLK[メカもの](第三次)
   2002年度下期:Original Generation in LLK[メカもの](無印、第二次)
   2002年度上期:Universal Century in LLK[メカもの](0093,ジオンのオデッサ0079), Original ZOIDS in LLK[メカもの]、ソードワールド[ファンタジー](単発)
   2001年度下期:Universal Century in LLK[メカもの](アフターセンチネル0089、シース隊0091)
   2001年度上期:Universal Century in LLK[メカもの](アナザーセンチネル0088)、ドラゴンアームズ[メカもの]、天羅万象・零[ジャポネスク]、GURPS RUNAL[ファンタジー](ミニキャンペーン)
   2000年度下期:Power Play Powerd[ファンタジー](セカルド島編)(キャンペーン)
   2000年度上期:Power Play Powerd[ファンタジー](ポートアール編)(キャンペーン)
   1999年度下期:Universal Century in LLK[メカもの](0087後編)

 最後の単発シナリオが一年前(ソードワールド)、
     ショートキャンペーンは二年前(GURPS)、
         キャンペーンにいたっては、二年半前…こいつは凄い

 基本中の基本、ファンタジーRPGのマスターをこんなにやっていないのは冒涜的ですらある。
早急な改善が望まれるところである。
(2003-04-16)

浪漫のツボ(ろまんのつぼ)
ある会社の休憩風景より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
団長:「短波長の電磁波が見事に散乱し切っているな」
友人:「これだけ角度が付くと長い時間気圏内を通らねばならんからね」
後輩:「二人して夕日見ながら何言ってんですか?」
団長:「いや、ただ赤くて綺麗だと言っていただけだ」
後輩:「今の会話のどこがですか?」
友人:「青は短波長、赤は長波長、ということだよ」
後輩:「?」
団長:「例えば、赤道直下の垂直に降り注ぐ陽光は、垂直であるがゆえに大気中で散乱する距離が短いので、散乱しやすい短波長も弱まっていないから、青い。しかし、沈みかけると空気の層に対して斜めに差し込むことになるから散乱が進み、青がなくなり、赤くなる。浪漫だろう」
友人:「浪漫があるね」
後輩:「今の話のどこに?」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 研究者と営業では浪漫のツボが違うらしい。
(2003-05-24)

若者の鞄(わかもののかばん)
 片側の方にだけかける形状の背嚢を買った斑鳩皇子は、常に負荷が集中する方の肩が張った状態になり、こういった形状の鞄はそれに耐えうる若者向けなのであると痛感しているところらしい。
(2003-12-09)

若者の鞄に対する考察(わかもののかばんにたいするこうさつ)
 団長の美的感覚に基づけば、全体としては対象でありながら、細部が非対称であることで均衡を崩すことで生み出す緊張感からくる美は理解できるが、全体としての非対称は一種の違和感を感じ、美とは感じ得ない。
 故に片側の方にだけかける形状の背嚢であるところのが若者の鞄には美を感じない団長はそれを購入した皇子に、それを気に入った訳を質問した。それは極めて強い知的好奇心からくるものであった。しかし、応えは無常でかつ極めて人間的なものであった。曰く、「最近、みんなが持っているから」である。
 その時、団長は自分が社会的に適合する種の人間ではなく、皇子は極めて社会に適合している人間であると言う事実を再認識せざるを得なかったと言う。
(2003-12-10)

PASSWORD
管理人連絡先はこちらです